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死亡保険の必要保証額とは

死亡保険を皆さんはご家族やご自身にかけていますか?病気になることさえ、健康なうちは中々想像できませんよね。ましてや、自分が死んでしまうことや、大切な家族が亡くなることなんて想像したくないと思います。

しかし、考える必要性のある大事な保険となります。なぜなら、死亡保険、医療保険、介護保険、就業不能保険の中で、死亡保険がもっとも支払額が高額になるからです。

死亡保険とは

死亡保険とは遺されたご遺族のための保障です。また、一定期間寝たきりや高度障害状態になっても、死亡保険が該当し、お金を受け取れる場合があります。

必要保証額とは

死亡保険の必要保証額はご家族状況や、住まいが持ち家か賃貸かなどによって違ってきます。生まれたばかりのお子様がいらっしゃるご家庭などでは、ご主人に5000万~6000万円の死亡保険をかけていらっしゃる方も少なくありません。


必要保証額の考え方

それでは、実際にいくらくらい用意すればよいのでしょうか。そのためには、今後ご家族に必要となるお金を考え、今後、国の手当て(遺族年金)など受け取れる費用を考えます。その差が必要保証額となります。まずはご家族の構成を考える必要があります。今回は3つのパターンに分けて考えてみましょう。

独身者

・ご自身のご葬儀にかかるお金
ご葬儀やお墓代など合わせて300~500万円かかると言われています。
・親御さんの介護費用
ご兄弟の有無や親御さんの貯蓄・年金額によって異なります。平均寿命を考えて実際に必要なお金を計算してみましょう。または、ご自身が育ててもらうのに支払った学費を基準にご自身に死亡保険を掛けられる方もいらっしゃいます。

お子様がいらっしゃるご家族のご主人

・ご自身のご葬儀にかかるお金
上記と同じで、300万~500万と考えましょう。
・ご自身が担うはずだったご家族の生活費
現在の生活費の約7割がご主人が亡くなった場合の生活費となります。お子様が独立した後は現在の生活費の約5割と考えます。しかし、お子様がまだかなり幼い場合は生活費がそこまでかかっていないことも多く、お子様が中学生や高校生になった場合にかかる生活費を基準にされることをおすすめします。食費や光熱費は、お子様が幼いころと比べると、かなり上がってくるはずです。
・ご自身が担うはずだった子供たちの学費
幼稚園から大学まで公立で通うとしても約1000万円、私立とすれば2400万円ほどかかります。
・遺族年金
大黒柱であるご主人が亡くなった場合は遺族年金が支払われますので、上記の三つのお金の総額から、受け取れる遺族年金を差し引いた額が必要保証額となります。

お子様がいらっしゃるご家族の奥様(専業主婦)

・ご自身のご葬儀にかかるお金(300万円~500万円)
・奥様が担っていたお子様の面倒をご主人が見た場合の外注費用や収入の減少
奥様が専業主婦の場合、実際のお金として収入はありませんが、家事やお子様の送り迎えなどを奥様が行うことで、ご主人様は朝から夜まで仕事をすることができます。奥様が担っていた役割を全部または、一部、ご主人様が行うことになりますので、お子様の年齢を考えて、必要保証額を考えます。

必要保証額を正確に把握する

子育て世帯のご主人に死亡保険が必要なことは皆さんなんとなくわかっていらっしゃいますが、独身者や奥様にも必要なことがわかりましたか。

実際の保障額をご自身で計算することもできますが、ファイナンシャルプランナーやご自身が興味ある保険会社に問い合わせて、しっかり計算してもらうことをおすすめします。保険を考える前に、いくらくらい準備したらよいかだけ知りたいとご相談すれば、説明してもらえるはずです。

一緒に付加してほしいリビングニーズ特約

無料で死亡保険に付加できるリビングニーズ特約はご存知ですか?
余命6ヶ月の宣告を受けた場合に3000万円を上限としてご本人が死亡保険の一部を受け取れます

まとめ

死亡保険はラストラブレターと海外では言われるそうです。最愛の家族の幸せを願い、これからの生活を支えるお金を用意したいという気持ちが大事です。収入と保険料のバランスも大事ですが、まずはご自身の家庭にとって、適切な死亡保険の必要保証額を考えてみてください。


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