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新しい時代の「新しい力」について学べる本

地位のある権力者が力を行使してエネルギーを集めることでしか、大きなコトを成せない時代がありました。少数の人間が閉鎖的なグループとなり、リーダー主導で動く流れです。

しかし時代は変化し、このような権力主義の力とは違った力が生まれ始めています。その力は、ニューパワーと呼ばれています。

新しい時代の強者とは

今回紹介する本、「NEW POWER」では新しい時代を勝ち抜くための新しい力について説明しています。

本書では、権力主義な力の使い方を「オールドパワー」と称し、協力主義な力の使い方を「ニューパワー」と称しています。そして後者のパワーこそが、新しい時代を勝ち抜く上で必須のパワーだと説明しているのです。

ちなみにオールドパワーが不要と主張しているのではなく、両方の特徴を理解しつつどちらも活用していくことを推奨しています。

ニューパワーの特徴

ニューパワーを一言でまとめると、大人数の活動者が、開放的なメンバー主導型で行動を起こし、ムーブメントを起こす力と言えます。

オールドパワーと比較してみるとわかりやすいでしょう。

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オールドパワーは、日本で言うところの古い大企業が使っているパワーです。閉鎖的な空間で少数者が意思決定を行い、その決定のもとに行動を起こしていきます。原動力はお金。

ニューパワーは、日本で言うところの西野亮廣さんが使っているパワーです。開放的な空間で大人数が意思決定に加わり、その決定をもとに行動を起こしていきます。原動力は流行や仲間意識。

ニューパワーの重要性

NEW POWER」を読んで印象に残っているのは、西野亮廣さんが行っている行動は、ニューパワーをふんだんに使っているのだとわかった点です。なぜ彼があそこまで大きな力を持っているのか、その理由がなんとなくわかりました。

ニューパワーをどのように使えば、爆発的なムーブメントを生み出せるのか、その方法が本書には書かれています。本書を読むことで誰もが西野亮廣さんレベルになれるわけではありませんが、動きのメカニズムを紐解くヒントくらいにはなるはずです。

これから個人でいろいろやっていきたいと考えている人には、新鮮で心躍る情報で溢れています。メンタリストDaiGoさんもおすすめしていたくらい有益な本です。ぜひ読んでみてください。



読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。