省庁横断の報告書検索サービス「CLIP」を使ってみた。

はてなブログに2018-11-24に投稿した記事の転載。

ツイッター経由で、「CLIP」という省庁横断の報告書検索サービスサービスがあることを知りました。

「そういえば、リサイクルのことを調べているんだけど、環境省とか経産省とか、いろんなところに報告書があって、なかなか面倒なんだよね。」

という、コンサルとして働くメンバーの一言がきっかけで、開発がスタートしたというこのサービス。まさに自分もいろいろな政策に関することを調べる場合、同様のわずらわしさを感じていたので、非常に興味を持ちました。

というわけで、しっかりブックマークしたうえで、試しに使ってみました。

まず、関心分野でもEdTechで検索。経産省の報告書2件がヒット。
動作が非常に軽くすぐに検索結果が表示されました。

ちなみに検索機能においては、絞り機能もあります。
絞り込みとしては、「期間」と「省庁」の2つのフィルタで絞り込みができます。

次に教育政策。全省庁検索したところ、検索結果は9件。
経済産業省、外務省、総務省、厚生労働省と複数の省庁の報告書がヒットしました。こういう検索ができるのがこのサービスのメリットですね。

現時点では、この省庁横断の報告書検索サービス「CLIP」では、1府11省2庁(※)の報告書881件をキーワード検索することができるとのことです。

(※1府11省2庁=内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、復興庁、金融庁(今後、対象省庁は拡大する予定とのこと。))

一方で、まだまだβ版なので、プレスリリースされていない報告書、審議会の答申、白書などは現段階では検索対象に含まれていないとのことです。

プレスリリースされていない報告書や審議会の答申なども検索対象になるともっと活用できそう。プレスリリースされていない報告書がどれほどあるのかは存じませんが、結構あるのではないかと思います。また、個人的には「中間報告」「中間とりまとめ」の類の報告についても検索対象になってほしいなと思います。

会議体によっては、最終報告まで時間がかかるものも多いですし、その間の議論の経過として、中間報告を参考にすることもあります。

今後、このサービスを折に触れ使っていこうと思います。

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