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泣きたくなるほど嬉しい日々に


またちょっと時間が空いてしまいましたけど、笑

4月 色んなことが慌ただしい時に読みたくなった、きっと慌ただしいであろうこの本はクリープハイプというバンドの尾崎世界観が手掛けた作品
実はずっと好きなバンドで登下校中にもよく聞いています。
クリープハイプの曲はとにかく歌詞が刺さります。なんて平凡なこといってたら、世界観に怒られてしまいそうですが。(世界観か、世界観さんどっちの方がいいんですか?世界観さん)

この本は音楽と共に生きる尾崎世界観の世界観に入り込みます。普段何気なく感じることは、人生という長い目でみたらしょーもないのに、その時だけは何より重大な事に思えたりすることありますか?
私はめちゃくちゃあります。
例えば
店員さんが冷たい。ちょっとじゃないですちゃんと冷たい。夏だったらひんやりしていいかもって思えるくらいなら気にならないけど、さすがに指先が冷たくなったら気になります。片手でお釣りを渡されるとき軽く触れた指先。私の指先が凍りそうでした。
何か変な態度をとってしまったのか、それとも私のことが嫌いなのか、癪に障る外見だったのか、注文されたのが嫌だったのか、(じゃあレジ立つな!)立ちたくて立ってるわけでは無いのかもしれない。
こんなしょうもないこと。

とても素敵な歌詞を書く世界観はどこか違う世界線を生きてきて、生きている。そんな特別という先入観はとても邪魔で、どれほど大きくなっても平均的な身長と体重の、1人の人間。
当たり前なのに忘れがち。
歌詞を聞いて感動しても、わかる!それな!共感!!共感!!という感覚はあまりない。
でもこの1冊は笑える程に共感!!!でした。
ここで1つ好きな箇所を載せておきます。

「がんばれお母さん。どうかあなたの大切な子供が、あなたが犠牲にした夜を大事にして、朝起きて元気よく「いってきます」と言える人でありますように。」
誰かのことをおもうってこういう事だと思います。
誰かのために何かが犠牲になってそれを大事にすること、こんなにわかりやすい言葉は他にない。
伝わらないとするならば、その時はもう是非この本を手に取って読んでください。

泣きたくなるほど嬉しい日々
小さな小さな1秒の積み重ね
その全部に意味があって 今の原材料で
そんなありがたい毎日を、今日もあぐらをかいて生きている
「また明日」という言葉の贅沢さに気づいたら
次会う時まで待ちきれないだろう

ということで、また次の投稿までさよなら。

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