見出し画像

『夏の終り』

もう誰の心も引き裂くことなんてない
手に入れたものみんな失ったって構わない
残された僅かな時間静かにひとり暮そう

潮風と波の音を枕にひとり暮そう

浜田省吾『夏の終り』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1990年に発売された浜田省吾の12枚目のアルバム『誰がために鐘は鳴る』より、『夏の終り』について。


夏の終り

サンディエゴフリーウェイを南へ走ってる
国境線越えたら砂埃舞うメキシコ
夏の終りの乾いた風が窓から
おれの口笛吹き飛ばす
フロントガラスに
テキーラサンライズ
もう誰の心も引き裂くことなんてない
この車もギターも売り払い海辺の町
潮風と波の音を枕にひとり暮そう

ギター抱き締めて眠ったあの頃
貧しさと憧れの中夢に見た R & R STAR
キャンパスを中退して長い旅に出た
果てしなく続く“ON THE ROAD”
流星のような
幾千もの夜
愛してくれた人 打ちのめす程傷つけた
汚れた悲しいメロディー身を切るように繰り返す
拍手とスポットライトと報われぬ涙の陰で

もう誰の心も引き裂くことなんてない
手に入れたものみんな失ったって構わない
残された僅かな時間静かにひとり暮そう

潮風と波の音を枕にひとり暮そう

浜田省吾『夏の終り』

この曲が収録されているのは『誰がために鐘は鳴る』というアルバムですが、僕にとって馴染み深いのはベストアルバムに収録されたバージョンです。
1996年の『ROAD OUT "TRACKS”』でアレンジされたのですが、オリジナル版ではあった間奏なくなったりしています。

曲のテーマとしては「歌をやめること」だと感じています。
ある意味では引退宣言のように聞こえる歌詞なのですが、爽やかで穏やかなメロディに乗って歌われているのが非常に印象的でした。
さらに、この曲はアルバムの1番最後に収録されていたということで、当時聴いていたファンは浜田省吾が引退するのではないか、と不安になったそうです。
僕は当時は生まれていなかったので、そんなことを母が言っていました。

『夏の終り』はベストアルバムが好きだったのでよく耳にしていました。
2011年のライブ以来オリジナルが収録された『誰がために鐘は鳴る』もよく聴くようになったのですが、これはこれで良さがありますね。
この曲は晩夏の海のイメージです。
暑さの残る、穏やかな海の風景が浮かびますね。

さらに嬉しいことに、昨年のライブでこの曲を歌ってくれました。
ライブバージョンを聴くのは初めてでしたのでかなり印象的でしたね。

『夏の終り』は引退の歌とも取れますが、ライブで聴くとちょっとドキッとしましたね。
でも相変わらずのいい声だったので良かったです。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『夏の終り』の紹介でした。
この前初めてライブで聴けたのが本当に嬉しかったですね。
前回のライブでは映像収録も行われていたので、いつの日かまた映像でも観れるのが楽しみですね。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?