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ありがとう、ごめんなさい、この言葉を言えるだけであなたの印象はグッと良くなる

日々ホテルのフロントに立っていると、たくさんのお客様と接する機会があって、それぞれの人にいろいろ思うことはあるけれど、その中でもたった一言だけでその人の印象をグッと良くする方法がある。

それは「ありがとう」と「ごめんなさい(すみません)」をきちんと言うことだ。

「ありがとう」と「ごめんなさい」これはとても小さい頃に教えられるとっても簡単な挨拶の言葉だけど、この2つが言えない人がとても多い。

別にお客様にただ「ありがとう」と言って欲しいがためにサービスをしているわけではないけど、何も言われないとちょっとむっとした気持ちになるのは事実。私の心が小さいのかもしれないけれど。

「ありがとう」って言うことで相手に恩を着せたとでも思っていたり、「ありがとう」と言うことが負けなのではないかと思っているんじゃないかってくらい、皆「ありがとう」と言わない。

「ごめんなさい」も、こちらとしても決してお客様に気を悪くして欲しくて言うわけではないけど、ホテルの運営上どうしても立ち入ってほしくない場所に無断で立ち入ろうとしているお客様やどうしても触れられたくない物に触っていたお客様を見つけた場合、最悪の事態を避けるためにお声がけすることがある。

そういった時に素直に「すみません」と言える人は本当に少なく「え?そうなのわかりにくいよ。」とか「あー、恥かいた」などと言う人の多いこと。

日本人は昔から黙っていることが美徳だとか、阿吽の呼吸だとか、意見を主張しないとか、あまり自分の意見を表にアウトプットしないと言う話をよく聞くけど、最近では意見の主張と言うより自分承認欲求(って言うのかな、この人より私は上なのよ!っていう主張の押し付け)が激しい人が多いと思う。

「ありがとう」と「ごめんなさい」

この2つを皆が言えるようになるだけでとても住みやすい世の中が来ると思うのになと思った日曜日でした。

うちの金魚に美味しいエサを食べさせたいと思います。