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「1だけをする会社」か「0~10までをする会社」かの選択(オープン社内報)

福岡にあるグランドビジョンという会社を訪問してきました。

中尾社長は、
福岡の実業家としてとても有名な方で、
事業としても、
ナショナルクライアントをいくつも持ち、
福岡のみならず全国で活躍する会社です。
EOでご縁をいただいて、
会社見学をさせていただき、
事業をレクチャーいただきました。
いくつかの気づきがあったので、
今日はそれをシェアしていきます。

前提として、中尾社長は
もともと広告マン(電通社員)であり、
広告業界ど真ん中にいた方です。
レールに引かれた仕事ではなく、
顧客のニーズに応える
本質的仕事を追求したい理由から、
会社経営に乗り出したとのことでした。

事業プロデュースがコンセプトのこの会社は、
事業を一気通貫行うことを大切にしています。
一般論として、
①リサーチ、②企画、③事業計画、④実行、⑤検証 
みたいな事業創造フェーズがあるとして、
これらを手掛ける業界としては、
①~③コンサルティング会社
④マーケティング会社、広告代理店
⑤コールセンター
って感じで分けられると思います。
グランドビジョンは、
コンサルでもない、広告代理店でもない、
事業プロデューサーとうたうだけあり、
これら全ての要素を持っている会社なのです。
まさに0~10までを行う会社です。

広告代理店時代は、
つまり、この真ん中のフェーズしかできなかったことから、
本質的な顧客のニーズを満たせない。
つまりやりたいことの1/10くらいしかやれないのです。
だからこそ一気通貫の事業を構築されています。

つまり、白紙の0から企業と伴走して
企画、事業計画(資金計画含む)も行って、
実行から検証、アフターケアまで対応していく。
そんな会社でした。

こういった形の0~10まで顧客と伴走する会社は、
世の中的にも多くありません。
理念経営の上、
社員さん達の雰囲気もよく
売上も利益も出ている素晴らしい会社です。

ん、ちょっとまてよ?
どこかで聞いたことないか?
と思ったのが最大の気づき。

これってVISIT東北(弊社)が、
これまで行政向けにやってきたことだと思いました。
(利益は・・・ですがw)

①企画 (予算化まえの事業仕込み)
②事業計画 (コンサルティング / 行政予算にて)
③実行 (マーケティング / 行政予算にて)
④継続 (事業会社の設立 / 出資)

VISIT東北はすでに体現しているではないか。
ということです。
うちの会社ってかなりレアなのではないか?
うちの会社のコア事業=1丁目1番地はここなのでは?
と思いました。
だって、コンサルから入った仕事が、
最終的には事業会社として、
今も地域で動いている。
地域に雇用もうんでいる。
これって実はすごいことなのでは・・・と。

行政と組んで仕事をすることは、
税金も絡むので、
一見見栄えが良くないときがあります。
ビジネスど真ん中の経営者からは、
批判されたりもします。
しかし私たちは、
経済合理性と社会性
がギリギリのラインで、
ビジネスをやっています。
荒波レッドオーシャン?
みたいな場所で商売をやっているわけです。
だからこそ、
スタートアップに行政連携や
地域連携は必須であるし、
そういったコレクティブインパクトな
考えが必要と思うんです。
自分たちがやっていることに
自信をもって取り組む。
こういった考えは重要だと思いました。

あとは、グランドビジョンさん、
マーケットインの考え方、
事業ポートフォリオの組み方。
外部への発信の仕方。
すなわち「ブランディング」がお上手。
たしかになー。
うまいなー。
って思える内容ばかりでした。
事業には設計・見せ方が重要ですね。
行き当たりばったり経営も悪くなかったですが。
当たり前だけど、
当たり前のことができてなかったりしますので。
あえて、ここに書いてコミットメント!
中計のブラッシュアップをがんばらねば!

中尾社長どうもありがとうございました!
福岡ナイトも楽しかったです!

左:グランドビジョン中尾社長、真ん中:鈴木社長、右:私


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