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誘い《詩》


白い闇が揺らぎ
仄かなシルエットが私を誘う


痛みの腕を持ち上げ
その痕跡を辿る


夢を見てるか現実か


ひんやり冷たい素足のまま
きっと彼女だと確信して

その扉を開く


眩い光が小さな輪を生み出す
私はそこへ蹲る


耳障りな音で目が覚めた

リアルに引き戻された頭
腕から抜けていた針


床に広がる小さな溜まり


慌ただしい騒音と声



私の居場所がまた遠ざかった



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