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【0〜1歳児のおすすめ絵本】我が家の子どもがハマった”おかわり”絵本をご紹介!

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今回は、実際に我が家で何度も繰り返し「読んで!」とリクエストされる、”おかわり”絵本をご紹介。
0歳〜1歳児に実際にハマったオススメ絵本をピックアップしました!

絵本の出版に関わる仕事柄、たくさんの絵本との出会いがあります。
子どもにも同じようにたくさんの絵本に触れてほしい!と赤ちゃんの頃から図書館や本屋さんによくお出かけしていました。

そんな中、コロナの影響もあり外出が制限され、実際に手にとって絵本を選ぶ機会が少なくなってしまった方も多いかと思います。
この記事がたくさんの絵本と出会うきっかけになれば嬉しいです。

『ママだいすき』

ママだいすき

『ママ だいすき』
文:まど・みちお
絵:ましませつこ
出版社:こぐま社  

娘が生まれてから初めて図書館に絵本を借りに行った日、パッ!っとタイトルが目に入り手にとった絵本です。
まだ喋れない娘に、いつの日か「ママだいすき」と言われたい!と思い…笑

読んでみると、絵に力と温かさがあり、内容はちょっとシュールで面白い。色々な生き物の幸せそうな親子が出てきます。
言葉のリズムを子どもと一緒に楽しめる絵本です。

かなりヨコシマな理由の出会いでしたが、これが以外と娘にハマり図書館に返却後に購入。何度も繰り返し読んでいました。

『ぴよちゃんとさわってあそぼ! めくってばぁ!』

めくってあそぼ

『ぴよちゃんとさわってあそぼ! めくってばぁ!』(現在はリニューアル版を販売)
著:いりやまさとし
出版社:学習研究社

小学生の姪っ子が自分の好きだった絵本をプレゼントしてくれました。
さすが子ども同士!娘もお気に入りの一冊になりました。

フェルトの仕掛けでさわってめくって、赤ちゃんの好奇心をくすぐります。
優しいタッチのイラストで、身近な生きものたちが「ばぁ!」とこんにちは!赤ちゃんも一緒に探して「ばぁ!」と、笑って喜ぶ仕掛け絵本です。

上手にめくれるように指先を動かす練習にも良いと思います。
丈夫で壊れないところも嬉しいです!うちの子はまだ何もわからない頃にフェルト部分を持って振り回していましたが(ハラハラする…)壊れませんでした!笑

『がたん ごとん がたん ごとん』

がたんごとん

『がたん ごとん がたん ごとん』
作:安西水丸
出版社:福音館書店

「がたん ごとん がたん ごとん」「のせてくださーい」と身近にあるものや動物たちがつぎつぎに列車に乗車します。
くり返しのリズムが楽しく、赤ちゃんの頃からよく読んでいました。
言葉がわからないうちも読んでいる間はジーっと集中して見ていた絵本です。
言葉がわかるようになってからは「これなあに?」と声かけをしながら楽しく読んでいます。

ごっこ遊びが始まると、絵本のマネをして「がたーんごとーん」といってぬいぐるみやおもちゃを集めて出発進行するように。
ファーストブックにもオススメの一冊。

『ぎゅっ』

ぎゅっ

『ぎゅっ』
作・絵:ジェズ・オールバラ
出版社:徳間書店

子どもとたくさんぎゅっとしたい!絵本の読み聞かせという大義名分の元、数え切れないほどぎゅっとさせてもらいました!笑

作中に出てくる動物たちの「ぎゅっ」。
主人公のジョジョがお母さんを見つけるページでは、娘も一緒に「ジョジョー!」と叫んで嬉しそうにしています。
大人も子どもも温かくなる最高のコミュニケーション絵本。

『のりもの いっぱい』

のりものいっぱい

『のりもの いっぱい』
作:柳原良平
出版社:こぐま社

バスへの興味から始まり、飛行機やヘリコプターが大好きな娘のために図書館で借りてから購入に至った絵本。
子どもの大好きなたくさんの乗り物が素敵な切り絵で登場します。
作者の柳原良平さんが大の船好きだそうで、乗り物と子どもたちへの愛情が感じられる楽しい絵本です。

大好きな乗り物が出てくると、まだ言葉が喋れない娘も一生懸命「あ!あ!」と必死にうったえていました。
だんだんと言葉を喋れるようになると、お散歩やお出かけのときに乗り物を見て「あの絵本に出てたね、一緒だね」と声をかけると「いっしょ!いっしょ!」と大興奮です。
親子の会話のきっかけに何役もかっています!

『うみのいきもの』

うみのいきもの

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『うみのいきもの』
原案・文:ドロシア・ディプリスコ・ワン
絵:ダニエル・J・マホニー
出版社:ワールドライブラリー

スライドすると海の生きものたちが「やぁ!」とごあいさつ。キラキラした箔と、ダイナミックに出てくるスライドの仕掛けで、海の生きものたちに出会います。
次は何が出てくるかな?と興味津々!とてもワクワクします。

「たこ」や「くじら」といった海の生きものたち。
絵本で楽しく広い海をお散歩気分で娘もルンルンです。
海外絵本ならではの色使いも楽しい一冊です。

『いやだ いやだ』

いやだいやだ

『いやだ いやだ』
作・絵:せなけいこ
出版社:福音館書店

「いやだ いやだって ルルちゃんは いうよ」から始まるこの絵本。
子どものイヤイヤ期、想像しただけでゾッとする方もいるかもしれません笑

ルルちゃんがいやだいやだって言うなら…。大好きなお母さんや大好きなお菓子だって、「いやだ」って言っちゃいます。保育園に履いていく靴まで…!!ルルちゃんグスンと悲しそう。。

ユーモアのある内容と、かわいいくて温かい切り絵(せなけいこさん大好きです!)で、なんだか我が子のイヤイヤ期もかわいく思えてしまいます。
イヤイヤが始まったら一息ついて、一緒にこの絵本を開くのもいいかもしれません。

我が家でもイヤイヤ期に突入した娘は大暴れ!なんてこともありますが、うちの母がプレゼントしてくれたこの絵本が大活躍!
ただし…お菓子の出てくるページで「アムアム」と食べるマネをしたり、くまさんの出てくるページで一緒に「ネンネ」とごっこ遊びをしてみたり。
使い方の角度が変化球な娘ですが、イヤイヤ期を楽しく笑って一緒に乗り越えられる一冊です。

『それいけ、スーパーてんとうむし!』

それいけ、スーパーてんとうむし

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『それいけ!スーパーてんとうむし』
作・絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン
出版社:ワールドライブラリー

小さなてんとうむしが、ピンチになって困っている世界中の動物たちを「それいけビューーン!」と助けます。
体の小さなむしが、大きな動物たちを助けるなんてすごくかっこいい!
私自身もだいすきな一冊です。

娘もスーパーてんとうむしが登場するページが好きで、一緒に「びゅーん!」と盛り上がっています。
優しくて大きな心をもった、小さなスーパーてんとうむし、頑張れー!!

表紙の裏に「10,9,8,7… 」とカウントできるようになっているのも楽しいです。
作者の遊びごごろと優しさに惚れ惚れする一冊。

『できるかな?あたまからつまさきまで』

できるかな あたまからつまさきまで

『できるかな?あたまからつまさきまで
作:エリック・カール
出版社:偕成社

歩いたり走ったり、体が動かせるようになる頃にオススメしたい絵本です!
動物たちが「きみはできるかな?」と読者を誘います!
絵本に出てくる動物たちの動きを一生懸命マネするうちに、最初はできなかった動きも回数を重ねる毎にできるようになったりと、親子で遊べるとっても楽しい絵本です。
体を使える絵本なので雨の日には必ずと言っていいほど読んでいます。

マネができた時はもちろん嬉しいのですが、マネが上手にできない時の一所懸命な動きもかわいくてたまりません!笑

エリックカールさんの力強く繊細な絵もとても素敵な一冊です。

まとめ【絵本は最高のコミュニケーションツール】

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我が家で実際に読んでいる絵本の中でも、子どもからのリクエストが多い”おかわり”絵本をいくつかピックアップしてご紹介しました!

「絵本の読み聞かせの仕方がわからない」「子どもの反応が薄いけどどうすればよいか」と聞かれることがあります。

私は読み聞かせのプロではありませんが、大人も一緒に楽しむことがイチバンだと考えています。
絵本を読みながら声かけをして楽しんでみてもいいし、絵だけを見ながら子どもとお話をしてもいいと思います。

子どもの反応が薄ければ、その絵本がその子にとってはまだ早かったのかもしれませんし、興味が今は他にあるのかもしれません。
時期を見てもう一度読んでみたり、別の絵本を試してみたり、子どもの様子を見ながら、その子の今いちばん楽しめる絵本をゆっくり見つけてみてください。

我が家でも絵本に全く興味を示してくれない時もあれば、ノリノリの時もあったりと、その日その日で全く違う反応をすることもあります。
日々の様子をみながら、子どもの気分にのんびり合わせつつ、大人もムリなく楽しみながら一緒の時間を過ごせたらいいなと思います。

絵本は最高のコミュニケーションツールです。
たくさんの人たちに素敵な絵本との出会いがありますように!

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