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褒め合うワークでメガネを曇らせ、気づいた3つのこと

おはようございます。

やっと家族が寝静まり、こそこそと寝室を抜け出しました。

向かう先は、キッチン。

真夜中にドリップコーヒーを淹れて、Jazzを聴くのが私のひそかな贅沢です。

ネットラジオでBlue Bossaを聴きながら、良い香り。


・・・と思ったら、早速子どもの夜泣きです。

もう一度、寝かしつけにいかなきゃだ。

あーあ、コーヒーが冷めてしまう。

ま、いっか。

ネコ舌だしね。


こんな感じで行ったり来たりする夜も、人生であと何日なんだろうとカウントダウンし始めると、途端に大切な時間だと愛おしくなるから不思議です。


プロセスワークの「高いランク」のこと

さて、先日、定期的にミーティングを続けている大切な仲間と、「高いランク」を見立てあうワークを行いました。

ランクについて話をすることが初めてだったので、まずは解説をしてもらうところからのスタートとなりました。

ランクとは、人間関係に大きな影響を与える要素の1つです。1995年のアーノルド・ミンデルによる定義は以下です。
「ランクとは、個人の持つ特権の集合体である。社会的もしくは個人の能力やパワーであり、文化、コミュニティー、個人の心理、スピリチュアルなパワーによって形成される。当事者が意識している場合と、意識していない場合がある。」
ランクには、外的に付与されるもの、内的に付与されるものがあります。
出典:プロセスワークを活用した組織開発とコーチング

プロセスワークのアーノルド・ミンデルによると、ランクは内側から、外側から、の二つの方向から定められていくとこのこと。

今回は、外側から付与される高いランクについての話になります。


「高いランク」を見立てあうワークの手順

「高いランク」を見立てあうワークの手順は以下です。

①外からの見立てをチームメイト同士で伝えあう
②見立てを聞いてどのように感じたのかを話す
③(後日)自分の行動にどのような変化があったのか報告しあう

①の見立てを聞く段階で私はソワソワして恥ずかしくなってしまいました。

ニヤニヤするのを隠し切れず、顔がほてってメガネが曇りました。

②では主人公が感想を話すターンです。

普段以上に、自分の選ぶ言葉に敏感になりました。

③は二週間後に行いました。

自分の高いレベルを認識できることで、物事はある程度好転していくように感じています。

そして時間をあけて改めて見直すことも、このワークの大切な要素でした。


ワークを通した3つの気づき

なぜ私のメガネが曇ったのか、もう一度考え直したとき、以下3つの気付きがありました。

1:褒める・られる習慣がない
普段、誉められなれていないと、自分の高いランクを素直に受け止めることができず戸惑ってしまう

2:話されていなかった相手の視点
自分の意識していない長所(盲点の窓)を探り当てられると、目の前にいる相手が日常的に考えていることすべてを表現していないことに気づかされる

3:ラポールとロイヤルティ
お互いの高いランクを認めあうことで、心理的安全性が高まりラポールが形成されて、相手のことがもっと好きになる。さらに、忠誠心や帰属意識といったロイヤルティが高まったことを自覚すると、なかなか離れられなくなる。

今日は、一つ目の気づきについてさらに詳しく考えてみました。

1:褒める・られる習慣がない/
普段、誉められなれていないと、自分の高いランクを素直に受け止めることができず戸惑ってしまう

普段の生活で接する人たちのことを考えたとき、私を含めて、褒められ慣れていない人が多いのではないかと感じています。

特に謙遜する文化に生きている私たちにとっては、奢っているように見られてしまうことはある意味で損失につながりやすいとも言えます。

人を褒めるのはもしかしたら褒められることよりも少し気が楽なこともあるかもしれません。

私の場合は褒められすぎてしまうと、その裏に何か意図があるように感じられてしまい、なんだか嫌な気持ちになってしまいます。私と同じような人も一定数いるのではないでしょうか。


コミュニティ内に1対1関係を際立たせる'褒め行動'

コミュニティにおいて褒め行動をとるとどのような変化が現れるのかについても想像を膨らませてみます。

はじめ、コミュニティではその多くが1対nの関係からスタートします。

しかし、褒め行動を起こすことにより、関係性は1対1に変化します。

今まで「その他大勢の一人」だったあなたに、「他のその他大勢」だった私が褒め行動を起こすこと、それは個別化の認知が行動で現れていることを示します。

他の誰でもないあなたに、私は興味を持っている。

興味を持ってくれているはずなのに、たいていはポジティブな返事をするのが難しいのが実情です。

むしろ自分を貶めるような言葉を、反応的に返してしまう私自身、何だか呪いがかかっているようなそんな感覚もあります。


二つ目の気づきについては、次の記事で深めていきます。


おわりに

褒め合うワークに取り組んでいるとき、あまりの恥ずかしさに私のメガネはあっという間に曇ってしまいました。

けれども、照れ隠しをせずに、「メガネ曇っちゃいました」と伝えられる関係っていいな、と改めて思い返しました。


少し前までは、今の生活をつづけながら、こんなことを体験できるような日々が来ることなんて想像もしていませんでした。

日々めくるめく学びにあふれ、表現せずにはいられない出来事が押し寄せます。

今日もまたいい日になるような気がします。

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