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『初夏の頃』

蒼い雲が河を流れる 此処は僕らの最後の世界
木立に透けて見える 初夏の陽差しと甘い憂鬱

浜田省吾『初夏の頃』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1997年に発売された浜田省吾のセルフカバーアルバム『初夏の頃~IN EARLY SUMMER~』より、『初夏の頃』について。
初出は1975年の愛奴のアルバム『AIDO』でした。


初夏の頃

蒼い雲が河を流れる 此処は僕らの最後の世界
木立に透けて見える 初夏の陽差しと甘い憂鬱
押し寄せる何もかも まるで夏の雨のように
独り何処かに隠れて 生きてゆけたかな

顔を背け何も信じなかった
昨日までのことが まるで夢のように遠い

きっと君も僕と同じように
ひとりぼっちの日を歩き続けてきたんだろう

行ってしまうよ 僕が泣き出さないように
君の腕の中に強く抱きしめておくれ
行ってしまうよ 僕が泣き出す前に
君の腕の中に強く抱きしめておくれ

浜田省吾『初夏の頃』

『初夏の頃』は穏やかなメロディが素敵で、正に初夏の頃に聴きたくなるような曲です。
この『初夏の頃』は19歳とか20歳の浪人時代に作った曲だそうです。
当時について、こんな風に語っていました。

その頃住んでいた町に川が流れていて、その川上に向かって自転車でひとりで走っていたときの気持ちとか、当時つきあっていたガールフレンドと川のほとりをふたりで歩いていたその風景——なんてことをスタジオでミュージシャン達に話しながら音を作っていきました。

DISCOGRAPHY | SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE

歌詞が本当に素敵ですね。
初夏に差し掛かる頃の、季節が曖昧に移り変わるような情景が目に浮かびます。
原曲は1975年の愛奴として発表したものでした。
浜田省吾がソロデビューする前に所属していたバンドがこの愛奴で、当時浜田省吾はドラムを叩いていました。

愛奴の楽曲について、作詞は浜田省吾が手掛けていました。
作曲は各メンバーが手掛けていましたが、この『初夏の頃』は作曲も浜田省吾でした。
1997年のセルフカバーアルバムでは『初夏の頃』がアルバムのタイトルとして使われ、1曲目として収録されていました。
このアレンジも素敵ですが、原曲とは少し歌詞が変わっています。
最後のサビは「僕が泣き出す前に」となっていますが、原曲では「僕が吐き出す前に」となっていました。
2018年のファンクラブコンサートの休憩時間中、この曲が字幕付きで流れていたのですがそこで気がつきましたね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『初夏の頃』の紹介でした。
曲も収録されているアルバムも大好きですね。
改めて夏が近づくと聴きたくなりますし、このゆったりした気持ちと共に夏を迎えたいと思っています。

それでは、また。

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