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アルバム『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』

僕のBring Me The Horizonはここから始まりました。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

息つく間もなく新年度が始まって1ヶ月が経ちました。
今年で社会人11年目となりましたが、相変わらず新年度というものは忙しいもので、何だかこの春はイライラすることが多かったように感じられます。
ストレスによってまた唇の端が切れたまま治りませんし、余裕のなさから職場でもかなり不親切な態度をとってしまっていました。
どれもこれも良くないですし、自分自身の弱さが表面化してしまっていましたね。
ですが、昨日までの長い休みを無意味に過ごせたことで、反省して自分のことを振り返り、今後に向けては少し余裕が出てきたようにも感じられます。
今日から心機一転また頑張らなきゃですね。

さて、そんな僕の癒しとなるのは音楽です。

外出時にはAirPods Proをつけて、自室ではHomePod miniから絶えず音楽を流し続けています。
この連休中はほとんど家にいたのでずっと部屋で音楽を流していました。
それこそイヤホンしてゲームしている間も、音楽自体は聴こえないのに流していました。
聴いていたのは「チル」とか「アコースティック」とか「リラックス」とかいった音楽でした。
癒しを求めていたようです。
よほど疲れていたんですね。

また、連休中の仕事の前後では割と激しい音楽を聴いて自分を奮い立たせていました。
ここ2年ほどでどハマりしたBring Me The Horizonの音楽を聴いたりしていましたね。
昨年は11月のフェスで聴けたこともあってかなり聴きまくっていたのですが、今年は昨年よりは聴かなくなってしまいました。
自分の中でのBMTH熱が冷めてしまったのかと少し寂しくなりましたが、ふとしたことでまた聴きたくなったりしていましたね。

ということで、今回はそんなBring Me The Horizonのアルバムについて。
僕が本格的にハマるきっかけとなったアルバム、『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』を紹介します。



POST HUMAN: SURVIVAL HORROR

新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンの間、ビデオゲームは多くの人々にひとときの慰めを与えたが、Bring Me The Horizonのボーカル、オリヴァー・サイクスにとって、ゲーム内のバーチャルな世界滅亡後の冒険はバンドの新しいEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』の制作にも影響を与えた。シェフィールド出身の5人組である彼らは、ゲームの『DOOM Eternal』から本作のインスピレーションを得て、ゲームのサウンドトラックを作曲したMick Gordonにプロデュースを依頼し、ビデオゲームの作品世界のスピリットを捉えようとした。苦悩する「Dear Diary,」が心の奥底の不満を漂わせながら作品の幕を開け、LINKIN PARKにも通じる「Teardrops」がニューメタルの栄光の日々をよみがえらせ、「Parasite Eve」「Ludens」では2019年の『amo』のヘヴィな瞬間を取り込んでいる。多彩なジャンルのコラボレーターも顔をそろえており、「Kingslayer」では『Suicide Season』時代のデスコアとBABYMETALの“かわいい”メタルスタイルを融合させ、「Obey」ではサイクスの威嚇するようなうなり声に加えてヤングブラッドのしゃがれたボーカルを武器に、社会の抑圧と腐敗に立ち向かってみせる。そして長く記憶に残るラスト曲「One Day the Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death」では、サイクスとエヴァネッセンスのエイミー・リーがゾクゾクするようなデュエットを披露するのだが、氷のように冷たいこの葬送行進曲から見えてくるのは陰鬱(いんうつ)な未来に他ならない。

Apple Music

『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』は2020年10月30日にリリースされたBring Me The HorizonのEPアルバムです。
『POST HUMAN』と題されたEPシリーズの第1弾がこの『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』で、第2弾の『POST HUMAN: NeX GEn』は昨年9月にリリースの予定でしたが延期となってしまいました。

2年前の年明けにApple Musicに加入したのですが、自身の音楽の方向性を広げようと思ったのが始まりでした。
それまで浜田省吾一辺倒だった僕ですが、他にも好きなゲーム音楽を起点として、様々な音楽を聴いてみようと思ったのです。
そこで、大好きなゲーム『DEATH STRANDING』に楽曲提供をしていたBring Me The Horizonに行き着いたのでした。
その曲が収録されているアルバムがこの『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』で、これが衝撃的な出会いとなったのです。

Dear, Diary

アルバム1曲目は『Dear Diary,』。
非常に激しい楽曲で、叫ぶように歌うのが非常に印象に残りますね。
正直なところ、初めて聴いた時は何を言っているのか分からなく、あまりにも音が激しすぎて好きではありませんでした。
僕自身の英語力も乏しいため歌詞を聴き取ることもできず、その歌詞の意味も調べようとしなかったがために曲の真価を知ることができてなかったんですよね。

この曲に対して印象が変わったのは、昨年の11月に行われた「NEX_FEST」で聴いたことでした。
イヤホンや自室のスピーカーを通してではなく、生での歌と演奏を聴いて文字通り痺れましたね。
この後聴き直したことで、歌詞にアルバムタイトルでもある「SURVIVAL HORROR」が含まれているのを知りましたし、Bring Me The Horizonの世界観がよく現れた、最高にアガる楽曲だということを知りましたね。

Parasite Eve

アルバム2曲目は『Parasite Eve』。
同名のゲームにインスパイアされた楽曲ということですが、『パラサイト・イヴ』は3作目しかプレイしたことがありませんので良く分かってません。
原作小説を読んではいますが、まだ途中で積んでしまっていますね。
絶妙な雰囲気の楽曲で、こちらも最初はいい印象を持っていませんでした。

『Parasite Eve』に対して印象が変わったのもフェスの存在でした。
フェスに出演するアーティストたちの事前のインタビューで、YOASOBIがこの曲が気に入っていると言っていたのが印象的だったのです。
そこで会場に向かいながらこの曲について調べたところ、今現在の世界の状況について歌っていたことを知って衝撃を受けたのです。
2020年当時のインタビューを読んで、『Parasite Eve』がとんでもない曲であることを知ってから大好きになりました。
ちゃんと曲の内容を知ったこともあり、フェスでは個人的にものすごく盛り上がった曲となりましたね。

Teardrops

アルバム3曲目は『Teardrops』。
フェスでも3曲目に歌っていた曲ですが、タイトルが素敵だということ以外の印象が残っていない楽曲でした。
後にミュージックビデオを見て曲の世界観を知り、和訳も調べてみたところ中々に素敵な楽曲であることが分かりましたね。
前2曲とはまた違った激しさのある曲で、アルバムの中では印象は薄いものの結構いい曲だと感じています。

Obey (with YUNGBLUD)

アルバム4曲目はYUNGBLUDとのコラボ曲である『Obey』。
イントロを聴いて『デビルメイクライ』の戦闘曲として流れそうだな、と感じたのをよく覚えています。
この印象もあって最初から好きな曲でした。
ミュージックビデオも非常に印象的ですし、曲の激しさも非常に好みな雰囲気でしたね。

フェスでも非常に盛り上がったのを覚えています。
事前にYUNGBLUDのステージでオリーが登場して『Happier』を歌ったのももちろん最高でしたし、今度はBring Me The HorizonのステージにYUNGBLUDが登場してこの『Obey』を歌ったのがもう素晴らしかったですね。
今でも大好きな曲です。

Itch for the Cure (When Will We Be Free?)

アルバム5曲目は『Itch for the Cure (When Will We Be Free?)』。
80秒ほどの短い楽曲ですが、次曲の壮大なイントロといった位置付けの楽曲になっています。
ラップのような早口な歌詞がよく分かりませんでしたが、今ではこの曲を聴くと自然とテンションが高まるのを感じますね。
実はかなり好きな楽曲です。

Kingslayer (feat. BABYMETAL)

アルバム6曲目はBABYMETALとのコラボ曲である『Kingslayer』。
神曲中の神曲で、Bring Me The Horizonの楽曲の中で1番好きな曲です。
前曲の『Itch for the Cure (When Will We Be Free?)』をイントロとして始まる楽曲で、激しさと同居するBABYMETALの歌声が最高のコラボレーションとなっています。

初めて聴いた時は、サビで突然女性の声が聴こえたのが衝撃的でした。
2番では日本語の歌詞が歌われましたし、あまりに不思議な曲すぎてリピートしてしまったくらいです。
後に調べたところ、どこかで聞いたことのあるBABYMETALというアーティストとのコラボ曲であることが分かりました。
不思議な魅力のある楽曲で、初めて聴いた時から気になってはいました。

そして最高だったのはもちろんフェスです。
昨年の「NEX_FEST」はBring Me The Horizonが主催のフェスで、そのゲストとしてBABYMETALの名前があったのです。
ということは、奇跡のコラボ曲である『Kingslayer』の完全版を観ることができるということなのです。
それまでYouTubeで『Kingslayer』のライブバージョンを調べても、海外のステージでBring Me The Horizonのみが歌っているものでした。
それが今回、日本で奇跡の完全版が観れると知って、人生初めてのフェスへの参加を決めたのです。

フェスは最初から最後まで最高でしたが、最後の最後に披露された『Kingslayer』はもう僕の人生の最高の瞬間とも言えるものでしたね。
後に公式にライブ映像が公開され、しかも日本語の字幕もついていたのが素晴らしすぎましたよね。

これを観ると当時の記憶が蘇りますし、感極まって泣きそうになってしまいます。

1x1 (feat. Nova Twins)

7曲目の『1x1』はNova Twinsとのコラボ曲です。
曲の雰囲気からなんとなく好きな楽曲でしたが、後に歌詞の和訳を読んで衝撃を受けましたね。
この曲がリリースされた2020年当時の空気感をリアルに思い出させる内容となっており、それまで何となく好きだったところに違う衝撃を受けたのを感じました。
歌詞を知って印象が変わるのは『Parasite Eve』と同じところがありましたね。

Ludens

8曲目は『Ludens』。
こちらはゲーム『DEATH STRANDING』にインスパイアされた楽曲で、インスパイアアルバムに収録されていたのを聴いたことでBring Me The Horizonに出会いました。
何となく雰囲気が好きで、それでいてこれまで聴いたことのないジャンルの楽曲でしたね。
実際にゲーム内でも聴くことができ、そこでも度々流して聴いていました。

冒頭でも触れましたが、この『Ludens』を歌っているアーティストの音楽を聴いてみようと思ったのが始まりでした。
せっかくのApple Musicなので、様々な本学を聴いてみないともったいなく思ったんですよね。
まずはアーティストプレイリストの『はじめてのBring Me The Horizon』を聴いてみましたが、初めて聴いて印象に残ったのは『Throne』くらいで、激しすぎる音楽性が微妙に感じていました。

そこでアルバム単位で聴いてみようと思い、『Throne』が収録されている『That's the Spirit』がいい感じでしたので『Ludens』が収録されている『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』を聴こうと思ったのです。
一部の楽曲は激しすぎて性に合いませんでしたが、『Obey』『Kingslayer』と素敵な出会いとなって曲もありました。
そしてもちろん『Ludens』も最高の1曲でしたね。
昨年のフェスでも聴けることを楽しみにしていましたが、残念ながら聴くことは叶いませんでした。

One Day the Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death (feat. Amy Lee)

アルバム9曲目、最後の曲は『One Day the Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death』です。
非常に長いタイトルで覚えられないものとなっていますが、雰囲気がすごく素敵な楽曲となっています。
1曲目の『Dear Diary,』とは正反対の印象の曲で、少しばかり神聖な感じも受けますね。
ですが、歌詞は非常にヘビーな内容となっています。
穏やかながら胸に突き刺さる楽曲ですね。



まとめ

こんな感じで、Bring Me The Horizonのアルバム『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』の紹介でした。
初めて聴いてから衝撃を受けっぱなしのアルバムで、今となっては大好きな曲ばかりが収録されているアルバムですね。
特に『Kingslayer』は歴史に残る神曲となっており、兎にも角にもこの曲を生で聴けたことだけが僕の最大の自慢となっています。
その音楽性から人を選ぶアルバムではありますが、『Parasite Eve』や『1x1』など、かつての世界について思いを馳せるべき楽曲もあったりするのが魅力的なんですよね。
非常に完成度が高く、Bring Me The Horizonの世界観を堪能できるアルバムだと感じています。
これはますます第2弾の『POST HUMAN: NeX GEn』が楽しみですね。

それでは、また。

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