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雪組 「Lilacの夢路」「ジュエル・ド・パリ」マイ楽

昨日雪組公演観劇。阪急友の会招待の貸切公演。

Lilacの夢路は突っ込みどころが多い

なんだろう。まず、開演のアナウンスで謝珠栄先生の名前を日本語読み「しゃ たまえ」と読まれるとなんだかなあ…「xie zhu-rong」と読んでよ、と思ってしまった。サボっている中国語、やり直しなさい、ということか。

さて「Lilacの夢路」は宝塚らしい作品なんだろうけど、観劇回数を重ねていくうちに、どうも後半の展開に無理があるような気がしてならなかった。5人兄弟+1人が肩を組み、協力する姿は素敵だ。見目麗しく、歌うハーモニーも心地良い。
しかし、夢白あやちゃん、音楽家への夢はどうした?音楽家がだめなら宝石デザイナーはどうよ、って…それが大当たりして…って。最後はカップル二組誕生で大団円って。あと台詞の硬さも気になった。「長兄」なんて話し言葉で言うかなあ。
とはいえ、印象的な台詞
「世界はいつまで争い、血を流すんだ」
「異端な者は、排除され、惨めな人生を送る」
謝先生の言わんとするところはこれか?と思ったりする。
しかーし!そらくん中心の軍隊訓練のダンス、そしてあがたくん率いる鉄工所のダンスは見ごたえ十分。ああ、謝先生は振付の人かなぁと思ったりする。

「ジュエル・ド・パリ」素敵なショーだ

お芝居がイマイチでもショーで昇華できるのが宝塚。もう見どころいっぱいで楽しい。どこかで聴いたあの曲、この曲。昭和の名曲を今のアレンジに乗せて、歌い踊る。古い曲だけど、古臭くない。

ふと思い出したこと

昔、「ザ・レビュー」(1978年雪組公演)で高宮沙千さんが「すみれの花咲くころ」を、スキャット効かせたアレンジで歌ったら「改悪」なんて言われて、結局続演花組の「ザ・レビュー」では、上原まりさんが正調「すみれの花咲く頃」で歌っていたになっていたっけ。今ならスキャット風も受け入れられるんじゃないかな。早すぎたんだな。あのときは。

そらくん、歌にダンスに大活躍だ。
シャバダバのデュエット(美穂圭子さんとそらくん)素敵だ。
カンカンのシーンは何度観ても楽しい。
中日あたりからかな?「サキちゃーん」という呼びかけが入っていた。
あがたくん(縣千)センターのバスティーユの歌と踊りが格好いい。来月の星組「1789~バスティーユの恋人たち」のプロモーションですか?
燕尾祭りのこの作品、宝塚らしさが満ち溢れている。
夢白あやちゃんが銀橋0番で「哎呀!」ってなんでまた?
ちがった。「あや!」自分の名前を叫んだのだ。中国語に脳内変換してしまった。苦笑。
デュエットダンス。「愛の宝石」最高!

この公演、お芝居、ショーを通してのキーワードは「宝石」だ!


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