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今なお残る池袋の横丁。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』

都内の横丁や路地を求めて早朝から徘徊を重ねるようになって5、6年は経つだろうか?
ちょっと前まではそんな生まれ育った昭和の光景になんの興味も惹かなかった。
それが突然興味が沸くようになったのは、近所の脇路地を偶然通りかかった際に突然父の実家の前の路地を思いだしたからである。

なんともいえない郷愁感に包まれ、この光景が平成を通り越して令和の時代にも残っているということ。
しかもいつ取り壊されてもおかしくない状況に、姿在るうちに写真に納めておこうと思ったからである。

池袋というターミナル駅の近くで暮らしていると、戦後以来の横丁が今なお残っていることに感謝である。
とはいえ、西口はだいぶ前から再開発で綺麗になり、今でも多少は残っているが戦後ヤミ市の区画の大部分は失われてしまった。
同じく東口の人世横丁も今や商業ビルに建て替わり、昔の痕跡の一つも残っていない。
今なお通り名が付いていて頑張っているのは、栄町通りと美久仁小路くらいか?


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