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テストライティングとは? 報酬や出題例、書き方、受からないときの対処法などを解説!:キャリア支援

Webライター初心者が継続案件を勝ち取るために受験するのがテストライティングです。

私はプロ認定実績を持っていますが、初心者のころは連日のようにテストライティングを受け、合否に一喜一憂していました。

これまで経験したテストライティングのノウハウが、Webライターを目指している方のお役に立つのではないかと思い、本記事を執筆することにしました。

今回は、テストライティングとは何かがわかるように、報酬や文字数、出題例、書き方などを解説します! テストライティングに落ちたときの原因や対策、詐欺の見抜き方もまとめてみたので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

テストライティングとは?

テストライティングとは、記事作成の発注者がWebライターの文章力を試す執筆試験です。合格すると報酬を獲得できるだけでなく、執筆案件を継続して発注してもらえます。

早速、テストライティングの報酬や文字数、出題例、書き方、返信が来るまでの期間などをまとめて解説します。

報酬

テストライティングの報酬は基本的に1文字1円以下が多いです。

ただ、稀に継続後と同じ文字単価でテストライティングを発注しているクライアントもいて、1文字あたり1円以上の金額で受注できることもあります。

テストライティングの報酬を無料とするクライアントも少なくありません。執筆するモチベーションが湧かなくなり、途中で挫折するリスクが高まります。

初心者でも報酬ありのテストライティングを比較的簡単に見つけられるので、無料のテストライティングは回避するのが無難です。

文字数

テストライティングの文字数はクライアントによってさまざまです。

300文字程度の場合もあれば、1000~3000文字程度の場合もあります。

中にはテストライティングの段階で5000文字以上の執筆を求められることもあります。

初心者がいきなり5000文字以上の執筆をすると修正依頼が多くなり、契約辞退のリスクが高まります。

初心者であれば、2000文字以下のテストライティングが適しているでしょう。

出題例

提示されたキーワード(例:弁護士 年収)を元に検索者のニーズ(知りたいこと)を満たす記事を作成するように指示されるのが一般的です。

文章力だけを知りたいクライアントは、「~についてメリットとデメリットを書いてください」と指示される場合もあります。

仕事の意気込みについて書くように指示されることも少なくありません。

書き方

テストライティングで求められる書き方は、基本的にSEOライティングが求められます。

SEOは検索エンジン最適化を意味する言葉であり、SEOライティングはGoogleでキーワードを検索したときに、記事が上位に表示されるようにする書き方です。

SEOライティングについて難しく考える必要はありません。自分がキーワードを検索する立場になって、読者の知りたいことを想定して書くだけです。

ちなみに本記事であれば、「テストライティング 書き方」などで検索する方がいるのを見越して、書き方を解説しています。

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返信が来るまでの期間

テストライティングの返信が来るまでの期間はおおよそ1週間です。

早い場合だと2~3日以内に返信が来ることもあります。

たくさんのライターさんにテストライティングを依頼している場合は返信が遅くなりやすいです。

音信不通になるクライアントも稀にいるので、クラウドソーシングで受注する場合は、悪い評価がないか必ず確認したうえで受注しましょう。

テストライティングに受からないとき、落ちたときの対処法

残念ながらテストライティングに受からないこともあります。テストライティングに落ちる原因とともに合格するための対策をまとめてみます。

原因1.マニュアルに違反している

テストライティングの際にマニュアルを渡されることが多いです。「体言止めは使用不可」「~と思いますなどの主観的な表現は禁止」など細かく提示されることがあります。納品物がルールに対応していない場合は基本的に不合格です。

【対策:見直しの時間を確保する】

執筆後にマニュアルを見直してルールに対応していない部分を修正しましょう。納期に追われていると確認不足に陥りやすいです。見直しの時間を確保するために、余裕を持ったスケジュールでテストライティングに臨みましょう。

原因2.発注者のサイトに書き方がマッチしていない

文章の書き方は人によってスタイルがあります。自分の書き方が発注者のサイトにマッチしていない場合、不合格になる可能性は高いです。たとえば、体験談や感想文は基本的に企業のオウンドメディアでは求められていません。日記のような文章を書かないように注意が必要です。

【対策:掲載先のサイトを提示してもらう】

文章のスタイルにこだわりを持っている発注者もいます。ほかの発注者から評価される文章であっても不合格になる場合もあります。発注者の要望に少しでも近づけるには、掲載先のサイトを提示してもらうのが手っ取り早いです。提示されたサイトを指針とすれば、発注者の求める納品物を提出できる可能性は高くなります。

原因3.コミュニケーションが不適切

テストライティングの最中に執筆に関する不明点が生じることがあります。発注者の構成案にミスがあり、執筆に支障をきたすケースも珍しくありません。不要な質問をしたり、相手の気分を害す表現を使ったりすると、不合格になる可能性が高まります。文章の質を高めるだけでなく、適切なコミュニケーションも意識しなければなりません。

【対策:ほかのWebライターのやり取りをまねる】

テストライティングを受けるとき、ほかのWebライターと一緒にチャットのグループに招待されることがあります。ディレクターとWebライターとのやり取りを確認できるチャンスです。複数の質問を一度にまとめたり、チャットの引用機能を使ったり、さまざまな工夫を目の当たりにできます。わかりやすいやり取りがあったら率先して真似をしてみましょう。

テストライティング詐欺を見抜く方法

テストライティング詐欺とは、採用する意思がないのに無料・格安のテストライティングを実施して、コンテンツをだまし取る手口です。

クラウドソーシングでテストライティング詐欺を見抜くには、発注者の募集実績を確認することが重要です。

同じ案件名で異常な回数のテストライティングが募集されている場合、採用の意思がないかもしれません。

ほかのWebライターさんがつけた評価を確認することも大切です。

多数の受験者がいるにもかかわらず、「今後ともよろしくお願いいたします」「引き続きよろしくお願いします」などのコメントが一切確認できない場合、合格者を出すつもりがないと想定できます。

「合格したのにその後一切連絡がきませんでした」というコメントがあれば、テストライティング詐欺の可能性がさらに高くなるでしょう。

まとめ

今回は初心者Webライターが継続依頼を勝ち取るために受注するテストライティングについて解説しました。

テストライティングに残念ながら落ちてしまう方もいるかもしれませんが、一度も落ちない方は珍しい部類に入ります。

SEO対策や文章術、コミュニケーションを学んで、何度も挑戦していくうちに自然と受かるようになります

根気強くチャレンジを続けて継続案件を勝ち取っていきましょう!

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