夢と希望と妄想の年商10億円

Xのこの投稿の話し。

今年から中小中堅規模の企業経営者の方向けの経営コンサルティング(経営のアドバイザー)をしている中で、経営相談でお話した方々が「年商10億円」を口にすることが多かったです。

そのような方々はある程度年商規模がある会社に勤めていた経験があったり、取り扱う商材が超高額で一撃3億円!みたいな仕事をしていました。
または、周りの経営者に年商が10億円を優に超えている人が多いなど。

ただこの「年商10億円以上」って、日本全体から見たらトップオブトップです。投稿に書いたようにだいたい3〜5%かと思います。

日本には約400万社の会社があると言われていますので、数で示せば、12〜15万社です。多いですねぇ。

これだけいると、「あの社長より俺の方がレベル上だわww」とか「あの会社なんて、俺が起業したら余裕で抜けるわww」とか、思っちゃう人がいてもおかしくありません。

また、昨今のYouTuberやインフルエンサーによって、簡単に稼げるイメージが付いてしまった人も多いように思います。

このような”身の回り”のイメージから「年商10億円はただの通過点。目指すものでもないでしょ」のようなビジネス初心者が大量に生まれています。

ただ最初に載せた投稿に書いたように、ノリや勢い、どこかでかじったマーケティングスキル、心理学をそれっぽく転用/乱用したコピーライティングを使うだけで年商10億円に到達する人は残念ながらほぼいません。

それに気付くのが遅くなればなるほど、失った経営リソース、失った機会、失った信用が大きくなるので、皆さん心が折れて方向転換されます。

じゃあ、どうすればいいのか。

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