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11年の間に、何をできたかの振り返り。

JX通信社/WiseVine 藤井です。
あの日から11年が経過しました。

2011年3月11日、私はTOKYO FMの編成フロアで揺れに遭遇し、そこからしばらくの間、報道フロアで右往左往したり、東京電力から出てくる輪番停電の情報をミラーリングしたり日本中のラジオ局とPodcastで官房長官の声を届ける仕組みを突貫で作ったり、その時自分にあったノウハウのすべてを、少しでも人々の生活に役立てるために、ラジオという手段でつぎ込んでいました。

その後、TOKYO FMを一度離職した私は、災害情報の収集と伝達、地方自治体の業務の非効率、という2つの課題に再び向き合うために、新放送サービスを使った災害情報伝達システムの立ち上げに関わり、現在はGovTech領域のベンチャーであるWiseVineを支援しながら、本務としてはJX通信社で、FASTALERTというプロダクトを、主に公共分野の皆様にお届けする仕事をしています。

結果、この11年のうち足掛けほぼ10年間、災害情報伝達という課題と向き合ってきたことになります。国の「ぼうさいこくたい」に登壇させていただく機会に恵まれ、再び三陸の地に訪れることができたのは、3.11当時、「あれができなかった、これもできなかった」と思っていた私の個人的なリベンジの、一つの区切りになったかなと思っています。

直近の「FASTALERT」の取り組みについては、昨日発売の「建設マネジメント技術」3月号に寄稿させていただきましたので、建設コンサルティング分野に関わっておられる方は、ぜひご高覧いただければ幸いです。


自分の仕事(地方自治、防災、AI)について知ってほしい思いで書いているので全部無料にしているのですが、まれに投げ銭してくださる方がいて、支払い下限に達しないのが悲しいので、よかったらコーヒー代おごってください。