文章書く人の本音
「自分の書いたものでたくさんの人を元気づけたい」とは、文章を書く人の多くが言っているような気がします。
私はそのほとんどが、彼らの心の奥底から出てきた本心なのではないかと最近思います。
文章を書いている人のほとんどが、作品を書くことで人の役に立ちたいと思っている。
私自身が「自分の作品で社会を変える」という志を持って書いている人間だからこそ、そう思うのかもしれません。
よく「独りよがりな文章はつまらん」という話も聞きますが、世の中そうそう独りよがりな文章はない。ほとんどの文章は誰かのために書かれている。足りないのは読み手の思いやり。読み手こそが独りよがりになっていることが多い。
「人の役に立ちたい」
「誰かを助けたい」
「社会貢献したい」
基本的に人間ってそう思うもの。だから文章を書くのが好きな人間は文章を書くときに「自分の作品で誰かが元気になりますように」と多少なりとも、あるいは無意識のうちに願うものではないでしょうか。
筆者の頭の中に必ずしも具体的な人物が思い浮かばれているわけではないにしても、ものを書く人間は自分だけでなく誰かのために書いているのだと、人の文章を読んでいると思います。
私には届かないこの文章も、きっと誰かには届く。
そして私に届いたこの文章は、誰かには届かない。
それでいい。
だからこそ、この世界は素敵なんだ、と。
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