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アジアの伝統衣装

Photo by Kayagumplayer

チマ・チョゴリ (Chima Jeogori)、韓国

20世紀初めから韓国に伝わる女性用衣装。チマ(下衣)とチョゴリ(上衣)からなるスタイルで、かつては年齢や階級によって異なる色・素材が使われていました。

現在は日常的に着られることはありませんが、主に冠婚葬祭に着用されます 。


デール (Deel)、モンゴル

モンゴルの民族衣装。モンゴル人は騎馬民族であるため、衣装は足と腕の動きを妨げない乗馬に適した工夫がされています。

冬は特に厳しい大陸性気候に合わせて、風を通さず保温性の高い素材が使われています。冠婚葬祭など特別な日にはシルクが使われた上質なデールが着用されます。


クバヤ (Kebaya)、インドネシア

インドネシアの女性が着用する衣装。クバヤとは上に来ているブラウスのことで、サロン(ロングスカート状の腰布)やスレンダン(腰紐)と合わせて着用されます。

タイトなデザインのため、一般的にはオーダーメイドで自分の体形にぴったりなものを作ってもらうことが多いそう。


アオザイ (Ao Dai)、ベトナム

ベトナムの民族衣装。ベトナム語で「長い上衣」という意味で、クワンと呼ばれるパンツと組み合わせて着用します。

脇に深いスリットの入ったアオザイは中国のチャイナドレスの影響を受けたもので、素材や生地の薄さはベトナムの気候に合わせて作られています。


シラーワイ (Siwalai)、タイ

タイの女性が着用する伝統的なスタイル。筒状のスカートと「サバイ」と呼ばれる上半身を巻く布で構成されており、さらにその上からシルクの布を肩から掛けるのが一般的です。地域によって衣装のデザインや刺繍の模様が異なります。


シャルワール・カミーズ (Shalwar Kameez)、パキスタン

パキスタンで男女問わず日常的に着られる衣装。カミーズ(シャツ)とシャルワール(ズボン)のセットで着用され、女性はさらにドゥバッター(ストール)を組み合わせます。


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