WWA『Eden ~骸の園~』の色々な話

WWAクリエイターのアルクスです。
今回は、先日のWWA Contest 2023の優勝作品『Eden ~骸の園~』に関する色々な話をしていこうと思います。

※この記事はWWA Advent Calendar 2023の4日目の投稿となります!

※作品に関するネタバレが一部あります。エンディング問わずクリアしていれば致命的なネタバレはないと思いますが、プレイ中の方やまた今度やろう……みたいな方はご注意ください!

『Eden』という大型作品を文章化したような文量の記事になっているので、目次から読みたいところだけ読むことを推奨しております。


……目次長くない?

今後のアップデート予定

11月中に対応予定でしたが来年用作品・他の趣味への浮気などで長引いています🙇

ワープ機能の改良

本作は幾つかのポイントにワープできる仕組みになっていますが、ワープポイント⇔ワープポイントでしかワープできず、近くのワープポイントを探す手間がありました。

これは制作当初の

  1. 特定のアイテムや仲間を取る

  2. 退路を塞ぐようにモンスターが出現する(FEシリーズの『増援』を意識したもの)

  3. 常時ワープ使えたらダメでは?

という背景事情に起因します。とはいえ長編作品で初見殺しギミックを足しすぎるのも良くないなという判断から最上位難易度『ヴェクサシオン』以外では増援が存在せず……という状況なので、他の難易度ではこのワープ制約を改良します。

※雰囲気ぶち壊しになるので、ラスボス戦を始めた後はワープできません。

ヒントルーム

長編作品かつ複雑なマップを探索する本作。未クリアの方やこれから遊ばれる方が途中で投げてしまわないようにNPCが都度ヒントを出してくれる空間を提供予定です。

ゲームモード『調整版』の導入

後述の『アンケートでのご意見への回答など』でも色々と書いておりますが、ゲームバランス面では色々と問題点がありました。例えば

  • キャラクターの強弱バランス

  • とあるボスがブラッドフォードを出すだけで簡単に処理できる

  • 機動力&精神力の存在感がイマイチ

  • 換金アイテム『宝玉』の設置バランスの悪さ

    • 最上位の『白の宝玉』が結構な数手に入る。

    • なんと、青の宝玉はマップ中に1個しか配置されていないようです。
      気になる人は探してみよう!!

など。これらを改善した『調整版』を導入予定です。
ただし、『Eden』は既に多くの方が時間を費やしてクリア頂いた作品。
ゲーム上で直接あれやこれやをアップデートしてしまうと混乱のもとになりますので、現在のゲームバランスでそのまま遊べる『オリジナル』も選択して遊べる方向性にします。

ざっくり言えば、原作とセルフリメイク版の双方を遊べるよ~という感じですね。

前述の『ヒントルーム』『支援会話』『ワープ機能の改良』といった部分はオリジナルでも使えるようにしますので、そこはご安心ください。

支援会話

ファイアーエムブレムシリーズではお馴染みのシステムです。
(『Eden』でも最初から入れる気満々だったのですが、納期の都合で全カットしました。)
特定のキャラクター同士をある程度使い込むことで、メニュー画面から会話を眺めることができます。

叡骨ミュージアム

WWAによくある?敵キャラ紹介コーナーです。
叡骨ミュージアムという名前ですが、骨神や裏ボスのアレなどについても紹介予定です。


エンディングの判定条件

このゲームはマルチエンディングで、現段階だとどのルートに行くか?は『結末おじさん』から確認することができます。

が、プレイヤーの方視点だと割とブラックボックスだったのでエンディングの行き方をご紹介。

世界観とはややミスマッチな存在の彼。
JavaScript内では『talkKetsuoji』というメソッドを呼んでいる。

※下記に記載がある各種エンディングの条件については、()内注釈がないキャラクターの加入及び生死は不問です。

炎エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. 隠しキャラ2(未加入でもいいが、加入させてロストはNG)

  2. ライオネル

  3. ブラッドフォード

  4. エアゼレ

隠しキャラ2を仲間にしてわざと死なせない限り、一部のエンディングには辿り着かないようになっているエンディングなので見やすいと思われます。

椅子エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. ターシャ(加入&生存必須)

  2. クラーク(生存必須)

  3. 隠しキャラ2(未加入でもいいが、加入させてロストはNG)

  4. ライオネル

  5. ガイウス

初期メンバー2人に加えて、強力ヒーラーのターシャが絡む分岐です。初回プレイでは多くのプレイヤーがここに辿り着くはず……。

旗エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. ウェルナー(加入&生存必須)

  2. フィオレンティーナ(加入&生存必須)

  3. ブラッドフォード(加入&生存必須)

  4. 隠しキャラ2(未加入でもいいが、加入させてロストはNG)

同様にブラッドフォード&隠しキャラ2が絡む「炎エンド」に到達しやすく、意識しないと中々見られないエンディング。

炎エンドに行きそうな場合、ライオネルをわざと死なせると楽。

花エンド

・いわゆる特殊エンディングです。条件はクリア画面をご確認ください。

鉄エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. ウルリケ(加入&生存必須)

  2. ウェルナー

  3. サッシャ

  4. ユリウス

帝国関係者を積極的に使用していれば見やすいエンディング。

血エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. ウェルナー(加入&生存必須)

  2. ウルリケ

  3. クラーク

  4. デーアス

条件は鉄エンドに似ていますが、少し異なります。
2つ合わせて鉄血!

赤い悪魔の果実エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. フィオレンティーナ(加入&生存必須)

  2. ガイウス

  3. ユリウス

  4. エルヴェーラ

  5. 隠しキャラ3

特殊エンディングの条件を少し満たしていない場合などに到達しやすい。

あまりはっきりと見えんなエンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. エアゼレ(加入&生存必須)

  2. デーアス

  3. サッシャ

  4. 隠しキャラ1

終盤加入キャラクターが2人に、特殊能力の自傷が厄介なサッシャと戦闘回数を稼ぎにくい難儀なルート。特殊エンディング以外では戦闘回数の影響を受けない隠しキャラ1が超重要。

鎖エンド

・以下のキャラクター達の戦闘回数を合計した値が、他のエンディングパターンより多いこと。

  1. ライオネル(生存必須)

  2. ウルリケ

  3. デーアス

  4. 隠しキャラ2

  5. 隠しキャラ3

後半地味になりがちなライオネルをなるべく長く戦わせることが重要。

何も言わんよエンド

下記の条件を満たすこと

・『デーアス』が生存している
下記の仲間キャラクター9種のうち、7人以上を死なせている
(※未加入は生存扱いになる)

  1. エルヴェーラ

  2. サッシャ

  3. ガイウス

  4. ウェルナー

  5. ユリウス

  6. フィオレンティーナ

  7. ウルリケ

  8. 隠しキャラ1

  9. 隠しキャラ3

仮に『椅子エンド』『炎エンド』などの条件を同時に満たしていたとしても、このエンディングが優先される。

女エンド

老人NPCのセリフとはいえ字面があまり・・・

ここまでに挙げたエンディングの条件のうち、
いずれも満たしていないこと。
(下記をすべて満たすこと。)

  1. ライオネルが死亡済み(『鎖エンド』回避)

  2. ウルリケが死亡済み(『鉄エンド』回避)

  3. ウェルナーが未加入 or 死亡済み(『血エンド』回避)

  4. エアゼレが未加入 or 死亡済み(『よく見えんなエンド』回避)

  5. フィオレンティーナが未加入 or 死亡済み
    (『赤い悪魔の果実エンド』回避)

  6. ターシャが未加入 or 死亡済み または クラークが死亡済み
    (『椅子エンド』回避。この2人は片方だけ生存可能)

  7. デーアスが未加入 or 死亡済み or 『何も言わんよエンド』の条件を満たしていない

  8. 隠しキャラ2をわざわざ仲間にした上で死亡させる(『炎エンド』回避)

(『旗エンド』のフラグは2や3,5で消滅するため、ブラッドフォードは生存可能です。)

影響を受けたもの解説:FEシリーズ

FEとは、シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズのこと。
遊んだことのない方でもスマブラ経由で『マルス』や『ロイ』『アイク』といったキャラクターをご存知の方は多い?

この作品、エムブレマーの方であれば「FEみたいだ!」と思うような要素が色々と散りばめられております。実際に私もFEシリーズが好きで、意図的に突っ込んだ要素が色々とあります。

色々とありますが、解説していきましょう。

赤と緑

ファイアーエムブレムシリーズの伝統として、対照的な赤と緑の仲間キャラクターが登場する傾向があります。

大抵は↑のようにソシアルナイト(馬に乗った騎兵)や、そちらの上級職にあたるパラディンなのですが、中には他の職業(斧戦士、忍者、魔道士、モンクなど)で出てくる作品も。大抵は王族や貴族といった上流階級である主人公に仕えております。


『Eden』で赤緑を意識したキャラクターは『ガイウス』『ユリウス』です。ユリウスは別に主人公に仕えているわけではありませんが、ガイウス共々フィオレンティーナ皇女に仕えている暗殺者。キャラクター固有の能力も攻撃/防御の一時増強と対照的なものにしております。

黒騎士

FEシリーズでは敵陣営所属、あるいはそうでなくとも対立する位置関係の敵として登場する黒騎士系のキャラクターが存在します。

例えば、こちらのパーシバル様は主である王を人質に取られて敵に……と、話が脱線する前に。『Eden』ではウェルナーが彼らのポジションとして登場しております。彼の属するゼルトザーム帝国と、カイらの属するドグマ王国は敵対関係にありますね。

上:ウェルナー(最終)
下:ウェルナー(初版)

赤い鎧の女竜騎士

近年は出てきたり出てこなかったりしますがFEシリーズでは頻出ポジションのキャラクター。フィオレンティーナが該当します。

とはいえ、フィオレンティーナの竜は作中で描写するタイミングが無かったのであまり竜騎士感なかったかもしれません。(隠しボスの)竜(の出現フラグを立てる)騎士……?

敵で出てきたキャラクターが仲間になる

FEシリーズではよくあること。エルヴェーラやクラーク、隠しキャラ3といった面々が該当します。

8割くらいの方は初見ガイウスで説得or気付かず撃破と予想

トライアングルアタック

竜骨の叡骨三兄弟が使う奥義「トライアングル・ストリーム」の元ネタ。3人で相手を囲み大ダメージを与えるというもの。姉妹、兄妹、兄弟、同僚などの関係で構成される3人だけで使用可能な技で、主に主人公側の技ですがたまに敵専用ギミックです。近年の作品では未登場だったり扱いが雑。

作品によって効果が定まっていませんが、回避不可+必殺(与えるダメージ3倍)確定という強力な技で、3人でそれぞれ殴ったほうが強いということも多いロマン技の類。(ドラゴンクエストのミナデインよりはずっと強い)

生命力1でない限りは相手を倒せない調整を入れたので、能力による自傷で死にかけのサッシャ辺りに受けさせた人も多いのではないかと思います。

獅子奮迅

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に登場するスキル。
このスキルはLvが1~4までありますが、ゲーム内で人気のあった獅子奮迅3の場合は「攻撃、防御、技、速さ+3 戦闘後に6ダメージ」といった具合で、サッシャの特殊能力の元ネタになっております。

『ヒーローズ』黎明期は非常に人気のあるスキルでしたが、インフレで能力強化手段が増えて相対的に弱っていく部分についても、『Eden』終盤のサッシャに重なる部分があるかと思います。

父親キャラ=死亡フラグ

FEシリーズ詳しくない人にはちょっとしたネタバレになるのですが、主人公の父親というキャラクター設定は死亡フラグの一つです。

シリーズで1人だけ最終生存の例外はいたものの、それ以外は全員がゲーム開始時点で既に故人であったり、作中で亡くなったりします。

『Eden』のように主人公が父親を直接殺める展開もいくつかありましたが、相手が既にゾンビ化していたり、戦っている相手が父親だと知らなかったり訳ありですね。

宝玉

赤、青、白の高値で売れる宝玉アイテムもFE由来のネタ。金源にはなるものの、資産評価が低下してしまうためプレイ評価重視ではあまり売却されないアイテムです。主に中盤以降で加入する仲間キャラクターが持っていたり、宝箱から入手したりします。

登場期間は封印の剣~暁の女神の5作にしか登場せず、キャラクターや武器と異なりスマホ版の『ヒーローズ』でも出番がない、エムブレマーでも知らない人は知らないアイテム。

売ってしまうと資産評価が落ちる点もFEネタ。

ラストバトルでの会話

FEの一部作品における終章マップでは、その場に出撃している仲間キャラクターの全員がセリフを言っていくシーンが用意されており、『Eden』の骨神戦でも同じようなノリを取り込んでおります。

(参考画像はネタバレにしかならない……)

秘密の店

「メンバーカード」があると入れる特別なお店。
こんなところに店が?というようなところにあるのも元ネタ準拠で、高価なアイテムが色々と売られております。

シルバーカード

半額で買い物ができるようになるアイテム。
FE側では文字通り全アイテムを半額購入できるのですが、流石に能力強化系や回復を買えてしまうとあまりにもシルバーカード入手後がヌルゲーになってしまうので、半額対象はそれ以外の物に限定しております。

評価

資産評価、生存評価などの評価機能もFEネタ。
王道的な作品はよくあるWWAのように倒せる敵の数が限られているので、無限にお金を稼いだりステータスを上げたりすることができませんが、FEシリーズでも中にはそういったことができる作品もあり、そこでは評価機能が導入されていません。

影響を受けたもの解説:FEシリーズ以外

僕のミーシャ

『天使の血†悪魔の涙』さんは昔からWWAに触れている層には言わずと知れたゴシック系WWAの金字塔。『Eden』は沢山の仲間でワイワイしたりしているのでゴシック"風"程度に留まっていますが、氏の作品にはかなり影響を受けています。

特に『僕のミーシャ』については

ミーシャ
 主人公が助けたい人:恋人
 どうやって助ける:ヴァンパイアの城へ行き、血を手に入れる。

Eden
 主人公が助けたい人:母親
 どうやって助ける:骨神の城へ行き、骨神を殺す。

と似通った構造です。血があればいいミーシャに比べて、殺す前提であるEdenのほうが物騒ですが、「大切な人の為に人ならざる者の城へ向かう」という点は一緒ですね。

他にも、WWA界隈で使われていた音楽素材としてはマイナーなSolfeggiettoさんの音楽素材を使っていたり(特殊エンディング限定)。

ナイトメアカーニバル

『Eden』には蜘蛛のモンスターが出現します。彼らは他の雑魚敵よりも弱い上にドロップアイテムもあり、他より美味しいモンスター。しかしおいしい話には裏があり、一定の数を撃破すると……!

実はこちらの魔物の元ネタもWWA『ナイトメアカーニバル』です。そちらでは他の魔物より弱いというだけで、強化個体が出現したりはしないのですが……1匹でも撃破した途端、ベストエンドに必要な重要アイテムを入手できなくなるという手痛いペナルティが待ち受けております。

他にも色々な仲間が出てきて協力して城を攻略していったり、大型の魔物が出てきたりするところもそちらの影響。

『Eden』でお祭りのように出てきた『叡骨』も当初はこちらに倣って四天王構成の予定でした。しかし自作画像に脂が乗りまくり……。

FINAL FANTASY VII

ヴィンセント・ヴァレンタインというアルクスの推しキャラクターの影響を受けたのが『Eden』に出てくるデーアスという登場人物。
ヴィンセントとデーアスの共通点としては

  • ラスボスの出自を知る、数少ない人物である。

  • 人間離れした特徴を持つ。

  • 本棚に近い場所にいる。

  • 棺桶の中で眠っている。

  • 人によっては気づかないままゲームクリアしてしまう場所にいる。

  • 好きな女性がいたが……

など。他は殆ど似ていませんが、口調はそこそこ寄せています。
中にはセリフをパロっている部分も……。

The Ruins Of The Lost Kingdom Online

見出しで「なんだよそれ」と思われた方も多いのではないでしょうか。

非常にマイナーな作品ではありますが、アルクスが昔やり込んでいた同人系の3Dオンラインゲームです。課金要素はマップ追加DLC的なノリで健全でした。そして、このゲームの課金マップの一つが骨神城のモデルになっています。(3D→2Dだったり、向こうにない道があったり、あちらにある仕掛けがなかったりしますが、かなりリスペクトした構造になっています)

引用元:公式サイトの紹介画像。正面の扉はすぐには入れない。

↑まで行こうとすると課金に加えて数週間・数ヶ月に及ぶレベリングが必要なので、元ネタ確認のためだけにプレイすることはおすすめしません。

アルクス戦記

ヒラリラーさんに昔作成していただいたWWA。

そちらに登場する「剣士フェジル」「魔剣士ダンジ」「幻竜グリガバル」(名前は昔のアルクスが考えた)の名前が『Eden』回想シーンの古代呪文に流用されていたりします。
(『Eden』では使っていませんが、彼らに並ぶポジションの敵キャラクターに「幻術士アヌウィス」という者もいました。)

制作中は暫定的に『マトゥキティニュータウォーン』などと呪文を唱えていた。
『アルクス戦記』より。左下の金髪主人公がアルクス。

Sound Horizon

『Eden』『28+』のラスボスは左右で青(水色)と紫の要素を含んでいるが、これはSound Horizonのアルバム『Roman』が元ネタ。

Sound Horizonの楽曲において、青と紫という色は
青(せい)=生、紫(し)=死 を連想させている。

最近の楽曲でも、下記のように紫と青の花を入れたり……

その他の微々たるネタ

  • 某作家さんの名前を1文字変えただけの魔物がいる。

  • 書庫にある本の一冊は、エドワード・ゴーリーの絵本『ギャシュリークラムのちびっ子たち』が元ネタ。

  • 「戦の叡骨」イベントの終わりの方の会話の元ネタはちいかわ。

  • 裏ボスのあいつのデザインの元ネタはRドさんのドラゴン。

実は色々いた! 没になった仲間たち

スカーレット(踊り子)+カリーナ(聖職者)

『Princes of the Dungeon 28+』の登場人物

完成版では単騎行動をしていたクイン王子ですが、最初は両手に花と言わんばかりに臣下の女性二人を引き連れているという構想がありました。

しかし、あくまでもEdenは神を殺す物語。流石に雰囲気が浮きすぎるという理由で特殊能力も主人公用グラフィックも用意されず、早々に没となりました。

カリーナについてはクリア画面で顔見せ程度に登場。

クリス(薬師)

「Princes of the Dungeon 28+」の薬師とは別人で、カイの幼馴染。
23年くらい前に出したかった素材セット~Letztes Lied~」でユリウスの上にいるのがクリスです。

特殊能力:クリスで取ったポーションの数だけ、クリスの攻撃力+n
薬を与えてくれるあちらとは逆で、俺に薬全部よこせと言わんばかりの男。
没にした理由はしっかりと覚えていませんが、そのデザイン自体はユリウスに流用されていきました。

クラウディア(バニーガール)

WWA WingのDiscordコミュニティでバニーガールの主人公用グラフィックを作成したため、現ウェルナーと二者択一の仲間として登場予定の構想がありました。
特殊能力(案1):敵を撃破時、仲間全員の生命力を100回復。
(※デザイン当時は回復力の概念がなく、仲間を6人までしか同時に連れ歩けない仕様のため、現ターシャより弱い。)

特殊能力(案2):敵を撃破時、自身の生命力がピッタリ777 1000の場合、生命力777回復。攻防+10。
(低難易度では空気、高難易度では必須級という立ち位置のキャラクター。テストプレイ中にダメージ計算が面倒くさいという理由で1000に変更。)

道を間違えて骨神城に来てしまったというおっちょこちょい系。
没にした理由についてですが、世界観にバニーが合わないというもの。

ドグマ王国という国は中世~近世のイギリスモチーフの国です。(同様にゼルトザーム帝国はドイツ、アルコバレーノ皇国はイタリアをモチーフとしておりますが、3国とも色々と文化を混ぜておりますのでご注意ください。)

バニーガールは20世紀後半にアメリカで生まれたもので、リアルに準拠しているわけではないとはいえかなり浮くという判断……。

名前だけは別のキャラクターが継ぎました。

グレン(グロソラリア家の騎士)

主人公用グラフィックは「23年くらい前に出したかった素材セット~Ouvertüre~」に収録。ライオネルの1個上が彼です。

特殊能力:敵を撃破時(※)、生命力が1000未満であれば攻防+35
※当時はキャラクターを切り替えた時に能力が切り替わるのではなく、撃破時に切り替えていました。

いわゆる「火事場のクソ力(ぢから)」というタイプのキャラクターで、現エルヴェーラ(※当時はターシャの従者設定)と二者択一の予定でした。

没にした理由については、彼のキャラクター設定を考えている過程で「こいつならカイの行動を絶対に止める。気づかないのが限界で、カイに同行するのは無理がありすぎる」と判断したのが理由です。

結果的にはカイに同行した従者はガイウス。ガイウスは他国出身で、祖国を蹂躙した骨神に恨みありなのでカイを止める理由がありませんでした。

コジマ(剣士)

なんで小島?と思うこと必至な名前ですが、ギリシャ語の「κόσμος(KOSMOS)」に由来するヨーロッパの女性名Cosimaが由来です。
主人公用グラフィックは「23年くらい前に出したかった素材セット~Letztes Lied~」のウルリケの1個下。

特殊能力:敵を撃破時、(技(※没ステータス) > 乱数0~499)であれば攻撃力2倍。

FEシリーズのソードマスター(与えるダメージが3倍になる「必殺」が出やすい)をイメージしたキャラクターでしたが、強すぎた&直接骨神に手出しできないバージルが派遣した傭兵という設定(=最終的にバージルを敵で出す構成にしたので辻褄合わない)という感じで没。デザイン自体は後にウルリケが拾っていきました。

アデルバート(カイとターシャの兄)

一部エンディングでのみの登場にとどまる彼ですが、仲間になる構想もありました。しかし、長男(=グロソラリア家の跡取り)という立場で身を危険に晒すようなことはありえないと判断。

翼竜騎士の姉妹(名前なし)

FEのくだりで触れていた「トライアングルアタック」を主人公側で使わせるために登場させる構想(フィオレンティーナ+姉妹の3人)がありました。が、フィオレンティーナに忠誠誓うやつ多すぎ問題で没。妹ポジションとしては既にターシャやエルヴェーラがいますし、妹持ちとしてもカイやガイウスがいるので他の個性についても出せないと判断。

グリガバル(ドラゴン)

前述した『アルクス戦記』に登場する幻竜グリガバル。
隠しキャラ1&隠しキャラ2の登場を決めた際、このキャラクターも隠しキャラとして登場させ、仲間になる方法は『最終決戦 †幻竜討滅黙示録†(仮)』のクリア画面で教えてもらえる。……という予定だったものの、グリガバルの納得行く主人公画像を作れなかったので作品企画自体をお蔵入りに……。

もし出せていたら世界観壊れていたかも。

エゼル(アイテムボックスにいる馬)

『カイ、ライオネル、ガイウスたちが乗ってきた馬だ。お前も戦える!』
というノリで戦わせる案もありましたが、非戦闘要員でアイテムボックスにいるほうがFEシリーズの『輸送隊』みたいで風情があると判断し没。

任意加入の仲間が多かったり、キャラロストがあったりで仲間の加入状況が安定しないこのゲーム。会話に全然参加しないキャラクターがいてもいいだろう!ということで主人公用グラフィックは一応ありました。

前向きグラフィックは『無頭の叡骨』に流用。

天使と悪魔(非プレイアブル)

マップ各地でプレイヤーに助言をする天使と悪魔を配置する予定でした。
天使は『特殊エンディング+総合評価S』に行かせるべく、プレイヤーに苦行を強いる』助言を行い、逆に悪魔は『プレイヤーに楽な道を勧め、特殊エンディング』に行かせない助言を行うという立ち位置でした。

下二行のセリフの元ネタは前述のSound Horizon

天使は『宝玉は売らずに残しておきましょう』
悪魔は『ライオネルそろそろいらないっしょ?殺してステータス上げちゃお☆』などのセリフがありました。

没にした理由については

  • マップの配置に余裕がない(スカスカ部分はありますが……)

  • 作中の雰囲気が乱れる

  • あちこちで指示されると嫌気が差すプレイヤーもいるはず

などといったもの。

製作途中のEden紹介

古いバージョンのEdenのデータが一部だけ残っていたのでご紹介。
(※画像ファイルは完成版と共有していたので、一部は当時と異なります)

ゲームオーバー画面

何もかも完成版と異なるゲームオーバー画面

数も多くないので、全員のセリフを紹介しておきましょう。

制作当初は、戦闘が終わるたびに攻防がコロコロ切り替わる作品。
戦闘予測を一度サボるだけで致命傷を負うことも……。
何回か殴れば倒れるやつというのは、画面真ん中にある魔術師系モンスター。
倒された時に下級モンスターを残すという厄介モンスターでした。
配置する個体ごとに専用処理が必要という面倒臭さがあり没になった魔物。
名前はスケルトンバニー。
制作中はセーブについても回数制だったので乱用できず、
乱数調整用に雑魚を残しておくことを推奨するゲームでした。
左の天使は黙したまま、何も語らぬ……

仲間たち

メルというキャラクターは現エルヴェーラ。
当時はアンナ(現ターシャ)に仕えるメイド設定、Not暗殺者

制作当初は仲間キャラクター達がアイテムボックスに格納されており、生命力が1000未満になるとそれがすぐ分かる瀕死アイコンがありました。

完成版にこんな人いたっけな?

謎解き

また、当初は謎解き要素を入れる予定がありました。
たとえば、完成版で『力の叡骨』がいる場所はこの通り。

SORT……つまり、『S or Tで続く曜日を消せ』という謎解き。
Sunday, Tuesday, Thursday, Satdayの4つ。
完成版を作る過程で、クリスタルの画像を
デフォルトから独自のものに変えたので画像がチグハグです🤔

結局、序盤から使っていく鍵の入手方法が謎解きギミックなのはクリア者を減らしてしまうだけだという判断でこの辺は没に。ダンジョン系+謎解きというアイデアはMerino氏のWWA『Gebet』から着想を得ていました。

モンスター

『無頭の叡骨』がいる場所は『力の叡骨』がいました。

武器画像のところはモンスターがランダム配置。
イベントシーンにのみ登場する大悪魔。
開発中は敵側でした。

その他

『王子だと思った? 残念、クリガバルちゃんでした!』(誰?)

紅茶は使い捨てセーブアイテム。
右上のモンスター(完成版における『機智の叡骨』)は殴っても復活し続けるサンドバッグ用モンスターで、そのお値段は1000G。

カトー(カト)はファーストネームではなく
ファミリーネームなので没。

……と、ここまで紹介したのは2023年1月の『Eden』です。(公開は9月末)
他の月の物も軽く紹介しておきましょう。

5月バックアップより抜粋

キャラクターごとにアイテムを使ってクラスチェンジ構想がありました
ウルリケさんがいる場所に前述の暗号がお引越し。なお……
ネームド3人まとめて舞踏の叡骨に操られている。
また、彼らは倒すと普通に死んだ。
バージルが前座としてカイ達に立ちはだかり、
弱ったところを骨神(偽)がトドメを刺すという没プロット。
(右にいるのは高難易度用ステータスにした両者)
無頭の叡骨は超高ステータスの持ち主。
しかしマップ内にこっそりいる司令塔(首)を倒すと……

6月バックアップより抜粋


サッシャの加入ポイントが異なる
当時はPT構成6人制限。
黒魔法陣がある場所が待機所でした。


完成版で青魔法陣のところにいた叡骨は叡骨将。
撃破したカニの左右によって爆発する範囲が異なり、
色々考えてカニを倒しながら進もうね~というマップ。
同じく青魔法陣にいた叡骨が叡骨将の魔法陣マップ。
中央の床は踏むたびに攻撃防御-1の嫌がらせポイント。

8月バックアップより抜粋

黒い翼竜はウェルナーの愛竜、オズボーン。
装備品として同行予定がありました。
イベント『四天王会議』
先に設定したドロップアイテムなどを加味した上での人選であり、
壁の叡骨以外はまともに会話が成り立たない面々で没。
スライムは弱そうなので殴ってみましょうか

公開2週間前バックアップより抜粋

ガイウスたちは攻撃をためらうタイプ
待機所は没に。
ニール「解せぬ」

その他、没セリフ紹介

最終決戦用に用意していたはずなのに、結局別のものを使っていたシーン。

※一部は完成版と設定等が異なります。

この件は全部『医術の叡骨』が悪い。
制作当初、骨神が生まれたのは100年前でした。
完成版ではもっと長い間ドグマを統治しています。
『ショーン』はカイの家の従者設定。
境遇はライオネルに近いです。
骨神に殺された家族の内訳は異なります。

※カイくんの決めゼリフは小物感が強すぎたため、彼の名誉のために非公開とさせていただきます🙈

裏設定、ゲームテンポの問題などで解説しなかったものなど

マップのスカスカな部分

一部ルートはカイ達以外によって敵が倒されたという設定があります。

ウェルナーら一行は竜を使って城の上空から凸
左にウェルナー、右にサッシャがいるので
それぞれの道を塞ぐ魔物はいない
下半分はウェルナー隊が殲滅しました
こっちは狩り尽くしたようです
余談ですが、この寂しい部分は壁に絵画を飾ったりする予定でした
(納期の関係で間に合わず)
東側4階~1階の階段部分を守る魔物はいません
ユリウスがやっつけました
上の空いた道はユリウスが殲滅済み
最短ルートで店への道を確保したユリウス
それはそれとして、ウルリケさんは大量の魔物を無視して進んだ模様
単騎行動だからこそできる技なのでしょうか

エアゼレ城

エアゼレは、ドグマ王国の優秀な学者の一人であると同時に、自らの名を冠する城の城主でした。
しかし、彼の美しい城は骨神によって汚されていったのです……

知識の叡骨

「こいつの何がどう、知識の叡骨なんだ!?」と思われた方も多いのではないでしょうか。喧嘩を売ったら応じてきて、倒すと魔法ダメージを与えてそのまま消滅するので回復アイテムを物色して終わり……。

設定上の、知識の叡骨の実績などは以下の通り。

  • 圧倒的な知力で骨神の出自を突き止めた。(作中に登場するキャラクターでその出自を知っていたのは他に2人だけ)

  • ワープ技術を発明し、城内にワープポイントを大量設置した。

  • 「秘密の店」の仕掛けを作った。

  • 「メニュー画面」は知識の叡骨が生み出した特殊空間。本当は店に着いた段階で知識の叡骨がプレゼントしてくれる予定だった。
    最初からこれ使えたほうがいいという身も蓋もない判断で没😇

骨神に嫌気が差してきておりカイたちに積極的に協力してくれる……という設定でしたが、なんだかんだで積極的に襲ってこないだけの中立モンスターに。

命の叡骨

倒した後にも物体パーツが残り続けているという唯一の演出がある叡骨ですが、別に何かイベントが仕込まれているというようなことは、特になし。

骨神やその側近(『賢者』や偽骨神(=本物の『大神官』))であれば誰でも死体を骸骨兵に作り変えることができるのですが、命の叡骨は特殊な出自の存在。生前の彼は釣り人で、ある日釣ろうとした獲物によって逆に海に引きずり込まれ、そのまま命を落としました。

そういった釣り人は他にもいて、それが雑魚敵の『スケルトンアングラー』なのですが、彼は特殊でした。既に骨となっているにも関わらず、自らの力で海から陸へと這い上がった。骨神の力なしで動き出した極めて特殊な事例のスケルトンです。

「おもしれー男」と思った骨神が彼に更なる力を与えましたが、カイたちに倒されてその力を失ったあとも、その特異的な出自からあのように目だけ光り続けられていたようです。

ストラート

ストラートはWWA『Princes of the Dungeon 28+』で名前を確認することができる古い時代の学者です。エアゼレという学者の弟子にあたる人物で、『Eden』の時代にはとっくに故人となっていますが、作中で彼の子孫が登場しております。その子孫というのがサッシャです。

古のドグマ王国で活動していたストラートですが、なんらかの理由で王国での地位を捨て、帝国に移り住んだのです。(ラストバトル直前にサッシャが生存していると、王国を離れた理由を確認できます。)

また、ストラートの師匠であるエアゼレが仲間に加入しているとサッシャの能力による自傷ダメージが半減されるほか、サッシャ死亡時に専用の会話が発生します。

ハイロキーン

固有の名を持つもののシナリオへの影響が皆無である人物です。
基本的にアルクスのWWAに出てくるキャラクター達は世界観的な都合でも現代日本にある『きのこたけのこ戦争』とは無縁で、「○○派」という発想もまず存在しません。が、彼だけでは明確に「キノコ派」という設定があります。

デフォルト主人公のWWA作品(スキルファイター、ハンバーガー)以外は同じ世界の物語というコンセプトで作品作りを試みているため、彼についてはまたいつか詳しく語られる日が来るかも。

今後は検索をかけると、このNoteが出てくると思われる……

ブリンガン

『Princes of the Dungeon 28+』で名前だけ登場する王子で、主人公クインのご先祖様に当たる人物です。彼は王に即位して子孫を遺しましたが、骨神によって命を奪われ、若くして亡くなっております。

後を継いだ子供も幼いのでいともたやすく他国に滅ぼされそうですが、そこは骨神が守っていたようです。

『Eden』では彼と血の繋がりがある仲間キャラクターが2人登場し、どちらかが死亡していればあの世で会話するイベントを挟む予定がありました。

結局作中には登場していませんが、設定上は『23年くらい前に出したかった素材セット~Letztes Lied~』の最下部右端にいるのが彼です。

サッシャ

性別は意図的に明言しませんでした 。

珍しい会話

特定の条件を満たした場合のみ発生する会話もあったり無かったりします。
一例をご紹介。

戦闘前会話

速さ(俊足の叡骨) VS 仲間たち
彼との戦闘がクリアに必須ではないとはいえ、フィオレンティーナやウルリケを仲間に加えるまで意図的に避けてプレイするのはかなり面倒。

オルランド VS デーアス

ニール VS デーアス

ニール VS エアゼレ

エアゼレは等身が低いだけでそこそこおじさんです

ニール VS フィオレンティーナ

三兄弟 VS 隠し3

仲間入り

ユリウス加入済み、ウェルナー加入後ロスト時

プレイヤー目線で見えないキャラクターも同行しているのは
FEリスペクト要素です

キャラロスト

フィオレンティーナ死亡時(エルヴェーラ)
フィオレンティーナ死亡時(ガイウス)
フィオレンティーナ死亡時(ガイウス)
フィオレンティーナ&エルヴェーラ死亡時(ガイウス)
フィオレンティーナ死亡時(ユリウス)
赤魔法陣ボス(ターシャ) 敢えて会話一部のみ
青魔法陣(ウルリケ)
青魔法陣(ウルリケ)
青魔法陣(ウェルナー)
青魔法陣(ウェルナー)
青魔法陣(クラーク)
青魔法陣(クラーク)
青魔法陣(隠し2)
青魔法陣(隠し2)
青魔法陣(ブラッドフォード)
青魔法陣(ブラッドフォード)
青魔法陣(ブラッドフォード)
青魔法陣(ブラッドフォード)
青魔法陣(ブラッドフォード)

以下、無駄にバリエーション豊富なカイ死亡集

赤魔法陣ボス専用 敢えて会話一部のみ
特殊エンディングの条件を満たしている場合
汎用(ターシャ生存)
汎用(ターシャ生存)
ターシャ不在
ウルリケ生存時
ターシャ、ウルリケ不在
ガイウス生存時
初期加入キャラなので一番見られていそうなもの。
ターシャ、ウルリケ、ガイウス不在
エルヴェーラ生存時
ここから初期加入のガイウスが死ぬ前提、自然に目撃する機会が激減。
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ不在
ライオネル生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、ライオネル不在
隠しキャラ2加入&生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、ライオネル、隠し2不在
クラーク生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、
ライオネル、隠し2、クラーク不在
ウェルナー生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、
ライオネル、隠し2、クラーク、ウェルナー不在
隠しキャラ3加入&生存時
フィオレンティーナがいる場合
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、ライオネル、
隠し2、クラーク、ウェルナー、隠し3不在
フィオレンティーナ生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、
ライオネル、隠し2、クラーク、ウェルナー、
隠し3、フィオレンティーナ不在
ユリウス生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、
ライオネル、隠し2、クラーク、ウェルナー、
隠し3、フィオレンティーナ、ユリウス不在
サッシャ生存時
ターシャ、ウルリケ、ガイウス、エルヴェーラ、
ライオネル、隠し2、クラーク、ウェルナー、
隠し3、フィオレンティーナ、ユリウス、サッシャ不在
ブラッドフォード生存時
ターシャ、ウルリケ……(中略)不在時
隠しキャラ1加入&生存時
ターシャ、ウルリケ……(中略)不在時
エアゼレ生存時
ターシャ、ウルリケ……(中略)不在時
デーアス生存時
ターシャ、ウルリケ……(中略)不在時
デーアス生存時

Q.一部キャラクターのセリフ差分を聞くまでのハードルが高すぎないか?
A.アップデートで見やすくできるよう検討中です。

アンケートの回答内容

投票母数がそこまで多くないので参考程度に。
(コンテスト期間中にアンケート作ればよかった……)

アンケートへのご回答は引き続き受け付けております!

ビジュアルが好きなキャラクター

カイ、エルヴェーラ、ウルリケ、オルランドが比較的人気の高い傾向。

キャラクターの設定が好きなキャラクター

得票率が高かったのはクインです。
次点でカイ、デーアス、ウルリケ、骨神。

ただし、キャラクター設定については「そもそもあまり印象に残っておらず、好きか嫌いか分からん」というような意見もあったので、他のキャラについては別に設定が嫌われているとかではないのかなと思いました。

ゲーム全体を通して印象に残っているキャラクター

得票率が高かったのはカイ、デーアス、骨神。
物語の根幹部分に関わっているキャラクターが強かったようです。

設定・印象については後述の『支援会話』導入後になると変わるかも?

もっと掘り下げてほしかったキャラクター

得票率が高かったとまでいくキャラクターはいませんでしたが、逆に低かったのはカイ、エアゼレ、デーアス、クイン、オルランド、バージル公爵、ニール将軍の7名。投票内容的には、一部を除くと全体的に掘り下げ不足だったように思えますね。

そのキャラクターを主人公にした、スピンオフ的な作品を見てみたいキャラクター

割とバラバラに票が入っていますが、オルランドと骨神が他より多い。

こういう要素があってこその『Eden』だ!と思うもの

『ダークな世界観』
『大勢の仲間キャラクター』
『様々なギミックの中ボス』の3つが上位でした。

苦労したボスキャラクター

  • 幻の叡骨

  • 命の叡骨

  • 速さの叡骨(俊足の叡骨)
    ↑こちらの設定ミスでこの叡骨は名前が混在していました……

  • 竜の叡骨将

  • 首領の叡骨将

  • 隠しボス

などが挙げられました。

テストプレイ中に何度か仲間をマルチキルされたボス

アンケートでのご意見への回答など

既にX(Twitter)で発信しているネタもありますが、頂いたコメントに色々と返していきます。

キャラクターの過去などについてもっと詳しく知りたかった

前述のとおり、アップデートで「支援会話」機能を導入予定です。

特定の組み合わせ(例:カイ×ターシャ、ガイウス×ユリウスなど)のキャラクター2人をある程度使い込んでいると、メニュー画面から専用の会話を見ることができる機能で、二人によって話す内容は様々です。

家族の話であったり、思想の話であったり、異文化交流であったり……。
本編で開示しきれなかったネタもあるので、お楽しみに!

シナリオが複雑で没入感を得にくかった

色々と難しいところなのですが、何かしら検討します。
『Eden』の場合はマップ攻略が忙しくてシナリオに集中しにくいという点もあったかと思いますので、今後のRPGではその辺りに気をつけてみます。

キャラクターの数が多く感情移入しにくい
(戦闘面以外の印象が薄い)

戦闘面以外の印象については前述の「支援会話」アップデートで幾らか改善を図れるかと考えております。

一部のキャラクターを仲間にせず進められる点や、一本道ではない自由度、キャラロストの概念などから「その場面にこのキャラクター達が必ずいる」と保証できる場面が開始直後&特殊エンディング程度なので、RPGでよくある『複数キャラクターでの会話シーン』などをあまり用意できなかったのは反省点ですね。

マップが複雑なので地図がほしい

城内の画面数が非常に多く、下手に地図を出すと逆に初心者に優しくないという判断から、アップデートで地図のかわりに「ヒントルーム」を導入予定です。

ヒントルームでは「△△に行くといいよ。○○から上→右→右!」みたいな要領で、「その状況で行く必要のある場所への案内」などを行っていく予定です。

どこからでもワープしたかった

前述の『アップデート予定』の通り、いただいた意見をもとにワープ機能の改良を予定しております。

機動力と精神力が分かりにくい

効能がわかりやすい回復力は概ね好評な感じがありますが、一定量ある場合にしか作用しない機動力、上げることによる恩恵が反映されにくい精神力は難があったかもしれませんね。

アルクス作品では色々と試みていくつもりなので、機動力や精神力が再登場する作品があるかは分かりませんが、今後の作品のサブステータスは分かりやすさを意識していこうかと思います。

仲間キャラクターの初期生命力が2000は物足りない(特に終盤)

カクテルの温存が活きるように控えめにしています。
ただ、低難易度ではサービスしてもいいかもしれないので検討します。

隠しキャラ2が終盤加入なのに微妙

完成版での加入順序としてはウルリケ→隠し2ですが、制作中はウェルナー→隠し2で、序盤~中盤加入を想定しておりました。しかしながら前作での存在感がある彼の加入が早いとそれはそれでカイの存在を食ってしまいかねず、叡骨将もなるべく後半で戦わせたかったので後ろに回すことにしました。

とはいえ隠しキャラ2を仲間にする経路上で勝手に仲間になるウルリケの能力で自動的に弱体化が入る上、序盤から活躍できる隠し1や、終盤加入でもそこそこ強い隠し3と比べると確かに微妙なのは事実。

アップデートの『調整版』モードではテコ入れを施す予定です。

上記の通り、テコ入れはします。
それはそれとして、不具合で攻撃力+10も動作していませんでした……🙇

キャラクターの顔グラフィックが欲しい

こちらについては一瞬考えたものの、自分の技術力と相談してやめた案件ですね。顔系のドット絵は恐ろしいほど苦手なもので……

ただ、アルクス単独で作るのは厳しいなというだけの話なので、今後の作品作りでは他の方と協力して顔グラフィックを用意するかもしれません。

全体的にノリが軽い(死地に突っ込んでいるシナリオとの乖離を感じる)

長編な上にあまりに暗すぎるとプレイヤー側のモチベーションにも響くなということでノリを軽くしている部分はございます。ただ、確かに全員生存でゲームを進めているとこの問題は顕著になってくる気がしますね。

今から軌道を変えようとすると『Eden』という作品自体の雰囲気がガラっと変わりそうなので、今後のゲーム制作において参考にさせていただきます。

エルヴェーラと隠しアイテムの相性が良すぎる

意図的に調整をかけました。エルヴェーラは終盤までは防御力低下のデメリットのほうが目立ちやすく、特殊エンドの条件を考慮するとある程度は使いやすさを担保してあげる必要があったので……。フィオレンティーナの強みも伸ばせるようにしております。

特殊エンディングの結末がピンと来ない、あまり関心を持てなかった

特殊エンディングはあくまでもマルチエンディングの1つです。他のゲームでいう「真エンド」や「ベストエンド」といったものではなく、プレイヤーやカイにとって最適の結末であるとは限りません。

ただ、特殊エンディングの先にあるものが特定テーマの結末+専用画面でのおまけ情報程度というのは物足りなさを感じられたかもしれません。

アップデートでは特殊エンディングについて、専用画面でモンスターとの戦闘が可能になるなどのテコ入れを検討しております。

特殊エンディングの条件が厳しい

アップデートの『調整版』にて、クリア後のプレイ評価に響く形にはなりますが、救済措置を導入予定です。

主人公弱くない?

カイについてはライオネルやウェルナーのような主戦力ではなく、多種多様の仲間たちを率いるリーダーというコンセプトでした。
主人公らしくちょこちょこ強化要素も入れており、最終的にはそれなりの水準にはなりますが、確かに主人公大活躍!みたいな場面もないのは物足りなかったかもしれません。

こちらについては『調整版』でテコ入れを検討しております。

ライオネルの強さがフライゴンみたい

ライオネルについては元より序盤の主戦力というデザインのキャラクターですが、彼については単純なスペックより、同様に攻防補強できるウェルナーが早い段階で仲間になってしまうことが問題でしょうかね。

追撃持ち(青・緑)を撃破する上ではライオネルのほうが優位なのですが、彼とウェルナーのパラメータについては『調整版』で調整するかも。

強力なドラゴンタイプのポケモン『フライゴン』
対戦環境においては他の強力なドラゴンに悩まされている。

クラーク弱くない?

攻撃強化フィオレンティーナ、防御強化クラーク、両強化ウェルナーで役割が分かれていますが、『Eden』ではどちらかというと攻撃偏重なので確かにクラークの強さは活かしにくくなっていたように思えますね。

『調整版』では、攻撃力を主に強化するようなプレイスタイルでもクラークを使いやすくする強化を検討中です。

後半のサッシャ弱くない?

序盤中盤の対ボス要員というのが主な役割で、終盤加入のキャラクターもいるので終盤は微妙ぐらいで調整しております。

が、これではサッシャをサポートする能力を有するエアゼレがやや物足りないので、『調整版』で調整を検討しております。

ウルリケ強すぎでは?

ウルリケは終盤加入のキャラクターであり、彼女をある程度使い込むことで見られるエンディング分岐もある他、設定上の強さもあるので意図的に強めにしております。また、叡骨将などの強敵と戦う上では仲間と手分けして戦うことが必要不可欠です。

ただ、この強さは他の終盤加入キャラクターにも影響を及ぼしている部分があるので『調整版』では多少調整するかもしれません。

ネタバレありの攻略メモ的なものがほしい

当記事とは別でnote記事を後日公開予定です。
(できあがったらゲーム側にURLを記載します。)

結局仲間キャラって合計何人?

通常キャラクター14+隠し3の合計17人です。
隠しキャラクターを除いた仲間の数を13(西洋における不吉な数)になるようにしていましたが、最後にウルリケが増えて14になりました。
(『カイの仲間』という観点では結局13になりますが……)

おわりに

まだまだ語れるネタがある作品ではあるのですが、2万文字ほど書いてしまったのでそろそろ終わりにします。疑問とかあったらTwitterやDiscordでお尋ね頂ければ色々語ると思いますので、お気軽にお願い致します。

WWA Advent Calendar 2023の翌日の記事は、
enjoyablespageさんの『WWAの思い出』が予定されております。

この記事のような文量の暴力ではない記事になるかと思われますので、肩の力を抜いてお楽しみいただければと思います。

長々と読んで頂きありがとうございました!

おまけ:Eden制作中のツイート解説

ダンジョン系→Princes of the Dungeon 28+
ダンジョン系(大嘘)→Eden(ダンジョンといえばダンジョンかも)
ジャンル分からない系→没
(コンテストに出したハンバーガー、スキルファイターは当時予定外)

緑の玉は没ステータス「技」、オレンジの玉は没ステータス「速さ」用。
(ちなみにパーツ上限は4000です!)

当時できたてのライオネルをチラ見せ。完成版とは色が少々異なるのと、肩部の装飾がない状態。

  • ボーナスモンスター→蜘蛛のこと。

  • コンティニュー→当時はキャラロスト実装予定外。

  • 四将は完成版における

    • 「赤魔法陣の叡骨」

    • 「青魔法陣の叡骨(氷)」

    • 「速さ(俊足)の叡骨」

    • 「完成版に登場しない叡骨(ソードマスター、天罰の叡骨のプロトタイプ)」

  • とあるモンスター→完成版におけるバージル

  • 『骨神』の名前は開発初期で既に決まっていましたが、ツイート時は名前を隠しています。

骨神の最終形態は元々こんな感じにしようとしていました。
輪郭をはっきりと認識できるようなデフォルト調のドットでやるなら120×120pxより大きくないと厳しいかなーと思います。
(右は流石にネタですが)

当時は床が赤かった骨神城。毒の叡骨将(オルランドに消された叡骨)とは普通に戦う予定でした。(28+の公開タイミングでは死なせる路線で確定していたため、あちらの隠しボスとして登場します)

EdenのYes/Noボタン(制作中)

左からオルランド、首領の叡骨将、赤魔法陣でした。

締め切り1週間前のツイート。
床の色を変えた以外はほぼそのまま公開版になっています。


今度こそ終わり。

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