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ヒエラルキー組織の意識改革に取り組んだ看護師の話



このnoteは組織のトレンドもよく分かっていない看護師が
病院のある部署の師長になったことをきっかけに
自分が望んだ組織にするために
奮闘した記録です。

そして有料にしたのは
これを冊子にして
色んな方に配布したいと思ったからです。
協力してもらえたら
本当に嬉しいです。


「何をしたらこんなふうになるんですか?」

と外部の方から聞かれたこと、

「生きていく中でいちばん大切なことを教えてもらった」

とスタッフから言われたことから
記録しておきたいと思いました。

そのときもらった手紙の一部

今どきの組織の在り方とか
難しい話はできませんが(笑)

トップダウンで指示を待つ
いわゆるヒエラルキー組織だったころに比べて
スタッフが自分で考えて動き
とっても楽しそうに仕事をするようになりました。


何かの参考になるとうれしいです。

ヒエラルキー組織との出会い

私は
履歴書の職歴欄に書ききれないほど
たくさんの転職を経験しています。

就職1年目
人間関係に悩み
職場環境に悩み
その年の終わりに抑うつ状態になり
療養休暇を取りました。

よくある話です。

職場を変えれば
悩みが解決するのではないかと
淡い期待をしながら
転職を繰り返しました。


そんな中、
同期は同じ組織でずっと働けている。なぜ?
そう考えたときに
やっと気づいたのです。


原因は私にあるのでは?と。


それからは
スピリチュアルを学び
自己啓発、引き寄せと書かれた本を片っ端から読み
実践する日々。

でもね、変わらなかった。

正確には少しは変わったかもしれないけど
自分が望んだほどには変われなかった。


そんなときに出会った一冊の本。
その著者に会いたくて
著者が主催しているグループコーチングに参加。

そこから意識が大きく変わりました。

自分を大切にすること
自分の脳内で繰り返される会話や思い込みなど
全てにおいて見直しをすること。

いっしょに参加している仲間が
どんな私も受け止めて励ましてくれ
素敵な環境で過ごせたことで
私の中に心の安全基地ができました。

グループコーチングが終わったころ
一緒に働きたいとずっと話していた
とても気の合う先生(医師)から
開業するとお誘いがあり
迷わず当時勤めていた病院を辞めることを決め
どんな病院にしていこうか
わくわくしていました。

ところが。

開業の話がなくなったのです。

このときの感情の処理や対応
グループコーチングに行っていなかったら
環境や人のせいにしていたと思うけど
そうしない選択ができて本当に良かったと感じています。
この話もどこかの機会で書けたらいいな。

もう退職日も決まっていたし
退職撤回なんて言えず
突如就活を開始(笑)

ピンとくるところがなくて
どうしようか悩んで。
ふと思い出して連絡したのが
前に一緒に働いてから
その後も何かとお世話になっていた方。

その方に状況を伝えると
「暇だったらうちで働いてよ」
と軽く言われ、早速見学。

悩んだけど
自分を大切にすることを実践してきた成果で
約400㎞離れた場所にある新しい職場へ
転職することを決められました。

そうして
それまで経験したことのない
ヒエラルキー組織で働くことになったのでした。

転職した人がしてはいけないこと

転職の際
誘ってくれた方から

「昔ながらの組織だから業務改善してね。」

というミッションを言い渡されました。

そのミッションを遂行するために
まずは組織の輪になじまないといけません(笑)

転職を重ねている私は
新しい環境でどうやって輪の中に入っていくか
私なりの方法ではありますが
コツを見つけていました。


今回の転職では
仕事の内容はそれまでとほぼ変わらないので
いろいろ思うところがありましたが
まずは新しい病院でのやり方でやりました。

前の病院と比較しての意見は
絶対に言ってはダメ。

全体を見渡して
仕事ができそうな人に聞くこと。
仕事ができる人に教えてもらうのがいちばん早い。
その人に可愛がられればなおよい(笑)
いろいろな情報が聞けるようになって
病院の全体像がつかみやすくなるから。

自分のことは聞かれたら話す!
自分のことを知ってほしくて
つい話したくなっちゃうけど
話しすぎると相手は引いていく。
聞かれて自分のことを話すときは
良いことばかりじゃなく
失敗も話すようすること。

患者さんのこととか意見を言いたいときは
いきなり言うのではなく
必ず新しい職場でのやり方を確認してから
異なる方法でやってみてもいいか確認して。
今までのやり方を聞いて
変えたと気付かれない程度に
自分の今までやって良かったことを
取り入れるようにしました。


縁故入職だったから
噂話がいろいろ飛び交った(笑)

誘ってくれた方が男性だったから
愛人だとか、ね。

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