世の中では「働き方改革」が言われるようになりましたね！

確かにサービス残業や、早朝から深夜までの長時間勤務は体力的にも精神的にも応えますよね？
中には大した仕事でもないのにダラダラと仕事をして残業代を稼いでる人がいる等という話しも耳にします。

自分の仕事柄、もちろん残業代や休日出勤手当と言うものは一切今まで貰った試しがありません。
飲食業ではそれどころか、ボーナスすら貰えたことがありませんでした。
周りからはブラックだとか何だかんだって散々言われて来ていましたが、ずっとそういう環境だったので何とも思わなかった自分が居ます。

自分で独立した時に感じたのは、個人営業の飲食店は、休めば売上(収入)がその日はゼロ！
営業すればそれなりに売上(収入)は得れる。

サラリーマンは、会社の歯車の一部として仕事をする事によって毎月、ある程度の給料って保証されますよね。
個人営業だと、その「会社に守られている」と言う保証も何も無いんですよね。
・・・という事は、コツコツと地道に働いて売上(収入)を上げる←これしかないんですよね！
ずば抜けて売上があって少々休みを増やしても余裕のある方達もいらっしゃいますが…それはホンの一部だと思いますし。

飲食業では、営業時間自体はそんなにめちゃくちゃ長い事はありませんが、お客さんから見えない仕事…つまり、仕込みや、メニューの考策、他店の視察など色んな業務が結構たくさんあるのです。
今まで見てきた店でも、朝の6:00から出勤して、帰るのが日付けが、変わるか変わらないかくらいと言った所もありました。
世間的には労基に違反してるとか色んな意見が飛び交っていましたが、それでも成り立っていたのは、働く人がそれを承知でそれよりも技術を磨きたいと働いていたからなんですよね。
昨近では行政の取り締まりが厳しくなってそういう働き方をしているところは少なく放ってきましたが。でも、ゼロにはなっていないはずです。

自分も今の会社に入ってびっくりしたのは、飲食業なのにシフト制の8時間労働、有給完全消化、賞与あり、次の休み週休二日(だいたい)休みが少ない時は休日出勤手当がつく、時間外もつく。
普通の飲食業以外では普通なのかもしれませんがここまで手厚く保証してくれる会社があるんだなって感動しました。←今までブラックな所しかいなかっただけなのかもしれませんが。

もしかしたら、うちの会社も時代と共に経営スタイルを変えたのかもしれませんね。
今の会社の自分の店舗は離職率も低く、数年スタッフの入れ替わりも無い働きやすい環境となっています。
そのお陰でスタッフ不足に悩む飲食店が多い中、うちの会社のスタッフはしっかりと定着しているので、休みも勤務時間も無理なく回せて、尚且つ仕事も雰囲気良く潤滑に回せています。

サービス業だと、スタッフの環境とお客さんの来客は比例してると思います。

気持ちよく仕事をしている→お客さんに対して気の利いたサービスが出来る→お客さんも来て楽しく食事が出来る→また来店しようと思う…と言う流れになる。
全てが当てはまるわけでは無いけども大方間違ってはないと思う。
現にこのコロナ禍であっても、お客様は食べに来ていただけていますし、来客が少なくてもテイクアウトの注文をしてくれる方が沢山います。

時間をかけて長々と働くのが良いとされてきた今までの固定概念は、今の社会では、時間内に出来なければ仕事の出来ない奴、使えない奴という見方になっています。

仕事によりけりですけど、大半の仕事は、要領重視だと思うんですよね。
今までやってきたことをスグにシフトチェンジするのは難しいとは思いますが、時間の面だけでなく、働く環境にしても、仕事の流れの時間の使い方も、人を教育するやり方も色んな面で改革は必要不可欠だと思います。
みんなで成長して、みんなで協力して、楽しく仕事が出来たら毎日が苦痛じゃなくなりますよね？

そうすれば、みんなが気持ち良く、そしていい物(結果)に繋がると思います。
そしたら、良い結果が出る→売上が上がる→会社が成長する→景気が良くなる→収入が増える→豊かな生活が出来る→良い仕事に繋がると言ったサイクルが出来てみんながWinWinになれる！
そのためには、誰かがじゃ無くて経営者や、管理職の人が中心にみんなで今の働き方に「改革」を重点的に見直すべきじゃないかなって今の会社に入って実感しました。