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WeChatの原動力、8年間と10億ユーザー

前言:
今週、メデイアの方々何人と会い、直訳した中国のビジネス系記事は面白くないやきちんと日本の皆さんに届いてないという共感が出来てます。中国に詳しいと同時に日本人の視線を把握出来る人、「訳す」の上で「知識補足」をできる人は非常に少ないという現状です。

実は、中国の皆さんに日本のビジネスリアルを伝わることも簡単ではありません。日本のビジネス業界について、孫正義氏や松下幸之助氏や豐田章男氏などしか知らないの方が多いです。日本IT系企業の評価額や市場サイズは中国系ユニーコン企業に比べれば、言及する価値はないの存在かもしれませんが、現在活躍中の創業者たちの理念や考え方は必ず両国の起業家の参考になります。

私から日本の創業者を中国の皆さんに紹介すると、例え前澤友作氏なら、世界初民間月旅行乗客及びPR価値はいくらになる、あるいは社長の個人行為は事業に影響を及ぼす可能性から書きます。普通に「年間流通額3000億円前後のZOZOTOWN」から書くと皆さんの目に入れないし、「女優と交際中の前澤社長」から書くとビジネスの話になりません。

同じく、中国のリアルを紹介すると、日本の皆さんは体験できないのサービスの細かいところから書くより、無意義な巨額資金調達から書くより、アリババ会長ジャック・マーのエピソードから書くより、新たなサービスはどう生み出すか、ユーザーはどう集まるか、若い世代は何求めてるか、実戦経験者の深い思考や日中創業者たち共通の課題から書くは如何かなあと思ってます。

しかし、そうすると、筆者のビジネス理解力は必要になり、ハードルは今よりずっと高いです。未熟な私ができることは限れてますが、中国VC経験者として、日中の架け橋を目指してるこの私が使命感を感じ、ちょっと挑戦しようと思ってます。

騰訊(テンセント)高級副総裁、微信事業グループ総裁、WeChatの父、中国一PM張小龍氏はWeChat8年間の振り返りスピーチを二日前に行いました。見た目は普通、あんまり表に出ない、演説がうまくない、地方弁すら抜けないの張小龍氏の初めての4時間スピーチでした。私は一日をかけて、拝聴、纏め、WeChatを使わないと共感できないの部分を削除、知識や常識を補足、スピーチ全文を参考して再び補足、日本語で整い、この文章を作りました。皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。

ちなみに、噂によると、張小龍氏の年収は3億香港ドル(41.5億円)。こんな大物はまだ日本の方々に知られていないことは中国リアルはまだ皆さんに届いてないの証です。

以下は正文になります。

2018年8月から、WeChatのDAUは10億に超え、これは中国に生まれて初めてDAUを10億に超えたアプリである。

『補足:偶然ですが、ほぼ同時にアリペイ(ALIPAY)もユーザー数10億に超えたを発表した。しかし、アリペイ発表したのはユーザー数、1日あたりのアクティブユーザー数のDAUとは別である』

有名なデザイナーDieter RamsRams言ってた「良いデザインの十ヶ条」は
 1.  良いデザインは革新的である。
 2.  良いデザインは製品を便利にする。
 3.  良いデザインは美しい。
 4.  良いデザインは製品を分かりやすくする。
 5.  良いデザインは慎み深い。
 6.  良いデザインは正直だ。
 7.  良いデザインは恒久的だ。
 8.  良いデザインは首尾一貫している。
 9.  良いデザインは環境に配慮する。
 10.  良いデザインは可能な限りデザインをしない。
この「良いデザインの十ヶ条」は「良いITサービスやプログラム」にも通用できる。

8年前、スマホの普及はもう始まった。PCでよく使われてたサイドをアプリに変身してスマホに移行でも、既存のショットメッセージでも、コミュニケーションのニーズには満たされない気がする。当時、QQメールアプリのチームから人事移動に来た10人で「WeChat」という新しいチームを結成、少なくても社内で使われる良いコミュニケーションツールを作ってみてという単純な考えでした。
よって、ピンと来たインスピレーションを決して逃さないこと

『補足:「QQ」はインスタントメッセンジャー (IM) ソフトの一種で、PC時代で一番使われるコミュニケーションツールで、騰訊(テンセント)立ち上がった頃の基本である』

製品(こちは「アプリ」のこと)について、守るべき原則と言うと、自然に伸びないと、宣伝にしないこと。ユーザーは自発的周りの人々にオススメしない限り、宣伝に心をかけでも無駄である。
WeChatの1.0バージョンを開発した半年間、宣伝はしませんでしたが、WeChatの2.0バージョンから、ユーザーは自然に伸び始め、宣伝も始まった。

振り返ると、正しい選択は以下の二つ:
1、一気に「連絡先」を導入しないこと。通信会社の抵抗しないように、電話帳を導入しない、QQのスマホバージョンにならないように、QQでの繋がりも導入しない。
2、自然に伸びることを判明できてから宣伝する。スタートはくなるけど、着実に歩みを進めて行く。

「WeChat」を作るの原動力の話になると、まず、「原動力」は一体何ですか?

「原動力」は自分の心の中で、最も深いところにある認識と希望。強くて、長く続けて、いろんな困難を乗り越えても届きたい目標と理想。

「WeChat」の「原動力」の一:WeChatは良い、時と共に進むツールである。

迷惑メッセージや広告配信について、ユーザーはすぐ慣れますが、存在すべきものではないと思う。
自分が毎日会える、最も信頼できるの友は仮面を付けて、顔に広告を貼って会いに来ることを想像できないように、WeChatにはお祭りごとや広告を飛び込むことはしない。
WeChatは一つのライフスタイルで、ライフスタイルの一種ではない。単なる機能のアップデートをするわけじゃなく、ライフスタイルのアップデートをする。スマホで生まれ、PCが出来ないことをする、友のように長い間でユーザーに付き添う。

「WeChat」の「原動力」の二:企業向けのプラットフォームとして、価値の体現に手伝いにする。

WeChatを生まれて一年後、「公式プラットフォーム」を開発して、WeChatはメッセージの入れ替えになることを気付きました。
企業からユーザー宛ての知らせやメッセージはみんなそれぞれ、ユーザーに迷惑をかけたりブロックされたりはよくあること。WeChatが規則を作り(知らせは1日1回は最上限、長さと顔文字などの使用も制限あり、などなど)、企業側「強制的送る」からユーザー自発的「フォロー」になる、信頼関係を構築する上で「迷惑メッセージ」を除去する。

「良いツール」を具体的に説明すると、「効率を高める」である。
現在、いろんなアプリはユーザーを奪い合い、出来るだけユーザーを長時間に自分のアプリに残り、これは常識違反である。誰でも1日24時間しかない、大切な時間である。ITや技術は人間の「効率を高める」が使命で、決して「時間をここで無駄にする」ではない。
例えすると、コミュニケーションツールの使命はコミュニケーションの効率を高めること。WeChatでチャットすると、「発送状態」は見えない。つまり、何が送ったら、届いてるかどうか既読になってるかどうかを気にせず、携帯を置いてしまうことは可能である。
情報ツールの使命はユーザーを欲しかってる情報を探し出しことである。検索エンジンなら、捜索結果の一位は正しい情報であるべき。

連絡先は多いほど「モーメンツ」で時間をかかると、みんなはこう思うかもしれないですが、実のは、ユーザーの1日平均「モーメンツ」で使った時間は30分間で、近年あんまり変わりがありません。人々の効率を高め、携帯から解放され、携帯を置いて親友と実際に会って話すことはずっとWeChatチームの望みである。

「ミニプログラム」の開発も同じく、価値の体現に手伝いするという原動力および使命がある。アプリはダウンロードして使い、時々アップデートしなきゃ、これはユーザーに優しくない行為だと判断し、時間を掛けても「ミニプログラム」という「エコシステム」を作らなきゃならない。
『補足:「食べログ」に例えすると、WeChatで友たちと外食の話をしたら、その場で食べログのミニプログラムでレストランの検索が出来る。食べログのアプリをダウンロードしなくでも済ませる。』

WeChaはツールで、本質的言うと「ソーシャルツール」である。
「ソーシャル」の基本は「他人に排斥されたくない」である。他人に排斥されたくないから何か話さなきゃ、いいことや価値に見えることを話さなきゃ、だから「モーメンツ」は自己表現の場で、意図的に「自己設定」を他人に押し付けるところである。
美しい文章を書けない人は多いから、ソーシャルのハードルを下げるため、モーメンツで「文字」より「写真」で表現するを設定してる。
毎日約7.5億のユーザーが10回以上「モーメンツ」に訪問、合わせて1日100億回である。つまり、みなさんは出かけなくでも、「ソーシャル」を完成できる。
「モーメンツ」の特徴は見える人(いいねを押した人もコメントを書く人も含め)は知ってる人である。知ってる人の中の一人に挨拶することもできる、二人以上の話題に参加することもできる。つまり、有効なソーシャルが出来る。

しかし、知ってる人だからこそ、何をしても丸見え、ストレスを貯まる可能性があり、これは人間の矛盾なところである。自分と話するとストレスにならないですがソーシャルにならない、自分の声を大勢の人に届くとストレスになる。現在、自分のモーメンツを他人に表示可能に「過去3日間」に設定したユーザーは1億人になってる。

WeChatの7.0.0バージョンでは「時刻視頻(タイムカプセル)」(24時間で自動的に消える最大15秒の動画を投稿する機能)を追加した。これは全くTikTokからの圧力ではなく、気楽な「ソーシャル」の試しである。モーメンツの写真は「人物設定」を他人に押し付けることなら、24時間で自動的に消える動画は本物の自分で、生活を気楽な記録され、気楽に知り合いに見せられる。要するに、「時刻視頻(タイムカプセル)」はソーシャルの効率を高まることができる。

良いツールは説明不要で、モーメンツについて説明してるとはまだうまく出来てないと思う。

WeChatチームの内部には、KPIを設置してない。機能の追加するかどうかはまずユーザーに何の価値を与えられるを考え、ユーザーを捕まえますが実際の価値を与えられないなら、長く続けないと思う。

WeChatの夢と原動力は、個人ユーザーに良いツールであり友であり、企業に新しいアクティブマーケットであり、価値の体現に手伝いにする。自己を最適化、イノベーションを起こす。

張小龍氏は自分が世界への認識をWeChatで体現、WeChatの価値観になり、何よりの達成感を感じてる。社内で「独裁者」に思われても、良いサービスを生み出すには独裁者は必要だと思う。民主主義でいろんな意見を加え、生み出したサービスも多重人格で、魂はないから結局バラバラになる。共同認識の上で生み出したサービスは表も中身も一致である。

ミニゲーム、公式アカウント、読書とトップストーリー、企業WeChat、WeChatペイ、AIについての感想などは略にするので、張小龍氏のスピーチのまとめは以上になります。

張小龍氏のスピーチ全文を分析すると、「思考法」、「ビジネスモデル」、「認知アップデート」、「大局観」、「マクロ・アーゴノミクス」 、「策略」、「戦略」、「ロジック」、「口コミ」、「自信」、「シナジー」、こんな難しそうなワードは一つも口に出さなかったです。
代わりに、口に出したのは「理論」1回、「知識」2回、「ベースライン」4回、「気楽」6回、「勇気」6回、「美学」9回、「善意」12回、「原則」16回、「忠実」18回、「原動力」18回、「希望」37回、「時間」43回、「友」105回、「ユーザー」114回です。
良いサービスを生み出すは、難しい理論や戦略は必要かどうか、どれほどユーザーと忠実な友になれるか、皆さんも考えべきです。

スピーチの映像の参考はこちら。
「2019微信公开课张小龙演讲全程回顾,总结微信8年」
https://v.qq.com/x/cover/b86kk0n60chvn5j/b0029zsv8t9.html

この映像、三日間の視聴回数は 600万回を超えてます。現場の4000人、当時にネットで生放送を見てた人、後で別サイドで映像を見た人、映像抜きで全文を読んだ人などは含めってない。

日本の皆さんももっとビジネスやITサービスを生み出すにご興味をお持ちいただけましたら嬉しいです。

皆さんのコメントを待ちしております。私に補足してほしい部分や書いてほしい中国企業がございましたら、ぜひ教えてください。

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