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正解主義・創意工夫・無計画で自由?


> 日本の教育は物事に必ず1つの正解があると考え、早く効率的にたどり着くことを重視…「正解主義」…幕末以来、追いつくべき目標が常に国外にあった

そうだろうな.そして特に弊害が明らかになったのは,高度成長期が終わってからか.それ以前,特に敗戦後しばらくは,正解主義だけではなく,創意工夫も自然にあった.気持ちに余裕があった人もいたのだろう.

> 失敗を恐れる生徒の割合が高い。…東京大の中邑賢龍シニアリサーチフェローが進める「LEARN(ラーン)」は、あえて無計画で自由な時間の中で子どもに学びの面白さに気づかせる取り組みだ。例えば初対面の仲間とスマートフォンを持たず、未知の土地をゴールまで行く5日間の合宿をする。予備知識も大人による評価もない場ゆえに子どもは未知の力を発揮すると考える。

「あえて無計画で自由な時間の中で…子どもは未知の力を発揮すると考える」

考えられるというこの状態が,「正解主義」「失敗を恐れる生徒」というキーワードの次に乱暴に出てくる.このフェローの試みの方法論がそういうものなのか,あるいは取材記者の理解がそうなのか?

それに加えて,この記事だけでは分からないことが多すぎる.例えば,対象は小学生かそれとも中・高か? 5日間の制約条件や他の利用可能性…

これでは寄付をした企業がスローガン以外の何に注目したのかも分からない.

> ニトリホールディングスやポルシェジャパンが寄付するなど企業も注目する。

> 中邑氏は「革新を生む人材を育てるには学校教育とは別の種をまくべきだという問題意識は共通」

文科省の新しい指導要領は,「学校教育とは別」ではなく,中で,目指しているのではないのか?

> 論文が載った。著者は兵庫県西宮市立西宮高グローバル・サイエンス科3年の4人。「円の面積と内接する正多角形の面積は近似する」ことを巡り新しい証明を発見した。

面白そう.しかし「グローバル・サイエンス」って何⁈ ローカル・サイエンスってあるの?

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