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  • アニメ『境界戦機』の個人的な感想とか

    境界戦機の感想文です。

最近の記事

【(具体的描写の)ネタバレ無し】『すずめの戸締まり』を観に行ったので話したい

まず『君の名は。』、『天気の子』と新海誠監督作品を連続して鑑賞してきた自分としては今回の『すずめの戸締まり』も期待して観に行ったのだが、まず簡潔に感想を言いたい。 期待してた以上に素直で屈託のない娯楽作品となっているのと、『天気の子』では控えめだった背景の美麗さが戻ってきていたと思えたこともあり、個人的に大変満足出来る作品となってい。 しかし一方で観客に遠慮せず胸の詰まるような描写もされていて、そういう「しんどさを感じる」所で人を選ぶかも知れないなとも考えてしまった。それ

    • 『想像力』と『意志力』の欠落ーアニメ『境界戦機』感想文の最終回

      以前話した内容と違っているがいつまでも破綻しきった設定を擦っててもキリがないと思ったのでご容赦頂きたい。 それでは主観に基づくものだが『境界戦機』なるアニメが何なのかを総括して話していこう。 1.世界観とストーリー展開(+α)の致命的な齟齬まずこのアニメは「外国に占領された日本を取り戻すために戦う」という触れ込みでスタートしておきながら、終盤では「ロシア中心の野合集団の傀儡として日本の一部の領有を宣言し、アメリカと事を構える」というトンデモ展開を迎えている。 「大きな敵と戦

      • アニメ『境界戦機』の個人的な感想 考察とも言えない感じのアレ編②(続・ここが変だよ!新日本協力機構)

        前回は新日本協力機構が如何にデタラメなものかを話してみたが、それに対する主人公サイド…レジスタンス組織のヤタガラスの面々のリアクションはどうだったのだろうか? 何しろほんの一年足らず前は敵同士だったのだ。そんな相手から「土地をやるから力を貸せ」なんて言われてるようなものだからさぞ強烈な反発が起こるものだと普通なら思うだろう。 しかしなんと言ってもマトモな道理なんて有りはしないこのアニメ。 なんと話を聞いたメンバーは揃いも揃ってこれを受け入れるのだ。 それもかなりノリノリで。

        • アニメ『境界戦機』の個人的な感想 考察とも言えない感じのアレ編①(ここが変だよ!新日本協力機構)

          前回は全エピソードへの感想も一段落したので総括記事でも書いて終わらせようとしたものの中々何から話したらいいのか決められなかったので時間が掛かってしまったが、結局その前段階として色々とツッコミが必要な所を思い付き次第話していくことにした。 今回話すのはアニメ二期後半において間違いなく主軸要素といえるが同時にそれまでの話どころかアニメ全体のコンセプトに真っ向から喧嘩を売っている『新日本協力機構』についてである。まずこの新日本協力機構(以降は新日本と呼称)が設立されることになった

        【(具体的描写の)ネタバレ無し】『すずめの戸締まり』を観に行ったので話したい

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        • アニメ『境界戦機』の個人的な感想とか
          60本

        記事

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第25話編②(赤ちゃんオチなんてサイテー!!!)

          一応北米軍を退けたとはいえ市街地を平然と戦闘に巻き込み、友軍の流血を見て見ぬふり。 補給のための海上ルートまで押さえられた挙げ句に戦力の要にしてヤタガラスが新日本協力機構を任されることになった切っ掛けである三機の「ヤタガラスのオリジナルアメイン」ことメイレスを実質的に一機失う大損害を被った新日本軍。 これはかなり厳しい戦後処理が必要になると思うのが普通であろう。 まぁ実際は全然そんなことなく一週間程度でほとんど町は元通りになったらしい。 ふざけんな!!!!!!現代で発生した

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第25話編②(赤ちゃんオチなんてサイテー!!!)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第25話編①(まさかの本音漏れ出し)

          カッコつかない、盛り上がらない、話の筋はいい加減と、三重苦揃ったこのアニメも遂に最終回。奇跡的な巻き返しなんてもはや期待しようがなく、むしろ予想していなかった方向に飛んでいき、ヘンテコな墜落をしてしまうのだろう。 ある意味衝撃的なものになるだろうことが予想出来る最終回について話していこうと思う。 さて前回はガイが過電流だかで調子がおかしくなった挙げ句ガイが消え、ケンブが機能停止状態になってしまってさぁ大変!…というところで終わっていた。 そんなケンブの姿を見たブラッドは「(

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第25話編①(まさかの本音漏れ出し)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編③(取りこぼした色々について)

          大筋を追っかけることに夢中になって抜けていたところの多さにビックリしたので追加で記事を書く。 まずゴベールだが前回どこかのビル街で襲われたのを返り討ちにしてからどこに行ったのかと思ったら新日本に来ていたようだ。 そこで追ってきたディエゴだかディアゴスティーニだかと立ち話していた。ミサイルで数万の金が飛ぶだの絢爛たるバカ者共のショーだのカッコつけて話してはいるがストーリーの中で大した意味はなさそうだ。 ちなみに少ししたらディエゴに撃たれたのを躱し銃撃戦に入るのだがそれまで大し

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編③(取りこぼした色々について)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編②(欠陥機同士のぶつかり合い)

          それまでの積み重ねにより現状が物凄くバカバカしく感じてしまうという『積み重ねの大切さ』を逆説的に教えてくれるこのアニメもいよいよ大詰めである。 アモウとブラッドがぶつかり合うのに合わせて、ホテルの一室か何かで「もしゴーストが現れたら三機で一斉に相手する」と事前の打ち合わせをガシンとシオンが合流を図るもブラッドの副官と以前ブラッド隊から移籍させられた少尉さんにそれぞれ阻まれてしまう。 だがしかし、よくよく聞くとかなり重要なはずの行動方針を他のメンバーもいるような会議ではなくパイ

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編②(欠陥機同士のぶつかり合い)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編①(デタラメばかりな最終決戦)

          遂に始まる新日本軍と北米軍による戦い。 日本の、ともすれば世界の行く末を左右するかもしれない決戦である…となれば普通のアニメであれば気合いの入れたアクション、見る者を盛り上げるキャラ同士の駆け引きを見せて一話の全てが見所となるようなものを用意するのが常であろうが如何せんこのアニメでは望み薄である。 そもそも今こうなっている経緯だけ切り取っても『レジスタンス組織がそれまでの活動地域から遠く離れた場所にでっち上げられた傀儡勢力のトップをやる』という実質的な裏切り行為が起点となっ

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第24話編①(デタラメばかりな最終決戦)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第23話編(スカスカなのに無駄が多いと感じる謎)

          新日本協力機構こと新日本のお話になってからというものドンドンおかしな方向に向かって突き進んでるこのアニメ。 無自覚に日本(というか地元の広島)を裏切ってることに気付かないヤタガラス、ヤタガラスを嵌めてるといった方が自然だがそんなつもりはないらしいユーラシア、北米憎しで集まったもののそまれまでの話で日本人を痛め付けてるせいでどの面下げてここにいるんだよと言いたくなる自由アジアとオセアニア、副司令親子揃ってクソコンサルを懇意にして進んで悪さをする北米軍、セリフでしか存在しない日本

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第23話編(スカスカなのに無駄が多いと感じる謎)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第22話編(ここにきて、捨て回。)

          面白いアニメやゲームに触れるとクソアニメの感想文とかやってられなくなる。これは最近得た知見であって更新が遅れた言い訳では断じてない…というのは流石に無理があるか。まぁとにかくやっていこう。前回では東京にやって来たアモウらが狙撃事件に関与した疑いをかけられて拘禁されつつもブラッドの手引きでホテルから抜け出すまでをやっていた。 それが今回では事件の犯人として扱われているらしく裏路地に隠れて行動する羽目になっていた。しかし映し出される町並みは経済的な困窮とはいかにも無縁そうに見えて

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第22話編(ここにきて、捨て回。)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第21話編(唐突すぎるなんちゃって政治劇)

          前回北米同盟に対抗する形で他の三つの経済圏から新日本協力機構(以降新日本と呼称)を立ち上げるからと協力体制を取ることになったヤタガラス。その選択が正しかったのかという問いやキャラの葛藤がありそうなものだが当のヤタガラスがノリノリということでそれは問題ないらしい。 そして先んじて新日本と北米で会談するからとアレクセイとアモウが東京まで呼ばれることになった。 それで東京に着いたアレクセイらを出迎えた人間達の中にアモウを指名したブラッドの姿を見て表情を固くするアモウ。 マトモに因

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第21話編(唐突すぎるなんちゃって政治劇)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第20話…とか編①(グズグズに崩れていく世界観)

          今週の境界戦機、ある意味で大きく話が動いた回であったと言ってもいいだろう。 大ユーラシア連邦、自由アジア貿易協商、オセアニア連合。北米同盟と対峙している三つの経済圏の支援を受けて新潟地域にヤタガラス中心で新しい日本人国家を成立させるという提案を受けたのだ。 これはヤタガラスにとっても簡単に答えの出せるものではない。 形骸化しているらしいものの日本政府を抱えている北米陣営から睨まれるし、他のレジスタンスとの関係や印象も悪化するかもしれない。それでも今後の日本のためにもなると

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第20話…とか編①(グズグズに崩れていく世界観)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第18話編②(感動ポルノにすらなってないお粗末さ)

          前回の記事についてよく考えるとちょっと言及しないといけないところ飛ばしすぎなんじゃないかと思ったものの、正直全てに突っ込んでいくとこっちの気力が保ちそうにないので勘弁してもらいたい。 ヤタガラスが保護区に到着してから一夜明け、北米軍が侵攻を開始、ゴウケンとマサキらヤタガラスと保護区のユーラシア部隊は表向きは敵対しているように振る舞いながら北米軍を牽制、時間稼ぎに徹する作戦を取る。 対する北米軍はヤタガラス(テロリスト)が小勢だと判断したのかユーラシア軍の方を都合よく狙ってく

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第18話編②(感動ポルノにすらなってないお粗末さ)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第18話編①(迫り来る本当の文脈崩壊)

          前回のラストでコンタクトを取ってきたユウニイこと末永ユウセイだが、前回かなり険悪な様子で物別れになったのに一体どうしたのか。自分のとこの自治区に危機が迫って来ており恥をしのんで助けを乞うのかと思いきや「独自のネットワークからユーラシア圏の親日軍人が運営してる秘密の保護区に危機が迫ってるので助けてやってほしい」とのこと。 脚本お前ふざけんなよ。 これわざわざユウニイを出すのは脈絡無さすぎるだろ。どういうことなんだよお前。 また大きな船を貸し出してもらいユーラシア圏へ向かう途

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第18話編①(迫り来る本当の文脈崩壊)

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第17話編?(宇堂キリュウを通して見るアモウの心理に関する一考察)

          今回の記事だが大半が主観に基づく憶測になっているのでいつも以上に怪しい内容になっていることを改めて断っておく。それでもいいという人はどうか読んで欲しい。 はじめに 二期が始まってから以前と随分印象が変わってしまったアモウに何があったのかが一応語られはしたものの分かったのはアモウの傷心状態が深刻で一言二言の慰め程度ではどうにもならないということくらいで、15話で彼が苛烈な行動を取った理由にはならないのではないと思わざるを得ない。 しかし今後アモウの心理に迫るような描写も期待

          アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第17話編?(宇堂キリュウを通して見るアモウの心理に関する一考察)