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【荒野パロ】Treasure Every Meeting

「やれやれ……近頃ツイてないな」

俺は肩を竦め、ため息をついた。前世の因縁ってやつなのか、なんかのタタリなのか。今度お祓いでもしてもらうか。いきなり拉致され、首に爆弾をつけられて、無慈悲なデスゲームにパラシュートで放り込まれるとは。

手持ちの武器や所持品は取り上げられちまったが、建物の中とかを探せば武器は落ちてるそうだ。そして優勝すれば、なんでも願いを叶えてくれるらしい。全く信用できないが。なんにしろ、ヤクザ・クランや暗黒メガコーポのやりそうな、悪趣味な殺し合いだ。

まあいいや。とにかく他の連中を殺しまくって、最後まで生き残りゃあいいんだ。市街地でのビズが主だが、戦場で生き抜く自信はそれなりにある。ハンドヘルドUNIXは奪われたが、この携帯UNIXを支給されたし、サイバネは外されていない。殺人カラテだって衰えちゃいない。

ひとまず武器を探そう。銃だ。手榴弾やフラッシュバン、車両でもいい。
KRASH! ドラム缶をカラテで破壊すると、短機関銃が出現した。ちょいとカタは古いが、今は充分だ。

「ま、俺はツイてるからな。こういう事態も慣れっこさ」

【???/午後12時02分】
ラッキー・ジェイク@ニンジャスレイヤー
[状態]:健康
[装備]:トンプソンM1A1短機関銃
[道具]:スマートフォン
[思考・行動]
基本方針:生き残る。
1:武器を探す。
【人物紹介】
小説『ニンジャスレイヤー』第三部から登場する人物。ニンジャではなく、キョート経由でネオサイタマに不法入国したガイジン。身長185cm(177cmとも)、逞しい体格をした金髪の白人男性で、全身の大半をサイバネ化しており、義手・踵・胸郭などに特殊ギミックが仕込んである。脳内には情報処理能力を高めるUNIXがインプラントされ、翻訳機能もあるため流暢な日本語で会話が可能だが、スラングの翻訳に難がある。祖国に帰るための資金確保と箔をつけるため非合法な仕事に手を染めており、ニンジャには敵わないがカラテや火器の扱いや状況判断力はかなりのもの。しばしば酷い目に遭うものの悪運は強く、なんだかんだで生存する。その代わりにトンチキな事件を引き起こし、ダメな人物が恰好良く死ぬ様を見届けることになる。ここでは第三部のエピソード「アンエクスペクテッド・ゲスト」終了後、第四部開始に至る十年間のどこかの時点から参戦しているものとする。

例の彼だ。異能生存体めいたタフなラッキー野郎だが、周囲に多大なトラブルと災厄をもたらし、トンチキ翻訳とジョークセンスで場を和ませる。こいつがパロロワに投げ込まれたらどうなるかと思って投げ込んだだけだ。

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