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最近読んだぽむ―金田一耕助シリーズ①

※※※△!!!ネタバレ容赦ねぇです。

▽犬神家の一族 12月27日 読了

・青沼静馬がエモい(感慨深いということ)。

・映像作品では宮川香琴が実母設定は無かったりするらしい。実母設定あるから映えるシーンもあるんやぞ。存在自体がカットされてるんだったかな?

・金田一耕介シリーズで一番有名な作品というイメージがある。稲垣版金田一で初めて知り、佐清(すけきよ)???のゴムマスクの下は印象深く当時若干トラウマになるなど。クラブ活動を決める頃で料理クラブ入りたかったけど火傷怖くて料理クラブ入れない!と拗らせた思い出。まさか原作読むことになるとは思わなかった。読むのも観たのも金田一シリーズ初めてなんですけれども、堅苦しい文体でくるかと思いきや現代的で読み易かった。

・読むならゴムマスク佐清???が目の不自由な琴の先生の腕を引いていくシーンだけでも覚えていていくれ


▽悪魔の手毬唄 1月14日 読了

・映像化された時のインパクトがデカいゆえに金田一耕介といえば「犬神家の一族」と思っていたし代名詞、つまり面白い―と思っていました。どちらかというとわたくしはこの段階ではこっちの「悪魔の手毬唄」のほうが面白いと思いました。美少女が殺されて美男子も出て来るよ、というパターンはイイ。

・五郎やんがカワイイ。「悪霊島」というのにも五郎というのが出てくるのですけれども、金田一シリーズの五郎はかわいい役に充てられるんか?

・2作目にこれを選んだ理由は母ちゃんから「谷〇章介さんが恩田先生っていうあっちこっちで女作る役やってた」という発言から興味を持ったため。

・割りと犯人に感情移入してしまうところがある。


▽悪魔が来りて笛を吹く 1月27日 読了

・展開も犯人も知っていたのですけれどネタバレだけでなく肉付けされたものを読むのググッと余韻にしては苦くクるものがあるのは、犯人の遺書→犯人の最期という手順にしたことによって犯人の内心を知る終わりではなく犯人が死ぬ描写がマジで最後の最後にくるからだろうね。

・近親相姦でイタい目みてるお父様から美禰子(みねこ。依頼人ポジ)さんは遠回しに忠告もらうんだけど、東太郎のこと好きだったこと?彼女の自覚しているうちでは一彦(美禰子の親戚で同年代)くらいしか近親相姦に成り得る相手がいないのですけれども、お父様は片親違いの東太郎と好くなっちゃう可能性を危惧したってだけなんかな?(ストーリーのヒントのための台詞という外在的な意味ではなくお父様の意図的な内在的な意味でみなさんの解釈が気になった)

・東太郎とお種さん(使用人)がなかなか良い雰囲気なんか?と思ったり。ネタバレ済みで読むから変に感情移入して恋人に重ねたりしてたのか?とか一切書かれていないことまで読んでしまった。映像作品によってはお種さんがその恋人設定もあるらしいが。

・菊江(美禰子の母方の大伯父の妾)がなかなかただの脇役じゃない強キャラ感出してる。美禰子やお種さんからは内心嫌悪されていたがわたくしは結構好きな強くてシャレた女って感じでよかった。