見出し画像

コスパ重視の幸福の掴み方が書かれた本がこちら

コスパ良く幸せになれる方法が書いてあるとTwitterで話題だった本を読んでみました。経済学を切り口にしている本なんで堅苦しいかとビビってましたが、経済学を知らなくてもサクサク読めました。示唆に富む情報がたんまりでよかったです。

コンテクストに依存した世界でどう生きるか

紹介したい本とは、「幸せとお金の経済学」です。この本の面白い点は、そもそも人間はコンテクストによって自分の価値基準が歪められているので、それを前提に生きたほうがいいよ、と勧めてくれていること。

例えば、友人が全員一軒家を持っているのに、自分だけアパート暮らしだったら劣等感を覚えますよね。逆に全員がアパート暮らしで自分だけ一軒家だったら、優越感を覚えるでしょう。実際はアパート暮らしの質に他者は無関係なのに、です。

この例からもわかるように、人には相対的に価値を判断し、比較することが重要と考える傾向にあります。この前提条件を理解しつつ、じゃあどうやってコスパ良く幸せになるかを紹介しているのが本書。

相対的な価値基準のデメリット

本書では相対的、つまりコンテクストに左右されるデメリットを説明しています。相対的な価値を重視するそれすなわち、「地位を獲得できるか」のゲームに参戦するのと同義なのです。還元すると、地位財ばかりを追い求めてしまうのです。

地位財とは、周囲との比較で価値を実感できるものです。競争して勝ち得ることができる価値とも言えます。

スクリーンショット 2021-02-08 8.37.27

価値基準が相対的かどうか

逆に非地位財とは相対的な基準を持たずしても価値を感じられるものです。

どちらを追い求めれば幸せになれるのかは予想が付くでしょう。しかし答えはわかっていても、幸せから遠のくものを追い求めている自分がいるはずです。

どうすればコスパ良く幸せになれるのか

結論としては、コスパ良く幸せを手に入れたいなら地位財ではなく非地位財を獲得する努力をすればいいのです。そうすると地位財の競争から降りられ、自分の判断基準で幸せを獲得できるのです。

しかし先程も紹介したように、言うは易く行うは難し。どうしてもぼくたちは地位財を追い求めがちになります。ではなぜそうなってしまうのでしょうか。その理由や改善策を「幸せとお金の経済学」から学んでみてください。

コスパ良く幸せになりたいのであれば、読んでおいて損のない一冊になっています。



読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。