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5~6年振りくらいに職場の飲み会に参加して得たものは……

春はお別れの季節です♪
おニャン子クラブも言っている。

職場の部長が突然退職したので、送別会が開催された。職場の飲み会には、もう何年も参加していない。今回は職場の部長の送別会とのことだったので、気が進まないながらも参加してきた。

参加するとは言ったものの、前日の夜くらいから急激にブルーが「ちぃーっす」と言いながら入ってきた。ブルーというより、ほぼ真っ黒クロスケである。職場の飲み会は苦手なのだ。

じつは毎月2,000円ずつ積み立てられているのだが、毎年は完全にどぶに捨てている状態となっている。1ヶ月2,000円を1年間積み立てると24,000円だ。そんなお金があるのなら、家族でちょっと豪華な食事がしたい。

そんな風に考える私は、頭がトチ狂っているのだろうか……

私が職場の飲み会に参加しない理由

職場の飲み会はお通夜のような感じだ。ワイワイ話すこともなく、ただひたすらに食事を楽しむ。いや、全然楽しめない。まったく面白くないのだ。

加えて、私は陰キャだ。飲み会でもほとんど誰とも喋らず、黙々と食べ続ける。詳しくはこちら↓

負のオーラを身にまとっているのか、ほとんど誰からも話しかけられることがない。恐らく、ラオウが怒ったときのようなオーラが見えるのだろう。別に怒ってはいないのだが。

ちなみに、私はお酒をほとんど飲まない。飲みたいとも思わないし、飲めと勧められるのも面倒だ。だから、飲み会には車で参加する。

若い頃は、「車だから」と言っても「まぁ、ええがな!」と返された。完全にトチ狂っている。アルハラなんて言葉の無かった時代の話だ。近年は道路交通法が整備されたことで、「車」というワードだけでスルリスルリとすり抜けられるようになった。

S字クランクで脱輪しても、坂道発進でエンストしても、挫折せずに免許を取得しておいてよかったと心から思う。あのとき歯を食いしばったお陰だ。見捨てずに指導してくださった鬼教官にも感謝だ。

道路交通法万歳、アルハラ万歳である。

そんなことある?

今回もいつものごとく気の進まない飲み会だったが、元々ペットボトルのフタくらいの量しかない勇気を何とか振り絞って参加することにした……のだが、、、

主賓の部長が来ない?

事故にでも巻き込まれたか?
ざわつく会場。
開始時刻の6:30を過ぎても送別会は始まらなかった。
取締役が電話で確認することになった。

「あれ?今日やったっけ?ごめんごめん、忘れてたわ~」

そんなことある?
聞いたことがない。主賓が忘れている送別会。
そんなもんやめちまえ!!!

陰キャなので、誰にも言えない。

開始予定時刻から約30分が過ぎた7時頃になり、ようやく送別会は始まった。すでに空腹で死にそうになっているとき、主賓はあっけらかんとして登場。私の住んでいる世界とは違う、パラレルワールドの住人に違いない。

やっぱり来なきゃ良かった。
早く帰りたい。
今すぐにでも帰りたい。

会場は円卓で、隣の人とは意外と距離がある。他のテーブルは7人なのに、なぜか私のテーブルは6人だ。広々とした開放的空間はときに孤独を生むことになる。陰キャの私には雑談すらもハードモードだった。

こうなったら食べ続けるしかない。私は食って食って、食いまくった。

なぜか、同じテーブルの人たちはほとんど食べない。というか、気がついたらほとんどテーブルには誰もいない。料理は余る。食べなければもったいない。

さらにペースを上げて食べた。最後は2人分のケーキを食べ、大満足だった。イヤイヤながらも、参加して良かったとさえ思えた。

収穫あり

結局、主賓である部長とは一言も話さなかった。やはり、参加しなくても良かったかもしれない。もう二度と会うこともない気がするが、それで良い。彼はパラレルワールドの住人なのだ。

しかし、何の収穫もなく帰宅するのはもったいない。

そうだ!
インタビューの練習でもしてみよう!!

そんな風に考えたが、なかなかきっかけが掴めない。送別会の終わりが近づき「宴もたけなわではございますが」の直前、隣の席に戻ってきたT次長に聞いてみた。

「休みの日とか何してるんですか?」

たったこれだけだ。
しかし、たったこれだけでも、大きな収穫だった。

「休みの日かぁ~、何してるかなぁ~~。YouTube観たり。犬の散歩行ったり。あぁ、バイクに乗ったりするわ」

その後、バイクについての熱い想いを聞くことができた。インタビュー成功である。

会話ってそういうことか

かつて、会話を上手く続けられないことに悩んでいた時期があった。「超雑談力」や「超一流の雑談力」などの書籍を読んだが、知識をいくら身につけても上手な会話はできなかった。

「超雑談力」は、100万部の大ベストセラーらしいが、今となってはもう何が書いてあったのかすら覚えていない。100万部も売れているとは……

世の中にはそんなにも多くの陰キャがいるのだろうか。

しかし、気がついた。雑談力よりも聴く力を磨くべきだったのだ。ある書籍に出会ってから考え方が175°くらい変わった。その書籍は「聴きポジのススメ」。堀井美香さんをよく知らないが、なかなか面白かった。

次回の飲み会に参加するかどうかはわからない。しかし、取材の練習と考えると、それも良いかもしれない。身銭を切ることで得られるものは多い。年間24,000円の受講料を支払っているようなものなのだ。

毎月2,000円は徴収しすぎではなかろうか?
どう考えても、24,000円分はなかなか食べられない。やはり、他の何かを得る必要があるだろう。

次回の飲み会はどうすべきか

翌日、AM4時頃に腹痛で目が覚めた。

30分間トイレでの軟禁生活を余儀なくされた。

明らかな食べすぎだ。恐らく、料理だけで5,000円分くらいのコースだと思われるが、7,000円分くらいは食べた気がする。ただし、飲み物はウーロン茶。

料理は美味しかったので、お腹を壊しても一片の悔い無しである。しかし、次回も職場の飲み会に参加するかと問われたら……

じゃあね♪(byおニャン子クラブ)

と言ってやり過ごすかもしれない。

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