Misskeyのモデレーターになって変わったこと

本記事は、えとねるん Advent Calendar 2022の21日目の記事です。Misskeyを知っている前提で書かせていただきます。Misskeyを知りたい方は、こちらをご確認いただければ幸いです。

モデレーターになってから、これまでの自分が触れてこなかったことを行うようになりました。

英文を読むようになった

えとねるんに来た当初からblob emojiを増やしたいと思い、かなりの数のblob emojiを追加してきました。ただ、既存のカスタム絵文字だけでは満足できず、従来存在しないようなblob emojiも追加したいと思うようになりました。

「blob emoji」とGoogleで検索すればわかると思いますが、日本語の情報が殆どありません。なので、blob emojiを探して追加する時には、英文を読む必要があります。

私は英語が苦手です。ただ、カスタム絵文字を探すため、モデレーターになる以前よりも辞書や翻訳を頼りに英語を読む機会が増えました。今でもすらすらと読めるようになっていませんが、以前よりも英文への苦手意識が減ったと感じます。

画像加工ソフトを使い始めた

Misskeyでは、文字のカスタム絵文字があります。例えば、「知見」や「そういう日もある」などが挙げられます。当初は、他のインスタンスのカスタム絵文字や絵文字ジェネレーターからそれらを追加していました。

しかし前者の方法では、使いたい文字のカスタム絵文字が存在しない場合もあります。また、後者の方法では、幅の調整ができません。そのため、カスタム絵文字を自分で作ろうと考え、画像編集ソフトのGIMPをインストールし、カスタム絵文字を自分で作るようになりました。

初めはGIMPの操作方法がわからなかったですが、調べながら操作方法を徐々に覚えていきました。今でも完璧に使いこなせているとはいえませんが、カスタム絵文字を作る範囲で困らない程度には使えるようになりました。

フォントを意識するようになった

カスタム絵文字を自分で作る内に、既存のフォントだけではつまらないと感じ、フォントをこだわって個性を出したいと思いました。インターネットでフォントを探してみると、天浜線フォントニコカあんずもじなどを発見しました。世の中には、自分が思っているよりも多種多様なフォントがあると実感させられました。

GitHubの操作を覚えた

モデレーターとしての活動は、絵文字を追加することくらいです。色々なカスタム絵文字を探しているうちに、どうやら絵文字の製作者の名前を出せばある程度自由にできる絵文字があることを知りました。例えばGopherというキャラクターのライセンスは、Creative Commons 3.0 Attributions Licenseです。

The gopher images are Creative Commons Attribution 3.0 licensed. That means you can play with the images but you must give credit to their creator (Renee French) wherever they are used.

https://go.dev/blog/gopher

ただ、カスタム絵文字の作者名を表示する機能はMisskeyにありません。そこで、えとねるんDocsというサイトに作者名を表記してもらおうと考えました。えとねるんDocsはたんぬさんが作ったサイトで、えとねるんに関することが載っています。そのため、管理者のたんぬさんに直接連絡をして、ライセンスの表記をお願いしました。

快く承諾してもらえたものの、たんぬさんが多忙だったみたいで、サイトが更新されていませんでした。幸い、えとねるんDocsのソースコードはGitHubで公開されていました。忙しい時間を使ってたんぬさんにサイトを編集してもらうより、自分の手で編集しようと思いました。

問題は、GitHubの操作ができるのかという点です。それまで私は、プログラミングと縁遠い人間でした。HTMLやJavaScriptは多少触ったことがありますが、Gitは触ったことはありません。そもそも、GitやGitHubに関する知識が皆無でした。

自分のプログラミング技術を考えると、HTMLの編集は難しいと考えました。そのため、MisskeyのページのリンクをえとねるんDocsに挿入することにしました。悪戦苦闘しながらも、なんとかプルリクエスト(ソースコードの変更の要求)を出すことに成功しました。

GitHubを自分の人生で使うとは全く思いもしていなかったですが、思いもしないところからGitHubとの縁ができました。

まとめ

英文・画像加工・フォント・GitHubは、かつての自分だったら全く触れなかったことです。モデレーター権限をもらったことで、それまで縁遠かった世界に関心をもつことができました。



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