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3回目 雪組公演「夢介千両みやげ」「Sensational」前楽を観劇


観劇したのは前楽。そしてこれがマイ楽。

初日を観て、中日を観て、千秋楽を観るのが通の見方らしいけど、金もコネもない末端のファンにそんな技はない。ならばせめて、2日目を観て、中日を観て、前楽を観るのが理想。ありがたいことに、今回の雪組公演はそれができた。

夢介さんと総太郎さんのかけ合い、日を追ってこ慣れてきた。

三太が原作より年上に設定しているぶん、ませたガキ感はうすれたけど、花束ゆめちゃん演じる三太の妹、お鶴がませたガキ感アップ。あと弟役莉奈くるみちゃんのかわいいこと。お糸ちゃんの縁談を壊し、お松ちゃんの恋路を成就させる相談をしているとき、むしゃむしゃと団子を食べる仕草。もう、「団子おいしいか?もう1本おあがり」と言いたくなる。

汝鳥伶さんのじいやは、安定の演技力。こういう人がいるからこそ、芝居は引き締まる。
和希そらくんは、いい声してる。ラストは何度観てもいいなあ。北風と太陽に例えると「太陽」にたとえられる夢助さん。別人かと思った縣千くん。かっこええ~。そしてシャンシャン手拍子、最高でした!

35分の幕間を経て、さっきまで膝を曲げ、90度のお辞儀をしていた日本一のお人好しが、幕間を経て、本来のかっこいいスターに変わる。
どうしようもないボンボンの総太郎さんが、目力で客席を虜にする。
この変わりようはいつ観ても、すごいな。メークを変え、衣装を変え、何より、役から芸名へのコードスイッチ。楽屋はきっとすごい修羅場と化しているのでは?ってそんなこと、考えなくてよろし。

気のせいか、あやなちゃん(綾鳳華くん)の登場シーンは、日を追って、拍手が大きく、熱くなっているような気がする。
中詰めの銀橋で自作の詩を歌い踊るシーン、フィナーレの燕尾服銀橋で見栄を切った後のソロ。
目元に光っていたのは汗か涙か?
熱い拍手は、多くのファンに愛された証だろう。次なるステージが、幸せでありますように。

そして、次世代を担う若手も着々と育っている。そんな印象の雪組だった。1回目の観劇日は、寒の戻りで震えていたけど、今日は上着要らずの暖かさ。舞台は汗ばむ熱気。よし!今週のエネルギーチャージ完了!


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