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社内で「英語禁止令」発令した企業

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AI翻訳の事業を行なっている会社が外国人とのコミュニケーションを禁止し、AI翻訳を使うように社内令を出したそうです。

楽天のように社内で英語を公用語として使うように社内規定がある企業はいくつか聞いたことがありますが、禁止令は初めて聞いたので実際どうなるのか考えてみました。

■英語禁止令のメリット

英語禁止令によって得られるメリットは主に2点だと思います。

✅複雑な話も正確に議論可能
✅英語学習が不要

✅複雑な話も正確に議論可能
複雑な話を正確に伝える自信がない人達にとっては、AI翻訳で会議をすることができれば安心です。
実際に社内でもAI翻訳に翻訳してもらえると助かるという声が多かったそうです。
また、会議のために英語ができる人の通訳を必要としていた場合は、その役割をAI翻訳が担ってくれることになるため、コスト削減にもなるかもしれません。

✅英語学習が不要
社会人にとって英語学習の時間確保は長年頭を悩ませていたことだと思います。
商社やグローバル企業では、昇格や海外駐在に対してTOEICのスコアを課している企業が多いです。
私の周りでも英語の要件がクリアできず、海外駐在できなかったという人達がいます。
英語学習の時間がなくなれば、その分を別のことに時間が使えるため、忙しい社会人にとってメリットが大きいです。

■本当にAI翻訳で全て対応できるのか?

私は全てをAI翻訳に任せるのは難しいのではないかと思います。
全てを翻訳に頼るということは、ニュアンスも含めてAIが正確に翻訳してくれないといけないという正確性の部分で問題が出てくるかと思います。
Google翻訳も数年前に比べると自然な翻訳に近づきつつありますが、やはり意味を間違えていたり、おかしなことがあります。
ビジネスの場であれば、それが命取りになりかねません。
人間であれば、ニュアンスが誤って伝わらないように紛らわしい表現を避けたり、補足することができます。
AI翻訳にも、その部分ができるか懐疑的です。
もう一つは、AI翻訳を使うとコンピュータと話しているような状況になるが、果たして弊害はないのかということです。
人と人の関係なので、ずっとアレクサと話していても感情が通わないのと同じで、信頼関係が築けるのかという点で不安があります。
英語が話せる人からすると、煩わしく感じるかもしれません。

■まとめ

この手の話は結局ハイブリッドになることはあっても、全てAI翻訳は難しいのではないかと思います。
プログラミングでもノーコードというブームが起きましたが、所詮は既存のコードを書かなくて済むというだけで、新しいものを作る際には、人間がコーディングをしなければいけません。
そんな感じで、AI翻訳は便利なツールにはなり得ても、完璧に補えるものにはならないかと思います。
そんなこんなで、私は懲りずにTOEIC勉強を続けようと思います。
知らない間に今日で200日連続投稿になりそうです。
また、毎日投稿については後日書こうと思います。

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