見出し画像

セルフヘルプグループあれこれ|セルフヘルプグループにおけるファンドレイジング

セルフヘルプグループのことが少しでも知られるきっかけになればと思い、今日は「セルフヘルプグループにおけるファンドレイジング」について書いていきたいと思います。

まず、ファンドレイジングとは何でしょうか。
日本ファンドレイジング協会は以下のように定義しています。

NPO(Non-Profit Organizations : 民間非営利団体。NPO法人のみならず公益法人、社会福祉法人などを含む)が、活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為を総称していう。

日本ファンドレイジング協会 https://jfra.jp/

ファンドレイジングは、狭義では寄付集めといわれます。街頭で寄付金を募ることや売上の一部が寄付になる商品を企画・販売すること、wreathがいままさに取り組んでいるクラウドファンディングもファンドレイジングです。

ただのお金集めか、と思われるとおしいものがあるのですが、社会をよりよくすることにつながるものです。社会の課題を示し、その解決に必要な仲間や資金を集めていく。ファンドレイジングそのものが、社会課題を解決していく足がかりをつくっており、とても貴重な取り組みだと思っています。


さて、セルフヘルプグループにおけるファンドレイジングについてはどうでしょうか。

セルフヘルプグループでは、ミーティングを開くにあたって、広報したり、部屋を借りたり、お菓子や飲み物を用意したりなど、資金を必要とすることがあります。

しかし、セルフヘルプグループの運営上の課題として「資金不足」「世話人のなり手がいない」「メンバーが増えない」が挙げられます※。
※中田智恵海 2009『セルフヘルプグループ 自己再生を志向する援助形態』p.155.


たしかに、非営利団体のなかでもセルフヘルプグループは資金を調達していくにあたって困難な側面があるなと思っています。

こちらの記事から考えてみます。

寄付してはいけない団体を避けるポイントの一つに「スタッフの顔は公開されているか」というのがあります。

スタッフの顔は公開されているか
主要スタッフの顔や実名が公開されていると、信頼性は高まります。
発言に説得力が出るとともに、発言に対する責任を匿名よりも負いやすいからです。
また、顔出し・実名で発言すると、友人や知人に知られるリスクがあります。
それでも公表しているため、団体の発言・内容に責任を持っている姿勢が伺えます。
スタッフ紹介は活動の概要ページなどで公開されているため、必ずチェックしましょう。

たしかに、顔出し・実名で寄付やボランティアを募っておられる非営利団体はたくさんあります。寄付やボランティアを募る各種広告や年間の活動報告などでも、人がよく出てくる印象です。

一方で、セルフヘルプグループの特徴からすると、とてもむずかしい話だと感じます。
 
セルフヘルプグループのなかで語られていることというのは、一般に知られていないような事柄、苦しみが多いです。友人や知人に知られたくないことも多いです。そうしたなかで、顔出し・実名はとても苦労がともなうものでしょう。

そもそも、匿名がルールとなっているセルフヘルプグループがあります。

名前というのは、大切な情報だと思います。検索をすると、自らの情報がでてくる人もいるでしょう。話しづらい事柄を抱えているなかで、本名を名乗るのはとてもハードルが高いことです。

しかし、匿名だと普段の役割からおりることができます。普段の自分では話せないことも、匿名だからこそ正直に自分の気持ちを話せることにつながります。

こうしたセルフヘルプグループの特徴から、非営利団体のなかでもセルフヘルプグループは資金を調達していくにあたって困難な側面があるように思っています。

ここで、いやいやほかの非営利団体は覚悟もって顔出し・実名なのだからがんばれよ、というのはちがうような気がしています。

非営利団体のなかでもセルフヘルプグループの特徴に考慮した資金調達の枠組みがあるといいなと思っています。具体的なことが思いついたら、行動していきたいなとも。


ちなみに、AAなど外部からの寄付を辞退しているグループもあるため、グループのなかでも資金調達の方法はさまざまであることを補足しておきます。


ここまでお読みいただいてありがとうございました!

そしてwreathもクラファンに取り組んでいる訳ですが…!セルフヘルプグループのプラットフォームづくりのクラウドファンディング、10/31までです。どうかご支援やSNSの投稿のシェアやいいねにて応援いただけますと幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?