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取材後の作業はどうしていますか?

精度は良い方だと自負していました。

ある女性には、「打たれて気持ちがいい」とまで称されたことがあります。
何度やっても同じところに当たるので。

申し遅れました。剣道の話です。

しかし、先日の部活指導(剣道部)では自分の精度の悪さにかなり落ち込むことに。もう、剣道を辞めた方がよいかと思ったほどです。

ちょっと外しただけだったのですが、20分間以上体育館のフロアに倒れて泣き続けられました。驚くほどの大泣きです。結果的に打ったこちらのHPがほぼゼロに。恐ろしいほどの破壊力でした。

ちなみに、相手は中学生男子です。
「えっ?」
って思いました?私も思います。

じつは、よく外されて悶絶することはあっても、悶絶させたことはありません。30年間以上の長きに渡り、記憶している限りはないのです。

それなのに、今回の事件は起こってしまいました。事件です。これは私にとっては、剣道人生の根底を揺るがすほどの大事件。後世にまで語り継がれることでしょう。私が語り継ぐだけですが。

この事件の後、私は酷く落ち込んだので、しばらく休むことにしました。

10分間も……。

実際は試合が中断されただけです。10分後にはそのまま次の試合の審判員として尽力しました。まだ泣き叫ぶ部員をチラ見しながらも雑念を振り払うように。

精度は大切です。

今までは精度がかなり良い方だと思っていたのですが、ただの過信だったのでしょう。今後はより精度を高めるために修行します。精密機械と呼ばれるその日まで……


音声の文字起こしツール

ところで、あなたは取材で録音した音声データをどうしていますか?私は基本的に記憶したワードを元に記事を書きます。記事が完成に近づいた時点で音声を聞き、不安な部分を確認する感じです。

とはいえ、できることなら音声は文字起こししておいた方が何かと便利。できることなら、そのまま記事として納品したいくらいです。そこで、みんな大好き文字起こしツールの登場。

今まで使用していたツールが、writer.appです。こちら、X(旧Twitter)で教えていただきました。

現在のところ、無料プランで使用しています。有料プランは月額500円で1分あたり8円の従量課金制。安いのか高いのかよくわかりませんが、無料プランでも機能的には十分利用できます。

音声データを再生して放置しておけば、いつの間にか文字データが完成。魔法のようなツールです。寝ている間に掃除・洗濯をすべて終わらせてくれる妖精と一緒に暮らしているイメージ。

そう、あなたの苦手な作業はすべて妖精に任せればよいのです。

作業は寝ている間とは限りません。起きている間の作業では、違う作業に取り組めます。もちろん、昼寝も可。放置しておけば出来上がる点は、一番のおすすめポイントです。

実際に取材した際の音声データを使用した結果がこちら。

これだけを読んでも、さっぱりわからないでしょう。文章として正しくない部分が多い点も気になります。どうも変換の精度が悪い気がしてなりません。

もしかすると、有料プランを使えば解決するのでしょうか。
やはり、この世の中は金が全てを解決するのかもしれません。

とはいえ、従量課金が気になり、手を出しづらい状況です。何か良いツールはないものか……

と考えていたところ、「Sokki Voice」に出会いました。

Sokki Voiceは買い取り型のソフトウェア

Sokki Voiceは買い取り型のソフトウェアで、価格は2,500円です。しかも、1か月間無料で使用できるので、試したい放題。飲み放題、食べ放題です。平日ランチのバイキング感覚と考えると、血糖値が爆上がりの激安価格ではないでしょうか?

ちょっと怪しいソフトなのでは?

あなたは、そんな風に思ったかもしれません。買い取り型の文字起こしツールを探していると、安いソフトでも5,000~20,000円です。2,500円では何もできないのではないかと。そう思われても仕方がありません。

しかし、30日間無料で使用できるとのことなので、試してみることにしました。

早速ソフトをダウンロードして立ち上げてみます。

先ほどwriter.appで使用した音声で試してみたところ……

何となく話の流れがわかるようになりました。どうやら、音声として聞き取れるレベルが異なるようです。writer.appでは円形脱毛症のようにゴッソリ抜けてしまっている部分も会話として成り立っていました。

しかも、タイムスタンプ付きなので、後から音声を聞き直す際の目安になります。ちなみに、writer.appでも有料プランにすると、タイムスタンプが使えるようです。

認識されている言葉も、Sokki Voiceの方が若干正しそうな気がしました。どうやらSokki VoiceはGoogleの音声認識を利用しているようです。その分の開発費が不要となり、価格の安さにつながっているのでしょう。

なかなか良いんじゃない?

しかし、意外な落とし穴がありました。

Sokki Voiceのデメリット

Sokki Voiceはとっても便利。なんと、アクティブなウィンドウに起こした文字を勝手に入力してくれるのです。

衝撃的でした。

Sokki Voiceに文字起こしの仕事をさせておいて、ちょっとSNSに投稿しておこうか……

その瞬間、SNSの投稿画面にどんどん文字が入力されていきます。誰かが勝手に書き込みを…

「これは、ポルターガイスト現象の一種に違いない!」

そう思ってよく見てみると、どこかで聞いたことのある言葉。そう、音声データの書き起こしです。

アクティブなウィンドウに入力してくれる、とっても便利な機能の紹介でした。

便利機能も使い方を間違えると大変なことになる例として記憶しておきましょう。つまり、Sokki Voiceが作業をしている間、PCで他の操作ができないことになります。残念ながら、この点は大きなデメリットでしょう。

仕方がないので、諦めてゆっくりお風呂に入ることにしました。

まとめ

文字起こしの有料サービスはいくつもあります。しかし、サブスク型のツールは意外と料金が高いイメージです。現在のところ、1か月に2回程度の取材状況なので、「本当に課金が必要なレベルか?」と悩んでいました。

一方、買い取り型のソフトは意外と種類が少ないようです。価格も安いものから高いものまで様々。高価なソフトは買えませんし、安価なソフトは機能的に使えないイメージです。

まさに「大きな声では言えませんが、小さな声では聞こえません」状態。

そんな中でもSokki Voiceは2,500円と安価です。しかも30日間は無料で使えるので安心して購入に踏み切れます。

10回使用すると考えた場合、1回につき250円。20回使用すれば125円です。物価の価格が高騰する中、こんなに安くて良いのでしょうか。いいんです。

もし、あなたも気になったらなら、ぜひ使ってみてください。私もまだ使用していない機能が多いので、購入してじっくり使ってみようと思います。エクセルに出力するとどうなるんだろう?など、気になることも多いので。

音声認識の精度はきっとこれから向上していくでしょう。私の精度が向上するのと、どちらが先でしょうか?

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