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丸池町 地区防災計画 第1回検討会

3月5日、高知市丸池町で、第1回目となる地区防災計画検討会が開催されました。

丸池町は、3年に渡る検討を経て地区防災計画を策定した、高知市下知地区に位置する地域です。
「下知地区防災計画」では、優先して取組む事業を「下知ベスト10」としています。
今回はその中にもある、「地域の助け合いで要配慮者支援」「要配慮者を支えながら、地域皆で避難所運営」という対策に関連して、住民の高齢化や避難場所の少なさが課題として挙がっている丸池町において、下知地区で初めて、単位自主防災会での地区防災計画策定に着手しました。

高知大学の大槻准教授をファシリテーターに、お住いの近い人同士で集まって2グループでワークショップを行いました。

<ワークショップの内容>

●南海トラフ地震が起こったら、どの経路を通ってどこへ避難する?

●自力で避難することが難しい方はどこに住んでいる?どんな症状?

●その方をどのように支援したら避難できる?

これらを地図にマークしながら、どのようにみんなで助かる方法があるか議論しました。

<参加者から出た意見>

●勤労者交流館(最寄りの避難場所)に避難するまでの最短経路に段差がある。車椅子の方もいるので、段差をフラットに整備したい

●近隣の社宅などのマンションも避難先として考えたい

●20〜30分で津波が来る中、どこまで支援できるか不安。でも諦めたくないし、一人で避難できない方にも声がけだけはなんとかしたい。

●支援者も要支援者も、いつどの時間帯に家にいるのか、細かいところまで知らない人が多い。今日のような話し合いの場に、できるだけ誘い合って参加して、もっとお互いの状況を共有したい。

参加者の皆さん、とても和気あいあいと、楽しく議論してくださいました。
丸池町での今回の一歩が、下知地区全体の地区防災計画を後押しするきっかけになるといいですね。

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