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「書く」について

今、パソコンに向かいキーボードを叩き、この文章を書いている。

パソコンでキーボードで「書く」って、言葉として正しいのか疑問に思い調べてみた。「書く」という言葉には「文章を作る」という意味があるらしい。

私は文章を書くことがとても苦手だ。ただ、文字を書くことは好きだ。
文字を書く、と、文章を書く。 文字と文章。

その二つは近そうでいてとても遠い。文章を書くことは、私にとっての憧れである。私は小さい頃から文字を書くのは好きだったし得意だった。でも夏休みの読書感想文は嫌いだった。「私は夏休みに「○○○」という本を読みました。」という文章から始まる、典型的な文章苦手な小学生だった。(その感想文の字は綺麗だからこそ、頭の悪さが嫌な感じに滲み出ててすごく辛いものだった。)

現在私は筆を生業にしている。今も字を書くのは得意だし、なにより好きだ。のんびりと好きなように書いてるから成長は遅いし、私より上手な人はたくさんいるけれど、それでも文字を書くことは好きだ。

「書く」という言葉は、私にとって字を書くこと。

ただ今の世の中にとって、「書く」ことは文章を書くことになっているなと強く感じる。以前までなら、文章だとしても、紙に筆記用具で書いていたから、文字を書いているのと同義だったが、現在は文字を書く人はほとんどいない。パソコンに向かってスマホに向かって文字を打つことが、文章を「書く」。

文章を書くという言葉が今の言葉のまま使われるのであれば、いつか文字を書くことは特別な言葉が使われるかもしれないな。

書くという言葉の意味を調べた時にそんなことを思ったのでした。

文章を書くのは相変わらず苦手なのだけど、憧れるばかりで書かないのもな、と。日々考えていることをぽつぽつとわかりにくい言葉ででも、書いてみたかった。

いつか読みやすくなったらいいな。読んでくれた方、本当にありがとうございます。のんびりとまた更新できたらよいな。

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