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月刊ロリババア5月号

こんにちは、紳士淑女の皆様。月刊ロリババアのちゃんかさです。お元気でしたか?わたくしは娘が一歳になりました。記念に家族写真を撮ったのですが、あまりに深いほうれい線にゾッとしたりもしました。ところが、後日数年ぶりにプリクラを撮ったらすべてが消されていてそれはそれで恐ろしかったです。プリクラならば六十代女性でも二十歳って嘘がつけそうですね。
さて、今月号はロリババア界隈のカリスマ、女子大小路の女帝rouge様がロングインタビューに答えてくださいました!しっかり読んでくれよな!

写真 ROUGEさん近影

華紗:ROUGEさん、お久しぶりです!長らくお会いしていませんがこうして縁あってまたお話し出来ることを嬉しく思います。ではまず、月刊ロリババア読者の皆さまに自己紹介をお願いします!

ROUGE:こんにちは〜。ROUGEです💋名古屋の女子大エリアで溺れる魚というBARを経営。V系クラブイベントなどを主催したりDJや作曲活動などしております。42歳の姫カットです。

華紗:相変わらず多彩に活動されてますね♪ちなみに溺れる魚はどんな感じのBARですか?

ROUGE:溺れる魚は普通のBARですよ。働いている人や来てくれるお客様は普通じゃない感じの人が多いですけど。笑

華紗:そうなんですね!楽しそうです!
ROUGEさんはV系イベントの主催もされていますが、どのバンドがお好きですか?またバンギャエピソードなどありますか?

ROUGE:Xの紅を初めて聴いた時の衝撃で人生が変わったと思います!こんなにカッコいい曲、聴いた事ない‼️しかもヴィジュアルもカッコいい‼️って。ギャ的エピソードは無いですが、溺れる魚のキャストの子が某メジャーバンドの麺を何人か食ってますね…笑

華紗:Xは本当に衝撃ですよね、それ以降は幅広く聞いていった感じですか?溺れる魚のキャストさん、相当な実力派ですね。笑

ROUGE:次はありがちですがLUNA SEA、黒夢にハマりました〜。そこからインディーズバンドをdigり始めました!LUNA SEAとラルクはインディーズでやっぱり頭2つくらい抜けてました‼️この発言で完全にオバンギャ確定ですね…

あと魚のキャストは本当ヤバいですよ…

華紗:LUNA SEA、ラルクの貴重なインディーズ時代をみてきたとは流石ROUGEさん!ギャの鏡です!
あの、溺れる魚のキャストさんめちゃくちゃ気になるんですが!笑 他にどんな強者がいらっしゃいますか?

ROUGE:長年、女子大で遊んでいるお客様が「今の女子大で三本の指に入る美人」こと吉田。女子大に客として何百と金を落とし続けたリアル酒クズのしろがいます‼️

華紗:レジェンドレベルの逸材揃いですね…!!気になる方は是非、溺れる魚で確かめて来てくださいね。
さて、話しは変わるのですがROUGEさんは二十代、三十代はどのように生きてこられましたか?

ROUGE:二十代前半まではバンドしたりDJしたりしながらファッション業界に居たので極貧の生活してましたね…更に極度のADHDなのでガス、電気止められて真っ暗の中ローソクで過ごして、お風呂は水シャワー浴びてました。水道は生命に直結してるので中々止まらないんですよ。

二十代後半はファッション系のバイヤーとして何故かプチブレイクして気がついたら年収1000万になってました…そうなるまで貯金なんてした事ないマンでしたねぇ。(社会に出て働くなんて無理ゲーって思ってました。常に生き辛さ感じてました。)それがお金稼げるようになって…高いバッグ持って。可愛い車乗って。中性的。露骨なファッション関係者みたいな感じだったので女の子にモテるモテる。

30歳だったかな。20代後半、独立する前くらいから付き合ってた彼女と同棲してて。仕事も手伝ってもらってて。24時間一緒に居た子に急に振られて…精神的にも物理的にも半身が急に無くなったようなものですよ。でも生きていかなきゃいけないから、自分の好きな事しよう。暫くは自分を甘やかそうと。今までを振り返ってたら大変。気が付いちゃったんですよ。「あ。私…性自認、女かもしれん…」って。笑

自分が一番やりたくない事が男性というジェンダーロールで。一番やりたい事が自由になりたい事で、その自由とは女性として生きていく事なんだ…って。自分にビビりましたね。うわー‼️ヤバ…って。稼げてモテてチヤホヤされてる人生を捨てて女性として生きていきたいっていうのが自分の本当にやりたい事だったんだ…って。

それからは30歳から女性に成れるのか?っていう人体実験をしていた三十代って感じですね。笑

華紗:なるほど、本当に自分が求めていたものを見つめ直すことで性自認がみえてきたのですね。では二十代、三十代はかなり精神的に苦しかったのではないでしょうか?

ROUGE:ずっと苦しかったです‼️

華紗:なんかすみません。笑
四十代になってみて、いかがですか?何か変わったことはありましたか?

ROUGE:女性として生きていこうってなってからベタですが昼の仕事一回畳んで、夜の世界に居たんですよ。それで40歳手前で性別適合手術してからお昼の仕事に就いて当時の彼氏と結婚前提で付き合っててパーフェクトって感じだったんですけど急に振られまして。

死にたくなったんですが死ねなくて。数千万なんていう小金持ってるから死ねないんだ‼️って思って有り金ほとんどFXで溶かしてやりました‼️🤣

それでも死ねなかったのは友人達にめっちゃ止められたからです。

もう一度、やりなおすかーって仕事探したら今度はそこで四十代女性の社会から必要とされている感の薄さに愕然としました。まともな仕事が少ない。バリキャリなら別かもですが。

ジェンダー平等とか興味無かったのですが、これは問題だな…って思いました。すごく怖い事だなって。

BARをやり始めたのは前向きな理由ではなくて、自分で自分の居場所を作らなければいけない宿命なんだと思ったからです。既に全然儲からなくてビビってますけど。笑

華紗:四十代になったからといって突然霧が晴れるということはなかったんですね。悩みながら今の居場所を作り上げたと。ジェンダー平等の話がでましたが、ROUGEさんは特に不平等を感じることって何ですか?

ROUGE:逆にちゃんかさはジェンダー不平等感じませんか❓

華紗:めちゃくちゃ感じますよ!わたし自身が完全に女性が陥りがちな貧困スパイラルに完全にはまり込んでまして。学歴も資格もなくて、長年販売やってたんですけど驚くほどお金にならなくて。で、副業を始めるんですけどそうすると私生活どころじゃなくなっちゃう。三十代になって事務職についたんですけど、やっと社員になれるってタイミングで妊娠して解雇です。

ROUGE:私に聞くより生々しい共感を生むと思ってワザと聞きました。恋愛に関しても出産に関しても育児にしても生理にしても女性のハンデって理不尽なところがあると思います。勿論、男性特有のしんどさもありますが…差し引いても女性は大変。

華紗:さすがROUGEさん。我ながら生々しい話だと思います。笑
最近ね、女性特有の生きづらさに加えて、妙齢になってからは社会から必要とされない疎外感を感じるんです。若い女性至上主義がまだまだ蔓延しているというか。

ROUGE:そう。その通りです。全く同じ事を友人の女性映画監督に伝えたら、あなたはそういう事を感じられるから信用できるって言われました。

華紗:これは若かった頃には気付かなかったのですが、妙齢になってみて、社会から求められる女性象と自分とのズレを感じ始めたんですよね。

ROUGE:月刊ロリババアの読者層が分かってないからこういう話題に誘導したの正解じゃなかったかもですが。ババアも読んでるはずなので、みんな一緒にもがきながらいつまでもロリババアしてようよ‼️っていう事に繋げたかった。笑

華紗:ヒィイイイ!!恐ろしいひとっ!!笑
完全に繋がってるじゃないですか!!え?え?ROUGEさんすごすぎないですか?見事に繋がりましたね〜もがきながらもロリババアとして楽しく生きていきましょう!

ROUGE:ロリババアってワードに何か感じる人って感覚が鋭い人が多いと思うんですよ。その分、神経過敏で殻が柔らかくて生き辛いかもだけど。笑

でもそんな人こそがロックンロリババアで生きていけるチケットを持ってるはずなので。ババアの自覚出てきたり、育児や生活に追われたりしてても、出来るところまでロリババアマインドで生きていきましょう‼️

華紗:ありがとうございます!ROUGEさんのロリババアへの熱い想い、しっかり受け止めました!その強いメッセージは悩んだり、落ち込んだりしながらもロリババアとして生きる方々の道標となったことでしょう。貴重なお時間ありがとうございました、これからもよろしくおねがいします!

写真 ROUGEさん近影

今月のロングインタビューいかがだったでしょうか?全国のロリババアたちが人生を見直す新たなきっかけになればと思います。


さて、引き続き、月刊ロリババアではインタビューさせていただけるロリババアを募集しております!条件は三十路以上!ただそれだけ!気軽に編集長ちゃんかさまでご連絡ください!

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