たかが自己紹介、されど自己紹介
1年前の私は、「職業は?」と聞かれても、
「『一応』作家とモデルとライターをやってます。『全然売れてないですけど』」
などと、自分の職業を名乗る時、頭とお尻に余計なネガティブワードをつけていた。
自分でもこの職業の名乗り方はよくないなと思い、1年前から名乗り方を変えてきた。
いちいち自分を落とす名乗り方は仕事への姿勢にも出るものだと思ったからだ。
自分を落とす自己紹介は、仕事をやっていてもネガティブな気持ちになる。
だからこの1年、変に卑下するでもなく、逆にドヤるわけでもなく、あくまでもフラットに名乗るようにしてきた。
今日は親戚の集まりがあった。
親族からは当然「詩織ちゃん最近どう?」なんてことを聞かれる。
「今度仕事でこんなことをするんです。それがすごく楽しみです」
淀みなく、仕事のことを話せている自分がいた。
「詩織ちゃん仕事がうまくいってるんだね。よかったね」
こう言われると、
「本当に、おかげさまで」
本心からそんな言葉が出てくる。
この1年、自己紹介の時の名乗り方を変えただけ。
たったそれだけでものすごく大きな成長ができたという実感がある。
……もちろん収入もこの1年で激増した。
たかが自己紹介、されど自己紹介。
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