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ゴールデンカムイ

私は子供の頃から漫画が大好きだ。
それゆえに、とゆうか勝手に漫画を読んでイメージを膨らませすぎるからなのか、漫画の実写化作品があんまり得意ではない。
最後に映画館で実写化映画を見たのはいつかな、と考えてみたら多分銀魂だった。2だとしても2018年。6年も前なのか…。

そんな私が6年ぶりに映画館で見た実写化映画がゴールデンカムイだ。

元々原作が大好きな上に原作好きな人たちからも意外と評価が高かったことで、ひねくれた私も重い腰をあげて観に行くことにした。

1番の感想:とにかく映像が綺麗!!
映画の特性上たくさん出てくるヒグマや狼などの動物達。おそらくフルCGなのだろうけれど、毛並みから動きから何から何までがリアルすぎてびっくりした。杉元に抱っこされてる仔熊とかどうやってるんだろう。

ストーリーは序盤も序盤、本当にゴールデンカムイの世界観を紹介する導入といった感じなので2時間ならここら辺までだよねの想定内。尾形も谷垣ニシパもキャラと合ってるか判断するほど登場しない。ゴールデンカムイはとにかくキャラが魅力的なので、それを判断する楽しみは続編に期待かなと言った感じ。

今回比較的登場の多かったキャラについて。もう圧倒的によかったのは鶴見中将(玉木宏さん)。

個人的にもっとおじさんな人をイメージしていたけれど、めちゃくちゃ鶴見だった。あの何本かネジの抜けたような怖さがちゃんと鶴見。頭にホーローで蓋をしているというビジュアルを違和感なく演じる玉木さんすごい。

次いでよかったのは土方歳三(舘ひろしさん)。

まだそこまでの活躍はないのであれだけれど、ビジュアルは大優勝。逆にあのイケオジ土方さんを演じられる人はそういないのでは?私がゴールデンカムイの中で一番好きなキャラなのでどうか大活躍するであろういつかの続編でもイメージ通りの土方さんであってほしい。

個人的3位は白石(矢本悠馬さん)。

ビジュアルだけの時は正直『うーん…』と思っていた脱獄王。映画を見て一番評価が上がったのは白石だった。原作の白石よりはだいぶ小柄で顔の印象も違う矢本くんだけど、もう何というか動きが白石!話せば話すほど白石!彼はこの作品においてコメディ要素の要でありストーリーにおいてもかなり重要人物なので、白石がきちんと白石なのは続編も見てみようと思わせる大きな理由になると思う。

そして何と言っても津田健次郎さんのナレーションがめちゃくちゃいい。アニメでは尾形を演じているツダケンさんのあの素敵な声が雪深い小樽の景色と相まってグッと心に沁み渡る。声だけなのにイケオジがすぎる。最高。

主役の杉元(山崎賢人さん)も全然悪くなかった。綺麗な杉元。ただ杉元はやはり私の中でもっとゴリゴリなガタイのいいイメージなので、どうしても綺麗すぎるなといった感じ。
アシリパ(山田杏奈さん)も同じ印象だ。悪くなかった。可愛かったし、確かにアシリパさんよりも大人に見えるけれど、そこは仕方がないかなという。
ただ2人に共通して思ったのはコメディ要素がもっと欲しかったな、というところだ。ゴールデンカムイはシリアスなストーリーももちろん面白いけれど、間に挟まるクスッとする笑いがめちゃくちゃ大事だと思っている。もちろん映画にもちゃんとコメディ要素は含まれていたしきちんと面白かったのだけれど、杉元もアシリパさんも綺麗がすぎた。アシリパさんはあの変顔が最高なんだよ…!と声を大にして言いたい。そこがまた可愛いんだよ!!!

とまぁいろいろ言ったけれど、これはあくまで原作が大好きな私の一意見であるので原作ファンも含め概ねみんな面白いと思える作品であると思う。原作を知らない人は尚更だ。映画としてのクオリティを感じる作品だった。

これは完全にネタバレになってしまうけれど、エンドロールのあとに出てきた続編を感じさせるシーンが一番テンションが上がったので、劇場で見られる方はぜひエンドロールの後まで席を立たずに楽しんでほしい。誰が、とは言わないけれど、私はキロちゃんが好きなのでキロちゃんのビジュアルがとってもキロちゃんで一気に続編への期待値が上がった。

原作を好きな人にはそれなりに、原作を知らない人にはとってもおすすめできる映画だったので迫力を求めるならばぜひ映画館で見てみてほしい作品だった。あのヒグマの怖さを体感してほしい。

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