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2023-2024 Saalbach(AUT)ザールバッハ 3/22 結果

アルペンスキーワールドカップ、最終戦はスピードウィークに入りました!Saalbach(AUT)ザールバッハでのレースは残り2つ!

2024年3月22日(金)は、スーパー大回転(スーパーG・SG)です!この最終戦で、種目別年間タイトルが決まりますよ!

Saalbach(AUT)ザールバッハのコースはこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!

スタートリスト

スーパー大回転(スーパーG・SG)は、ランキングトップ10の第1シードがスタート順6~15、トップ11~20の第2シードはスタート順1~5と16~20の間です!

通常のレースは、トップ30に入るとポイント獲得できますが、最終戦はトップ15に入らないとポイント獲得できません。

3月22日(金)Saalbach(AUT)ザールバッハのスーパー大回転(スーパーG・SG)のスタートリストはこちらです!

6.Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン
7.Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リード
8.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
9.Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ
10.Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン
11.Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー
12.Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ
13.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
14.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
15.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

今シーズンランキングトップ25以内の選手が出場できますが、Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデAdrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッドDaniel Hemetsberger(AUT)ダニエル・ヒメッツバーガーが怪我で欠場です。

そのため出場選手は全部で23人!ジュニア世界選手権の優勝者Max Perathoner(ITA)マックス・ペラソナーも出場しますよ!

ランキングトップだけがつけられるレッドビブは、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット!大回転(ジャイアントスラローム・GS)では、まさかのレース展開でしたから、今日のレースで優勝と種目別年間タイトルを狙ってくるでしょう!

Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットがコースアウトやミスでノーポイント、Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤーが優勝というようなレース展開だとタイトルを逃してしまう可能性もあります!

FIS FIS Alpine公式Instagramでも注目の投稿がありました!どっちが勝つのか?!

2023-2024シーズンのスーパー大回転(スーパーG・SG)種目別年間タイトルは、一体誰が勝ち取るのでしょうか?!注目していきましょう!

FIS FIS Alpine公式YouTubeでは、優勝予想が投稿されていましたね!

レース結果

3/22(金)のSaalbach(AUT)ザールバッハは晴れ!スタート地点は+9℃、ゴール地点が+10℃とかなり暖かい気温です。

FIS Alpine公式Instagramで当日の朝のコンディションが投稿されていました!コース状況は悪くなさそうですが、気温次第といったところでしょうか?!

今日のコースセットは、インターバルがあってスタート直後からスピードが出るセット。中盤からゴール前へかけてしっかりとふり幅があって斜面変化でジャンプもあります。

コースの難易度はそれほど高くなく、急斜面が少ないのでスキーを滑らせる技術が必要そうですね。

1番スタートは、Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェル!序盤から柔らかいエッジングでターンを繋いでいきます!斜面変化も上手くこなしながら大きなミスなくゴールし、タイムは1:14.13!これが基準のタイムとなります。

Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェルは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてくださいね!

2番スタートは、アメリカのJared Goldberg(USA)ジャレット・ゴールドバーグ!序盤は斜面変化で大きくジャンプしてしまいますが、ラップタイムで通過!しかし中盤から終盤のふり幅があるセットでタイムは遅れに変わり+0.13差の暫定2位です。

3番スタート、地元オーストリアStefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキーが登場。地元は大歓声に包まれます!序盤から安定したターンをしていきますが、ラインどりが攻めきれないのかタイムは遅れ徐々に広がってしまいます。ゴールして+0.75差の暫定3位です。

4番スタートは、ここSaalbach(AUT)ザールバッハの大回転(ジャイアントスラローム・GS)で優勝したLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード!序盤から柔らかい下半身の使い方、なめらかなターンでラップタイムで通過!雪けむりが全然立ちません!中盤でもスピードを繋げリードを広げます!ゴールして-0.74差の大きなリードで暫定トップに立ちます!

Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてくださいね!

5番スタートは、同じくスイスのおばさんの推しArnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット!序盤から安定した低い姿勢で攻め、最初のチェックポイントはラップタイム!ジャンプの方向を少しミスしますが、スピードは繋がります。勝負はゴール前!+0.12差の暫定2位です!ゴールして観客に手を振ります!

ワールドカップデビューイヤーで大躍進ですよね!おばさんはすっかりファンになりました。再レースからのキャリアベストを更新した、参戦7レース目のKitzbuehel (AUT)キッツビューエルのレースはこちらで紹介しているのでぜひチェックしてください!ほんとすごかったんですーーー!

第1シード1番手、6番スタートで登場したのが、Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン!序盤から低い姿勢でスピードを繋げ、第2チェックポイントまでラップタイム!終盤もタイム差をキープし勝負はゴール前!ゴールして-0.03差の暫定トップに立ちます!ゴール前でタイムを伸ばしました!

7番スタートは、今シーズン初表彰台と躍進した兄弟レーサーJeffrey Read(CNA)ジェフリー・リードです!序盤から攻めのターンでスピードを繋げますが、中盤でラインが落とされる箇所がありタイムは遅れます。+0.80差の暫定5位です。

Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リードは、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてください!

8番スタートは、今シーズンクラシックレースでの勝利など、大躍進のCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン!序盤から持ち前のダイレクトなラインどりで攻めていきます!しかし、終盤で攻めすぎて?!ポールに引っかかる箇所もありタイムは遅れます。+0.59差の暫定4位です。

9番スタートは、同じくフランスのNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ!今シーズン初優勝をあげました!序盤からラインどりで攻めきれず、タイムは遅れてしまいます。中盤以降もスキーのバタつきがあり、タイムを取り戻せず+1.09差の暫定8位です。

自身のInstagramでは、スタートハウスの緊張感溢れる写真を投稿してくれていました!これはコーチが撮影しているんですかねー??

続いて、今シーズンキャリア初の表彰台で勢いがあるスイスの新生Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンが登場!おばさんの推しです!!

スタートして一漕ぎしたところでストックが折れてしまいます!今シーズンストック折れたの2回目です!ストックなしのまま漕いでスキーを滑らせます!しかし、バランスもうまく取れないのか?!序盤でラインが落とされてしまい大きく遅れてしまいます。中盤以降もラインどりの遅れが取り戻せず+1.50差の暫定9位です。

自身のInstagramでは、「2本のポールがあった方が簡単」とコメント。アンラッキーでしたね・・・。

11番スタート、おばさんの推し地元オーストリアのRaphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーが登場!序盤はコンディションの影響か?!スキーが滑ってないような感じがします。タイムも大きく遅れてしまいます。中盤以降もふり幅があるセットでエッジングが強かったのか?!遅れが広がってしまいます。ゴールして+1.17差の暫定9位です。

Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

12番スタートは、今シーズン初表彰台にあがっているイタリアのハンサムガイ、Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカが登場!序盤からバランスを崩すシーンもあり、タイムは遅れてしまいます。中盤のふり幅があるセットでスキーのバタつきも多少あり、遅れが広がってしまいます。ゴールして+0.82差の暫定7位です。

自身のInstagramでは、「もし最後の写真の若い頃の私に戻って、このスポーツで最高のスキーヤーの一人として終われると言ったら、おそらく彼は信じてくれないだろう」とコメント。キャリアベストのシーズン!おめでとう!

13番スタートは、同じくイタリア、ベテランのDominik Paris(ITA)ドミニク・パリスが登場!コースはすでに溝がしっかりついています!序盤からリズムがつかめず、ラインが落とされる箇所がありタイムは遅れます。中盤の緩斜面でスキーが滑ってません。遅れが広がり+0.76差の暫定5位です。

そして、地元オーストリアの大歓声の中、大逆転で年間タイトル獲得できるか?!注目のVincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー登場!序盤からコンディションの影響か、タイムは遅れます。中盤以降はいいラインどりで攻めますがタイムは伸びません!+0.76差の暫定5位です!

いよいよ登場!レッドビブMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット!序盤からダイレクトなラインどりで攻めますが、やはりコンディションの影響か、タイムは遅れてしまいます。タイム差をキープし得意のターンで攻め多くの選手が遅れてしまう箇所でタイムを縮めます!勝負はゴール前!!+0.64差の暫定5位です。

表彰台を逃してしまいましたが、スーパー大回転(スーパーG・SG)の種目別年間タイトル獲得です!

Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

第1シード終了時点で、トップ3はこちらです!このまま、表彰台確定なるか!?スイス表彰台独占かもしれません!

  1. Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン

  2. Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード

  3. Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット

16番スタートは、キャリアベストのシーズンとなっているCameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー!序盤から積極的に攻めますが、タイムは遅れます。かなり雪がやわらかくなっている音がします。中盤でラインが落とされる箇所もあり遅れが広がってしまいます。+1.84差の暫定16位です。

17番スタートは、Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ!序盤から落ち着いたターンでスピードを繋げますが、コンディションの影響かやはり遅れが広がります。中盤以降もタイムを取り戻せず+1.40差の暫定14位です。

自身のInstagramでは、塩マークが!!

19番スタートで兄弟レーサーのGino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェルが登場!序盤で溝にハマってバランスを崩すミスがあり、大きく遅れてしまいます。スキーのバタつきも気になります。中盤でもラインどりが落とされてさらに遅れが広がってしまい+1.81差の暫定17位です。

Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェルについては、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

19番スタートは、カナダのレッドブルアスリートJames Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード!今シーズンは本調子といかず、苦しんでいます。序盤からコースの荒れもあってスキーがバタついてしまいます。タイムも遅れが広がり+1.28差の暫定14位です。うーん、難しいコンディションですねー。

続いて、20番スタートはアメリカの2世スキーヤーRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル!序盤はいいタイム差で通過しますが、ジャンプで飛びすぎでバランスを崩すミス!中盤でラインどりが落とされ+2.41差の暫定20位です。

続いておばさんの推しLukas Feurstein(AUT)ルーカス・フォルスタインが21番スタートで登場!地元オーストリアは歓声が大きくなりますよ!

序盤のジャンプでややバランスを崩しますがミスは最小限に!しかしコースの荒れがありスキーがバタついてしまいタイムが遅れます。ゴール前で攻めすぎてポールに内脚が引っかかり転倒!ゴールエリアのクッションに激突!!心配な転び方です。何とか起き上がりましたが、大丈夫でしょうか・・・。

Lukas Feurstein(AUT)ルーカス・フォルスタインについては、こちらの記事でも紹介してるので、ぜひチェックしてね!

22番スタートは、地元オーストリアDaniel Danklmaier(AUT)ダニエル・ダンクルマイヤー!序盤で大きくラインどりが落とされてしまうミスがあり、タイムは大きく遅れます。その後もミスがあり遅れが広がってしまい、+2.68差の暫定21位です。

最後のスタートは、ジュニア世界選手権の優勝者Max Perathoner(ITA)マックス・ペラソナー!序盤から若さ溢れる滑りで攻めていきます!荒削り感がいいですねーw応援したくなります!難しいコンディションですが、完走し+2.96差の22位です。

すべての選手が滑り終わり、表彰台確定です!

FIS Alpine公式Instagramにもトップ3のタイムが投稿されました!2023-2024シーズンを表すようなスイス勢の表彰台独占です!!すごい!!

最終結果

FIS Alpine公式Instagramでお祝い!Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティンが初優勝です!

Saalbach(AUT)ザールバッハの最終リザルトは、こちらです!

1.Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン
2.Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード
3.Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット
4.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
5.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
6.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
6.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
8.Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェル
9.Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リード
10.Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ

Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティンは、ワールドカップ出場100レース目、節目のレースで初優勝!やりましたねー!確実にポイント獲得する安定感に定評がありましたが、表彰台までが遠かっただけにうれしいでしょうね!!

Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードもスーパー大回転(スーパーG・SG)で3度目の表彰台でベストリザルトです!しかも、ロイックのキャリア初表彰台はここSaalbach(AUT)ザールバッハだったんですねー!やはり相性もよかったということですね!

そしておばさんの推し、Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットがついにやってくれました!今シーズンワールドカップデビューイヤーですよ!?大躍進すぎませんか?!うれしいーーー!おめでとう!!

FIS Alpine公式Instagramでもお祝いですー!おめでとうーーー!

レースのハイライト動画が、FIS Alpine公式YouTubeにアップされています!ぜひチェックしてくださいね!

スーパー大回転(スーパーG・SG)種目別年間ランキング

今日の最終戦の結果を受けて、スーパー大回転(スーパーG・SG)の年間ランキングが確定しました!

2023-2024シーズンの種目別年間ランキングは、こちらですよ!

  1. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット

  2. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  3. Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー

  4. Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン

  5. Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ

  6. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  7. Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス

  8. Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード

  9. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  10. Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リード

FIS Alpine公式Instagramで年間ランキングの表彰台メンバー紹介ですよ!

最終戦は表彰台を逃してしまいましたが、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが年間タイトルを獲得しました!2年連続のクリスタルグローブ獲得です!

スキー大国オーストリアの意地を見せたVincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤーは、地元オーストリアで逆転を狙いましたが叶いませんでした。

そして何といってもおばさんの推し、Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーが3位!!キャリアベストのシーズンとなりました。今シーズンは、滑降(ダウンヒル・DH)にもチャレンジしてポイント獲得していましたし、ほんとに来シーズン以降も楽しみですーー!

自身のInstagramでも、うれしそうな笑顔が!!おばさんもうれしい!!おめでとう!

いよいよ最後のレースが、3/24(日)Saalbach(AUT)ザールバッハで滑降(ダウンヒル・DH)のレースが開催されますよ。

日本でも放送がありますから、要チェックですよ!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


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