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平均思考のデメリットとそれを捨てるメリットがわかる本

ハーバードの個性学入門」を読んでまして、平均的な考え方をしてしまう日本人特有の考え方を崩してくれる良本でした。

「他の人と違くて不安…」みたいな気持ちになりやすい人には良薬になりえそうな本であります。

平均的な人間などいない

ハーバードの個性学入門」の肝は、世の中には平均的な人間などいない理由を説明しつつ、その前提をどう活かすかを教えてくれていること。

その事実を平均思考が生まれた歴史や平均思考がまちがっている具体例を含めて丁寧に説明してくれて目からウロコが落ちました。

たとえば、平均身長や平均年収のような尺度はあれど、平均的な身体や性格は存在しないんですね。ちょっと考えればわかるように、身長が同じ160cmだとしても全員がユニクロのMサイズの洋服がぴったりなわけじゃありません。Sサイズ・LLサイズなど個体差によってぴったりな洋服があるのです。

同じように何に対しても個体差が生まれるので、他の人と比べる時点でズレが生じるのです。

個体差を賢く活かすには

平均的な思考が自分の人生に役立たないと分かったのであれば、日々の行動も変えなければいけません。僕たちは「他の人がやってるからこうする」系の他人参考型の意思決定を重宝します。ただし「ハーバードの個性学入門」を読むと、それが参考になる意思決定は言えないとわかるのです。

というのも、自分の身長が160cmだった場合に他の人がユニクロでMサイズを着てるからと自分もMサイズを着たとします。ただしあなたの体は、肩周りががっちりしている肩幅が広いタイプの体格でした。その場合、MサイズではなくLサイズがぴったりかもしれませんよね。

要するに大事なのは、平均を参考にするのではなく、自分の個性とは何かを把握すること。そして把握したその個性をどう活かしていいけるかを考えること。

その個性の磨き方が難しいって話ではあるんですけど、本書を読むと自分の個性をどう活かしていくのかのヒントがたくさん得られます。読んだ今日からすぐ活かせる考え方の宝庫なので、自分の人生をオリジナルにしていきたい方、ぜひ読んでみてください。



読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。