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23/24 プレミアリーグ第18節 ウェストハム vs マンチェスターユナイテッド マッチレポート

マンチェスターユナイテッドがロンドンスタジアムに乗り込んでの一戦。
前節リヴァプールの猛攻を凌ぎなんとか勝ち点1を手に入れたユナイテッド。
しかし、公式戦3試合得点なしと攻撃力が乏しい状況。
一方、ウェストハムはカップ戦でリヴァプールに大敗したものの、リーグ戦では上位につけている。

試合開始。
ユナイテッドは体調不良のヴァランに代わりにスタメンに入ったカンブワラがトップチームデビューを果たす。
立ち上がりはウェストハムが敵陣に入り、エメルソンが右サイドからカットインでシュートを放つ。

その後は徐々にユナイテッドがボールを持つようになり、カンブワラも中盤までボールを運ぶシーンがあるなど、この試合のユナイテッドのビルドアップは安定していた。

しかしなかなかフィニッシュまではいけない状況が続く。
35分、ユナイテッドにようやくチャンスが訪れる。
クドゥスのパスミスを拾ったアントニーが裏に抜けたガルナチョへパス。
キーパーと1対1になるが、ボールが足元に入りシュートが甘くなりキーパーに防がれてしまう。
ここでも得点力の無さが露呈してしまった。

その後は両チームカウンターでチャンスを作るが両ディフェンダーのブロックに阻まれゴールとはならずそのまま前半終了。
ユナイテッドは久しぶりに悪くない内容であった。

後半開始。
56分、ウォードプラウズの精度の高いコーナーキックからボーウェンが頭で合わせる。
オナナのビッグセーブに阻まれるが、決定機を作っていく。

ユナイテッドは前半に続きカウンターで人数をかけゴールに迫っていく。
この日はいつもより前線に人数をかけていたため、得点の匂いも漂う。

しかし、先制点を取ったのはウェストハムだった。
72分、パケタの素晴らしい左足の浮き玉を受けたボーウェンがゴールに流し込む。
パケタのパスは見事だったが、ボーウェンの裏抜けにユナイテッドの選手は誰もついていくことが出来なかった。

78分にはメイヌーのミスからクドゥス→パケタ→クドゥスと繋ぎ、そのままクドゥスが右足でゴールを決め点差を2点とする。
メイヌーのトラップミスが原因だが、ディフェンスは2対1と数的有利であったし、エバンスもクドゥスにもう少し寄せるべきだった。

その後、怪我明けのエリクセンを投入するが何も起こらずそのまま2-0で試合終了。

リーグ戦8敗目。
公式戦4試合連続無得点。
順位も8位に転落。
2023年、ユナイテッドは公式戦20敗目を喫し、これは1989年に以来となる。
また、クリスマスまでに20敗を喫したのは1930年以来で1930/31シーズンは降格をしている。

課題は多いが、その中でもやはり決定力の低さがあまりにも露呈されている。
毎試合決定機は作れているが得点を奪うことは出来ない。
フットボールは点を取らなければいくら良い守備をしても勝つことは出来ない。
冬に前線を取るのは必須な気がする。

この試合は各ポジションに機動力がある選手がいて、いつもよりもユナイテッドの選手は走っていたと思う。
現代フットボールでは、この"走力"と"スタミナ"がとても重要である。

今節のリヴァプールvsアーセナルの試合は現代フットボールの進化を象徴するような試合で早送りをしているのかと思ったくらい、展開が速かった。

もちろん名門ユナイテッドにはこの2チームのレベルに辿り着いてほしい。
そう願うが、まずはいつになったら得点を奪えるのか、サポーターの不安な日々は続いていく。

それではまた。。

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