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ライター雑記(その55) 飲み過ぎにはご注意を 飲料別の酸性度

昨日、久しぶりに歯科医院に行き、歯のメンテナンスをしてもらった。その時に炭酸飲料の飲み過ぎで歯が溶けているという衝撃の検査結果を聞かされるとともに、飲料別の酸性度を記した表とともに渡された。

受け取った飲料別の酸性度の表(下図)は、とても参考になったので、noteでシェアしたいと思う。

歯科医院で受け取った飲料水別の酸性度表

普段の口の中は、pH7

普段の口の中は、中性のpH7だそうだ。pH7より酸性度が低い飲料は、ミネラルウォーターのエビアンや、ジンの一種であるドライジンのみに限られる。

言い換えれば、お酒を含むほとんどの清涼飲料水は、pH7を起点に酸性度が高くなる構造となっている。

pH5.5でエナメル質が溶け始める

表によると、pH5.5でエナメル質が溶け始めるそうだ。

エナメル質の一番外側を覆っている目に見える表面の硬い層である。神奈川県歯科医師会によると、エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質が剥き出しの状態になり、食べ物の咀嚼時や歯磨きの時に摩擦でどんどんすり減ってしまうという。

さらに、同医師会は、象牙質が剥き出しの状態を放っておくと、虫歯の進行が進んだり、知覚過敏症になったりすると指摘している。

つまり、エナメル質が溶けるのは、口腔の衛生状態を保つうえで致命的というわけなのだ。

コカコーラは脅威のpH2.2

老若男女が愛飲してやまないコカコーラのpHは、なんと2.2なのだそうだ。

pHは3.0未満になると、酸性に分類される。このため、コカ・コーラを飲むことは、最悪のレベルで口腔へ悪影響を与える酸性飲料を飲むことを意味するのだ。

受診した歯科医院のスタッフによると、筆者の歯は、酸性飲料の飲み過ぎにより、エナメル質が溶け、虫歯が全体に広がっていることが確認されたという。

大切な歯を酸性から守るためには

歯科医院のスタッフによると、歯を酸性から守るためには、酸性飲料を飲みすぎないことが重要なのだそうだ。

基本、口に入れる飲料水は、水にする。そのうえで、どうしても酸性度の高い飲み物を口にしたい場合は、摂取量を抑えたり、飲料後に口を水でゆすいだりすることが重要なのだそうだ。

医療情報も玉石混淆のため、どの情報を信じるかどうかは、受け手のリテラシーが問われる。しかし、今回、歯科医院で伺ったお話は、自身の歯の健康を守るうえで重要なのではないかと思った。

参考文献
オーラルヘルスオンライン「歯が溶ける!?「酸蝕症」」公益社団法人神奈川県歯科医師会

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