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ゲーム音楽を語る#24〜『命を背負って』

本編では2回しか聴けない神曲。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

僕はゲームをプレイするのが好きですが、ゲーム音楽を聴くのも大好きです。
特に楽しかったゲームや印象に残った音楽があれば、そのゲームのサントラはほぼ必ず購入します。
日常生活でもBGM代わりにゲームのサントラを聴くことも多いですし、ゲームをプレイしていない時でもそのゲームに浸っていたいというのが本音ですね。

そんな一昨日、昨年の夏にがっつり楽しんだゲーム『ゼノブレイド3』のサントラが届きました。
サントラが届くと、まずは最初から最後までフルで聴くというのを行っています。
『ゼノブレイド3』のサントラは昨日の午前中からBGMとして聴き始めて、CD9枚組のところ6枚目まで聴き終えました。

改めて『ゼノブレイド』シリーズの音楽の良さを実感しています。
シリーズのサントラは一通り持っていますし、明日には『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』のサントラも届くので本当に楽しみですね。

ということで、今回紹介するゲーム音楽はそんな『ゼノブレイド3』より『命を背負って』について。
まさにシリーズ集大成にふさわしい神曲となっているのですが、この曲を構成する『敵との対峙』と『Counterattack』という2つの神曲についても合わせて紹介します。

前回のゲーム音楽、『ゼノブレイド』の音楽についてはこちら。



敵との対峙

『敵との対峙』は『ゼノブレイド』におけるイベントシーンで用いられた楽曲です。
曲名の通り敵と対峙するシーンで使われる曲で、各ストーリーのクライマックスシーンで使われることが多いです。
この曲が使われるシーンは「敵勢力によって主人公達が蹂躙される」→「それでも屈せず主人公達が敵に立ち向かう」というパターンが多く、曲もその様なシチェーションに応じた悲壮感、緊張感、そして勇荘感を織り交ぜた壮大な曲となっています。

『ゼノブレイド』のストーリーは重めなこともあり、この『敵との対峙』がそれをよく表していると感じています。
ドラマチックな曲の構成が素晴らしいですし、序盤から中盤、終盤においても印象的なシーンで使われているので、本当に感慨深いですね。
基本的にはイベントシーンで流れる曲ですが、場合によってはこの曲のまま戦闘することもありました。

上の動画は『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』のアレンジバージョンですが、コーラスがより際立っているのが印象的ですね。
悲壮感を感じる重めな曲ですが、戦闘曲である『名を冠する者たち』や『機の律動』と並ぶ、これぞ『ゼノブレイド』と言える神曲となっています。


Counterattack

『Counterattack』は『ゼノブレイド2』のイベントシーンで流れる曲です。
前作の『敵との対峙』の後継曲とも呼べる楽曲で、曲の構成や流れるシーンなどからも『敵との対峙』との類似点を見つけることができますね。
ですが、曲のドラマチックさはこちらの曲の方が熱いものとなっています。
サビとも呼べるメインの旋律はギターですし、曲の熱さだけなら『敵との対峙』を超えた神曲です。

『ゼノブレイド2』は王道なストーリーが展開されますが、イベントシーンでは毎回盛り上がるような構成となっています。
それこそアニメの「覚醒シーン」にあたるような熱い展開が描かれるのですが、これが頻繁に起きるのです。
まさに覚醒シーンのオンパレードなのですが、王道なストーリーと相まってこれがまた最高なんですよね。
決まってそこで流れるのがこの『Counterattack』だったりするのです。

「反撃」という曲名の通り、絶望的な状況となってもこの曲が流れると勢いが盛り返すことが多いですね。
本当に熱くて素晴らしい楽曲で、『ゼノブレイド2』の楽曲の中ではやっぱりこの曲が1番好きですね。


命を背負って

『命を背負って』は『ゼノブレイド3』のイベントシーンで流れる楽曲です。
曲の構成から分かる通り、『敵との対峙』『Counterattack』に相当する曲となっています。
さらに最高なことに、曲の途中にはこらら2曲のフレーズが流れてくるんですよね。
曲の終盤からは『ゼノブレイド3』を象徴する笛の音も加わります。
『命を背負って』は『ゼノブレイド』と『ゼノブレイド2』が融合した『ゼノブレイド3』の世界観が表れた、神曲中の神曲となっています。
実は当時は全く気づかなかったのですが、2ndトレーラーでもこの曲が使われていました。

印象的だったのは本編第2話の終盤のイベントシーンですね。
覚醒からの反撃、でも窮地に陥ってそこからさらに打開しての流れは「最高」の一言に尽きます。
ですが、この曲が本編中で流れたのはたったの2回。
追加ストーリーである『新たなる未来』でも1回だけしか流れませんでした。
『敵との対峙』も盛り上がりましたし、それに相当する『Counterattack』はそれ以上の頻度で流れていた記憶があります。
『命を背負って』も同じ流れの曲のため、たくさん聴きたかったというのが本音です。
ですが、サントラに付属していたブックレットに高橋哲哉総監督からのコメントでこの件について触れていました。
意図して流れる回数を減らしていたようですね。
コメントを読んで少し腑に落ちました。

『命を背負って』の熱さと切なさを兼ね備えた印象的な旋律は、今作の代表曲にして『ゼノブレイド』シリーズの集大成の一曲と呼ぶに相応しいと感じています。



まとめ

こんな感じで、『ゼノブレイド』から『敵との対峙』、『ゼノブレイド2』から『Counterattack』、『ゼノブレイド3』から『命を背負って』を紹介しました。
それぞれイベントシーンで流れる印象的な楽曲で、各作品を代表する神曲となっています。
各曲に熱い思い出がありますし、『ゼノブレイド3』のサントラが届いてこれらを集めたプレイリストも作ることができました。
これから聴きまくれると思うとワクワクしてきますね。

『ゼノブレイド3』の楽曲についてはまだまだ語りたいものが幾つかあるので、また日を改めて紹介したいと考えています。
やっぱりゲーム音楽っていいですね。

それでは、また。

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