ゲーメスト編集部の話8

 攻略記事に好意的なメーカーさんだと、基板を自由に使わせてもらえる事も多々ありました。

 例えばコナミ。ゲームは「パロディウスだ!」

 僕は担当じゃなかったんだけど、カメラ役で取材した時もありました。その時の話。

 当時のコナミの広報担当:安部さん立ち会いの元、ゲームをプレイしてはストップボタンで画面を止めて撮影の繰り返し。この基板が良くフリーズする基板だった。

 ところが、だ。コナミの安部さん(女性です)がストップボタンで止めても、再度復帰するのに対し、ゲーメストスタッフが押すと永久に止まったままで、続行するには電源を落とさなければならないという、間違いなくこの基板の性別は男だろうという事態に何度も出くわした。

 「パロディウスだ!」は2周目ともなると高難易度のゲームで、開発基板と言えどもステージや周回セレクトの機能は付いていなかった。つまり、2周目の画面を撮影するには、2周目までプレイせねばいけなかったのだ。

 当時のコナミは、神田の編集部から歩いていける距離の九段下(神保町)にあった。コナミは“神”の付く街に会社を建てるというジンクスがあった。本社のある神戸、神谷町…。その神にも見放されたのが、さすがゲーメストスタッフといった所か(笑)。

ではまた気の向いた時に。Seeya!

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