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相撲 -SUMO-

力士とは特別な神通力を備えた神の依り代、いわば神の化身
それが証拠に御神木や夫婦岩にある「綱張り」が許された人間は
力士の象徴である横綱だけ…

バチバチ 第一話(作者: 佐藤タカヒロ)

力士は神の化身、そして横綱は神様
相撲は神々の戦いなのである…


こんにちは!Moepy です!
今回、みなさんにお伝えしたいことは、そう!「相撲」についてです。


相撲の歴史

冒頭にも書かせていただきましたが、相撲は「神々の戦い」なのです。
相撲は古事記の神話「オオクニヌシの国譲り」に出てくるのが最古の記録で、神様の力比べが起源と言われています。

一方、人間による相撲の起源は、野見宿禰と当麻蹶速の2人が11代天皇の垂仁天皇の前で天覧相撲を行ったことからだと言われており、なんと今から1500年も昔のことです。 
1500年以上の歴史の中で横綱になれたのは、なんと 73名 のみ!

横綱になることがいかに難しく、横綱が相撲界でなぜ神様と崇められるのかがお分かりいただけると思います。
ではなぜ横綱になるのがこんなに難しいのでしょうか?

番付

相撲には階級と格付けという仕組みがあり、それを番付と呼びます。上位階級を細かく分けたものが格付けです。

番付は大きく6つの「階級」に分けられています。序ノ口・序二段・三段目・幕下・十両・幕内です。

そのうち「幕内」が上位階級であり、さらに分類したものが格付けです。幕内の格付けは下から順に、前頭・小結・関脇・大関・横綱、となっています。

そして大関・関脇・小結は三役(さんやく)、前頭・十両は平幕、そして十両以上のことを関取と呼びます。そして、なんと関取以上にならないと給与がもらえません。

大相撲の番付

番付を上げるには番付内の順位(何枚目)を上げていく必要があります。相撲は一場所15日間ありますが、本場所は幕内・十両が15日間で、幕下以降は7日間と短いです。

例えば4勝3敗した力士は勝ち越しなので、勝敗の差分である1つ分順位が上がります。逆に2勝5敗した力士は負け越しなので、差分の3つ分順位が下がってしまいます。
幕下以下は600名ほどいるので、関取になるのは本当に難しいことなんです。

さらに三役・横綱になるためには、ただ勝利をあげるだけではなく、連続勝利回数や、直近場所の勝利回数何回以上や、力士としての風格など厳しい審査があります…。

もっと話したいのですが、もうすでに長くなってしまったので、詳しく知りたいからは相撲好きのナイツ塙さんのこちらの動画をご覧ください。面白いです。

相撲の魅力

ところで人はなぜ相撲に惹かれるのでしょう。少なからず私は強く惹かれます。
力士が武器も防具も身につけず、体一つでぶつかり合い戦っている姿、その時の音、表情、その全てに人間の強さを感じるからではないでしょうか。

取り組みが始まる前の見合っている時間、長くても3分、その時間に各々の力士のドラマが詰まっています。勝敗が決まるのは一瞬なこともあります。取り組み後、花道を通っている力士の顔が全てを語っているのです。

その姿や表情、仕草に、まるで自分のことのように一喜一憂してしまいます。たった数分なのに映画を見たような気持ちにさせるのが相撲なのです。

今推している力士(と相撲部屋)※2023年10月時点

ここで突然ですが、今推している力士(と相撲部屋)をご紹介します!

① 伊勢ヶ濱部屋 翠富士(前頭九枚目)

171cm 115kg と力士の中では大きな方ではなく、小兵力士です。多彩な技な持ち主で、「技のデパート」と呼ばれた舞の海を彷彿とさせます。技の豊富さだけではなく、パワーと出足の鋭さもありバランスのいい力士です。
性格も明るく清潭な顔つきのため女性からの人気も高いです。あ、でも私は顔で選んでいません。背が低めという共通点だけで勝手に親近感が湧いて応援したくなる、そういうものです。
でもやっぱり可愛いです。好きです。 

男前すぎる、そしてめちゃくちゃ優しい

② 伊勢ヶ濱部屋 熱海富士(前頭十五枚目)

なんと現在21歳。21歳で前頭十五枚目って…物凄い実力!秋場所では貴景勝と優勝争いをしていた今1番熱い若手力士です。
実直な性格でファンも多く、インタビューでは悔しさを滲ませながらも「まだまだです!」と最強の後輩感を出していました。上記の翠富士と熱海富士は静岡出身で、同じ部屋なのもありとっても仲が良さそうです。四股名で出身がわかるのも、相撲の面白いとこですね。
怖いものはオバケとバンジージャンプと親方だそうです。可愛いです。好きです。

もちもちふわふわの熱海富士

③ 立浪部屋 豊昇龍(大関)

かつての横綱朝青龍の甥である豊昇龍。名古屋場所で大関昇格。強気な取り組みで、土俵の中で相手に睨みをきかせていました。私はそういうところが好きです。強さを感じます。最推しです。
なんと24歳という若さで大関!きっと横綱になり、叔父である朝青龍より強い力士になると思います。私がこれを書いている間も、四股を踏み稽古に励んでいるかと思うだけで、愛しさと切なさと心強さで涙が出そうです。
そんな無表情で強気な豊昇龍ですが、巡業ではちょっとふざけたりしていてお茶目な面もあります。インタビューも笑顔で対応します。ギャップが可愛いです。好きです。

顔見すぎて親指をペンと間違えた瞬間、すみません

④ 番外編:浅香山部屋

浅香山部屋の親方は魁皇、元大関です。当時の横綱の方々に、強かった力士は?と聞くと「魁皇」と答えるほどの素晴らしい力士です。そんな魁皇ですが、現役時代は千代大海との激アツ涙腺崩壊エピソードがあります。
そんな魁皇に惚れて部屋推し(箱推し的な)をしています。
涙腺崩壊エピソードは下記の記事を見てみてください。

おわりに

もっと皆さんに伝えたいことはありましたが今回はここまでにします。
残念無念…。

あ、最後に1つ。私、写真を撮られる時に笑顔の作り方がわからず、いつも「目が笑ってない」とか「口角上げてるだけ」とか「目瞑ってる」(それは撮影者の力不足だと思うんだけど)とか言われるんです。

だけど見てください、この自然な笑顔を!(分からない)
力士って人をこんな笑顔にしてくれるんです。神様大関様前頭様ですね。

 相撲の知識については、まだまだ序ノ口…いや序二段かもしれませんが(相撲ジョークです)
もっと相撲の魅力を伝えられる相撲エバンジェリストになるべく四股踏んで稽古を重ねたいと思います。

 それでは!ハッキョイ!のこった!🖐️

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