季節は急に冬到来。観劇でなかったら、出かけたくないぐらい風の冷たい日。
あわてて冬のコートを出して、梅田芸術劇場へ。

激情ーホセとカルメンー

過去の名作らしいが、私にとっては、お初にお目にかかる作品。
タイトルを見ると、ビゼーのカルメン組曲が反射的に脳内再生されるんだけど、宝塚の作品だからそれはない。
魔性の女、カルメンはほぼ私のイメージ通り。ホセがズルズル堕ちていくのも納得。
ひとこくん（永久輝せあ）×みさきちゃん（星空美咲）の並びも良き良き。
ひとこくんは、目が完全にいっちゃっていた。対するカチャくんは安定のストーリーテラー。しかーし！ガルシアとして登場したときは、同一人物が演じているとはにわかに信じがたかった。

GRAND MIRAGE

ほぼ大劇場に沿った構成だけど、全ツバージョンとして、カチャくん（凪七瑠海）とみさきちゃん（星空美咲）による「ゴールデン・デイズ」。星組の「モアー・ダンディズム」で愛ちゃん（愛月ひかる）とみほちゃん（有沙瞳）のデュエットシーンだ。その代わり、黒と黄色の衣装が印象的だったれいちゃん（柚香光）のイリュージョンがなくなっていた。ほのかくん（聖乃あすか）が歌う「She」も。ほのかくんの歌声、好きだったから「She」は誰が歌うのかなと思っていたので、ちょっと残念。
ボレロ・ルージュはカチャくんがメイン。
「ジュテーム」に代わってカチャくん歌う「ラ・ノスタルジー」。いそうでいない正統派二枚目のカチャくんだ。
3組のデュエットダンスはひとこくん×みさきちゃん、あかりちゃん（綺城ひか理）×琴美くららちゃん、ホッティー（帆純まひろ）×七彩はづきちゃん。
圧巻だったのは、So in Love のデュエットダンス。ひとこくんとみさきちゃんの並びはもちろんのこと、あかりちゃんの歌声。好きだ。
花男と星男のいいとこ取り。

出かけるときは冷たい風で肩をすくめていたが、終演後は寒さなどどこかにいってしまった。