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シャンシャンへの道のり(超えるべきハードル ビザ・入国・両替)

「シャンシャンへの道のり」の記事は最初にゴールである基地編から始めてしまいましたが、ここで話を振り出しに戻します。

シャンシャンが住む雅安碧峰峡パンダ基地までの道のり。私は今年の6月と10月の2回行ってきましたが、コロナ明けの中国でまだまだ海外の旅行者を積極的に受け入れているとは言えない状況の中、その道のりは決して簡単なものではありませんでした。

海外旅行に慣れている、コロナ前は何度か中国に行っていた、という人だけでなく、現地でガイドをやっていた中国人ですら知りえないことが「中国のコロナ後の外国人旅行者」にはいろいろ起こる(あらゆることができない)のです。

超えなければならないいくつものハードル

1)ビザ取得
2)中国渡航時の保安検査と入国手続き
3)日本円→中国元の両替
4)成都で地下鉄に乗る
5)雅安までの高速鉄道
6)雅安駅から基地へ

上げればきりがないですが、2回の渡航で特に私が苦労したものだけを上げています。
これらのハードルを越えるためにネックになってくるものが
・支払(WeCat Pay、AliPay、クレジットカード、現金)
・翻訳アプリ(VoiceTra、Papago)
・中国で使えるSIM(中国本国用SIMカード、eSIMなど)

最初にして一番高いハードル「ビザ取得」

私が最初にビザを取得した4月から3度目の10月までに徐々に手続きが緩和されていくなど、さまざまなことが日々変わっていくので、ここで1つ1つ説明することはできません。まずは自分でとことんまで調べます。それでもわからなければ身近な人に聞く。そしてやってみる。
中国ビザ申請センターでは日本の施設のように丁寧な説明はなく、ホームページの情報も古いまま。問い合わせの電話にも出てくれなければ、センターまで行っても通常の質問には一切答えてくれません。やってみるしかない、というのがこれまでの私の印象です。
中国を経由することでトランジットビザで行く(144時間まで滞在可能)方法もあります。5泊6日(飛行機の時間によっては7泊も可能)までならわざわざビザを取らずに行けます!

成都天府国際空港

中国渡航時の保安検査と入国手続き

日本と違って全ての地下鉄や鉄道駅で保安検査がある中国では、やはり渡航時の保安検査や入国手続きも少し日本よりは厳しい印象があります。
持ち込み自体ができないもの、機内持ち込み可能なもの、預ける荷物に入れるべきものなど、事前にきちんと調べて荷造りをしましょう。
ちなみに、中国の航空会社は現在のところオンラインチェックインはできません。パスポートを持ってチェックインカウンターに行きます。

成都についてからでは両替は難しい
両替は必ず事前に日本で!

シャンシャン関連の情報を発信している現地の業者が「成都の4つ星ホテルで両替可能」と書いていましたが、6月に成都に行ったときに到着空港の成都天府国際空港に唯一あった両替所で両替をするのを忘れ、大変な思いをしました。
中国の地図アプリやホームページで検索し、掲載されている両替所に何カ所か足を運びましたが、すでに別の店に変わっていました。大きなホテルにもいくつか問い合わせましたが、両替してくれるホテルはなく、調べてもらうと成都市内の中心地からかなり離れた場所に2カ所だけあることがわかりました。
10月の渡航の時は念のために羽田空港で2万円分を換金し、到着空港の成都双流国際空港で両替をするつもりでいましたが、なんと両替所がありませんでした。もちろん事前に公式サイトで確認していましたが、案内所で聞いたところ「ここにはありません」と。
つまり、今の中国ではほとんど現金を使うことはなく、外国人旅行者も少ないので両替所のニーズがほぼない、ということなのでしょう。
私も3回目にしてやっと学び、事前に日本国内で両替をしていくことにしました。羽田空港や成田空港の両替所を利用するのもいいですが、オンライン両替もとても便利です。


残りの超えるべきハードル「成都についてからの交通について」は次回に続きます

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