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ゲーム音楽を語る#53〜『J-E-N-O-V-A -誕生-』『J-E-N-O-V-A -生命-』

かつて 怪物がいた
その怪物は 人の心を読み 姿を変えた
恐れる顔 愛する顔を見せて 人を動かしたという
その怪物の名は―

ジェノバ

FINAL FANTASY VII REBIRTH

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

noteを始めた2年前、かつて遊んで泣いたゲームの話という記事を書きました。

子どもの頃は泣くのを我慢するようにしていました。
毎度のように『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のラストでは涙をこぼさないように耐えていたのですが、大人になるとふとしたことで泣いてしまうようにもなりました。
それが映画だけでなくゲーム中にも泣けるようになりまして、上の記事では泣けたゲームの思い出を語ったものでした。

あれから2年が経ちました。
涙脆さは変わらずでしたが、泣けたゲームというのはあまりなかった気がします。
直近ですと『FINAL FANTASY VII REBIRTH』で泣きましたけどね。

ということで、今回はそんな『FINAL FANTASY VII REBIRTH』から2曲のゲーム音楽について語りたいと思います。
ゲーム終盤のボス戦の曲も含まれるため、ネタバレに要注意です。

前回のゲーム音楽はこちら。



J-E-N-O-V-A -誕生-

『J-E-N-O-V-A -誕生-』は『FINAL FANTASY VII REBIRTH』の第5章のボスである「ジェノバBirth」との戦闘中に流れる楽曲です。

ジェノバBirth

オリジナルの『FINAL FANTASY VII』では、このボス戦で印象的な『J-E-N-O-V-A』が流れましたが、前作『FINAL FANTASY VII REMAKE』で新しいアレンジの『J-E-N-O-V-A -胎動-』が披露されました。
オーケストラとコーラスが豪華なアレンジでしたが、ボス戦終盤でようやく原作に近いアレンジが聴けるという激アツな楽曲でもありましたね。

そんなジェノバBirth戦に流れる『J-E-N-O-V-A -誕生-』ですが、ボスの見た目は非常にグロテスクとなっており、滅茶苦茶なテンポのイントロはかなり不気味となっています。
女性コーラスも怖さを盛り上げるかのような仕上がりになっており、原曲の『J-E-N-O-V-A』をより尖らせたようなアレンジとなっていますね。
このボス戦でもフェーズごとに曲が移り変わりますが、原曲の雰囲気を感じる第1フェーズから一転、第2フェーズでは完全にホラー調な楽曲へと変化します。
ここでは原曲の『J-E-N-O-V-A』からかなりかけ離れた別の曲となってしまいますが、終盤の第3フェーズでは原曲でお馴染みのメロディが帰ってきます。
最終局面に向けて非常に盛り上げてくれるボス戦曲でした。


J-E-N-O-V-A -生命-

『J-E-N-O-V-A -生命-』は『FF7リバース』終盤のボスであるジェノバLife戦での楽曲です。
オリジナルの『FF7』ではここで流れていたのは『エアリスのテーマ』でした。

ジェノバLife

というのも、ここで描かれたのはゲーム史に残る悲劇の場面です。
ここで詳しくは語りませんが、リメイク作品である『FF7リバース』でもこの悲劇は変わりませんでした。
ボス戦直前には『J-E-N-O-V-A』のイントロが流れるのですが、ジェノバLife戦の第1フェーズはボス戦前のイベントから続くように『エアリスのテーマ -白マテリア-』が流れていました。
正直なところ、思い出して今号泣しています。
泣きながら書いています。
ボス戦でこれが流れるのは本当にずるいですよね。
あまりにも悲しすぎるボス戦曲です。

オリジナルではボス戦が終わってその後のイベントまで『エアリスのテーマ』が流れていたのですが、続く第2フェーズからは『J-E-N-O-V-A -生命-』に切り替わります。
原曲を彷彿とさせる壮大なアレンジとなっており、段階を経るごとに原曲のフレーズが追加されていくという激アツな楽曲でもあります。
ボスであるジェノバLifeも曲に合わせて変化をし、第2フェーズでは翼を広げて威圧感を放ち、第3フェーズでは空中戦となります。
全ての部位破壊を行うと、メンバー全員で連携攻撃を行い、クラウド・ティファ・バレット三人の総攻撃で地に叩きつけて9999ダメージを与えます。
ここから始まる最終フェーズでは攻撃も激しさを増す上、音楽も原曲のメロディーを全て解放し、トランペットとエレキギターによる苛烈な演奏でこの展開を後押しするのです。
ボス戦冒頭では『エアリスのテーマ』と共に涙を流しながらの戦闘でしたが、最後には激しい音楽と共に全てを出し切るものすごく本当に熱いものとなっています。
ゲーム内ではこの後にさらなるボス戦とものすごい展開が繰り広げられるのですが、これについてはまた日を改めて語るとします。



まとめ

こんな感じで、『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のジェノバ戦である『J-E-N-O-V-A -誕生-』と『J-E-N-O-V-A -生命-』の紹介でした。
原曲の『J-E-N-O-V-A』の時点でかなり激アツな曲でしたが、どちらもまた素晴らしいアレンジとなっています。
ホラーな雰囲気の前者と、原作らしさのある豪華な後者がどちらも最高ですね。
どちらも神アレンジの楽曲でした。

それでは、また。

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