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1 追いかけるだけは嫌だな。模索中。

最初に書いた後、だいぶ間が空いてしまった。ワタシ自身、クリエイティブ業界の進化に対応できなくて、何をかいていいのかわからなくなったというのが正直なところだ。業界は、紙からWEBへ移行。紙で生きてきたクリエーターは過去を捨てないと何も始まらないと気付くまで、プライドが邪魔して何をどうしたらいいのか見えなかった。仕事をしながら何年も自問自答は続いた。もう不要の人間になったのかもしれない思うこともあったが、仕事が大好きなワタシからしたら仕事ができなくなるということが理解できなかった。

それにしても進化の速さはとんでもなかった。昨日新しかったことが、次の日は過去のことになって、その次の日には別のアプリが登場して、操作を1から覚えないといけない。追いかけても、追いかけても、覚えることだらけだ。ワタシみたいに取説を読むのが大の苦手な人種はお手上げだ。

この期間にチャットGTPが登場した。いまや普通の業務のひとつになりつつある。AIの登場でなくなる職業の真ん中あたりにクリエーターはランク入りしている。業界で生き残れるのは進行管理のディレクターかキーワードを打ち込むプランナー(企画のできるライターも)くらいかもしれない。

先日画像を探しているときに注意書きで「AIによる生成で、エディトリアル使用で誤解を招いたり誤った印象を与えたりしないでください」と記されていた。もとの画像や記事を作った人からしたら、AIに無償で提供するわけで、何かおかしい。法的規制もまもなく始まるのかな。

キャリア組みは、人と人の温もりのなかで育てられ、その温もりを力に、案件の真髄に向かっていったものだ。厳しかったが、表現はどうあるべきかということを、とことん鍛えられてきた。表現の楽しさ、面白さに、生きるエネルギーを感じたものだった。

果たして表現の今後はどうなっていくんだろう。

30代のキャリア10年前後の若者たちと話し合いをしながら、ワタシ、ワタシタチができることは何なのか、いろいろ模索をしているところだ。

画像;著作者:rawpixel.com/出典:Freepik


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